【カフェ風インテリアの正体】:ナチュラルって言ったヤツ誰だよ。
『コーヒー』があれば
\ そこはカフェ…… /
みんな大好き《カフェ風インテリア》!!
人気スタイルのため、
ブロガーもYouTuberも『それっぽい解説』をしておりますが!!!
しておりますが?
残念なことにッ!!!!
一番大事なことを誰も説明しておりません!!!
カフェ風インテリアの
\ 『真実』…… /
なんでみんな隠すんだろうね。
カフェ風インテリアって、実はインダストリアルのことなんです。
はぁ~~~!?
今回は、無法地帯の解読シリーズ!!
誰も教えてくれない『カフェ風インテリアの正体』を覚えましょう!!
大変言いにくいんですが。
カフェ風インテリアは、
インダストリアルのことではないですよ?
まずは話を聞いて。
いったい『どんな部屋』が
▼カフェ風なんだ……▼
【カフェ風とは?】:『平成カフェブーム』と『インテリア雑誌』
とてもよく似ている
▼『カフェ風』と『インダストリアル』▼
そもそも、
《インダストリアル・インテリア》とは何だったのか?
むか~し住宅不足のアメリカで、
余っていた『工場・倉庫』をおうちに転用して住んだのが始まりでした。
だからこそインダストリアルって、
『コンクリートの壁』とか『使い古したビンテージ家具』とかが目立つわけですね。
インダストリアル・インテリアの
▼イメージです▼
そう。
インダストリアルは『工場・倉庫を転用した』インテリア。
当時、工場・倉庫を転用した人々の
全員が『ただの住居』として使っていたと、いつから錯覚していた……?
なん……だと……?
カフェ経営で
\ 『ひと山』当てるか~~ /
工場や倉庫のリノベといえば!!!
若者がカフェやレストランに改装するんですよ!!
これは絶対的ルール!! 大自然の摂理!!!
人類のDNAに刻まれた、誰にも抗えない本能なんです!!!
そんなことないやろ。
1920年ごろからのアメリカ東海岸では、
大量生産の人気低迷に伴い『余った工場・倉庫』が住居に転用されましたが!!
一部の人々は、
カフェのような『飲食店』にリノベして営業を始めました!!
『インダストリアル文脈で』
▼工場・倉庫を飲食店に改装したもの▼
↑このアメリカン飲食店スタイルを、
自宅でマネするのが《カフェ風インテリア》。
『カフェ風』というのは、
『アメリカの』『カフェ風』の略なんです。
ウソでしょっ!?
いや、だってさ!?
カフェ風つっても『色んなカフェ』があるわけでしょ!?
▼フランスのカフェ▼
▼アメリカのカフェ▼
アメリカ系カフェの『人気が高い』のは分かるけど、
だからって一つに決めつけるのは強引すぎない!?
『極端な持論』で注目を集めようとする
インフルエンサーしぐさじゃない!?
インフルエンサーさんのこと絶対悪だと思ってない?
いわゆる『カフェ風インテリア』は
▼アメリカンのこと▼
え~実は、
いわゆる平成カフェブームには『前半パート』と『後半パート』がありまして。
ざっくり解説すると、
1990年代が『前半パート』=フレンチカフェの時代
2000年代が『後半パート』=アメリカンカフェの時代
……だったりするんですよ。
マジで!?
平成カフェブーム
▼開店年表(前編パート)▼
1989年:ドゥ・マゴ・パリ(渋谷)開店1993年:カフェ・デ・プレ(広尾)開店
1994年:カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ(鎌倉)開店
1995年:オー・バカナル(原宿)、カフェ・ド・フロール(原宿)開店
《引用元・参考文献》
『アーバンライフメトロ』内記事
淡き「平成カフェブーム」の想い出 令和熱が落ち着いた今、未来とともに考える
ライター:川口葉子様
↑平成カフェブームは、
1990年代前半に『フレンチカフェ』の開店ラッシュから始まったんだけど、
このときはまだ、
『自宅のインテリア』でマネしようというムーブメントは弱かったんです。
あ~はいはい、
あくまで『カフェ店舗に遊びに行く』流行だったんですね。
そんでもって当時のフレンチカフェは、
本場のテイストを積極的に取り入れた通好みの経営スタイル。
それ自体は何も悪いことではないのですが、
残念ながら一般大衆ウケがあまり良くありませんでした。
フレンチカフェブーム
▼当時の空気感▼
しかし世間一般において、特にカフェの方は、単なる浮ついた流行りものとして扱われがちでした。「フランスかぶれか何か知らないが、日本の狭い歩道に無理やりせり出して排ガスまみれになりながら、別にうまくもない一見オシャレ風なものを飲み食いしている」
といった揶揄を、当時散々目にしました。そうやってオープンエアのフレンチカフェは流行のファッションとして消費された後、次々と閉店、もしくはスイーツをメインとした「ただのオシャレな喫茶店」へと変容していったのです。
《引用元・参考文献》
『よみタイ』内記事
バブル末期の名古屋で起こった、フレンチレストラン最悪の思い出
ライター:稲田俊輔様
↑『フレンチスタイル』のカフェが
残念ながら下火になるムードが広まっていく中……、
次なる需要として受け入れられたのが、
『アメリカンスタイル』のカフェです。
平成カフェブームの『後半パート』ですな。
1997年に東京で開店した
《バワリーキッチン》というお店があるのですが、
ここがインテリアの歴史的に超重要なショップさんで、
新世代カフェの先駆けと言われています。
『格好つけない』『格好良さ』が、
▼時代の空気にマッチしました▼
↑《バワリーキッチン》という店名の由来は、
実はニューヨークのバワリーストリート。
オーナーの山本宇一さんが当時、
まだ物件も決まってないのにニューヨークで買い付けた家財をベースにインテリアが作られています。
『アメリカ風の』お店だ~~!!!
同じくアメリカ系カフェのスターバックスも
1996年に『日本1号店』を出店。
徐々に『アメリカ風』が
▼勢力を強めていきます▼
すぐに日本中が『アメリカ1色』になったわけではありませんが、
徐々にこのトレンドは波及し平成カフェブームの後半戦が勃発。
同じ『カフェブームという言葉』で表現されたまま、
ちまたの流行はアメリカスタイルのカフェに席巻されていきました。
このときに、
『フランス風カフェ』と『アメリカ風カフェ』がごっちゃになったのね。
『前半』『後半』をまとめて
▼カフェブームと呼んだのが混同の発端▼
「カフェのような暮らしって素敵だわ」
「自宅にも取り入れたらどうかしら」
……そんな『自分もマネするムーブ』が流行ったのは、
実はこの後半戦のアメリカカフェの時代からなんです。
実情がどうあれ、
『カッコつけすぎ』と言われがちなフレンチスタイルを真似しにくいですもんね。
店舗と自宅との境界をあいまいにする、
『カフェめし』『カフェごはん』……なんて言葉もどんどん生まれて市民権を獲得。
大人気・山本ゆりさんのムック本、
自宅でカフェごはんを作る『syunkonカフェごはん1』は2011年に発売ですよ。
家系インフルエンサーの
▼ご先祖様です▼
30代以上のインテリア好きは全員読んでる、
カフェ風インテリアの聖書『カフェみたいな暮らしを楽しむ本』シリーズも、
記念すべき『第1巻』の発売日は2012年12月だったりしますよ。
『フレンチ系』のカフェは、
さすがに力を失ってる時代でしょうな……。
『フレンチ系』カフェが力を失ったあと、
『アメリカ系』カフェが人気になって、
それを『自宅に取り入れよう』とするブームがあり、
その表現のカタチの一つが『カフェ風インテリア』なんです。
この流れがインテリアの世界で言われる
『カフェ風という言葉』のルーツになっているものですから、
インテリアの世界の
▼『カフェ風』はこれです▼
『フランス風カフェ』と
『アメリカ風カフェ』って
すごくごっちゃにされがちなんだけど、
インテリアの世界で、
何の断りもなく『カフェ風』と言ったら『アメリカのカフェ風』を真似することを指してるんですよ。
何の断りもなく『ネイティブ柄』と言ったら、
ネイティブ『アメリカン柄』を指すのと同じですな。
最初から混同されてスタートしたので、
当時のインテリア雑誌にも『フランス風』が混ざってるんだけど、
そちらはあくまで『混ざってる』状態。
メインストリームはアメリカ風というのをまず原則として理解してください。
インテリア界のトレンドを
▼『けん引したのは』アメリカ風▼
そして日本で一般的に言われる
『アメリカの』カフェ風インテリアとは、
そもそも『インダストリアル文脈の』カフェ風インテリアのこと。
ほいほい、
若者が『工場・倉庫』を飲食店にリノべしたってやつね。
インダストリアル文脈で、
カフェに派生進化した物件が『カフェ風インテリア』ですので、
インダストリアルが分からないと
カフェ風インテリアは作れないんですよ。
ほーんほーんほーん!!!
だからこの順番で記事を作ったわけだ!!
『カフェ風』と『インダストリアル』は
▼混同されがちですが……▼
《カフェ風インテリア》は
《インダストリアル》と似てるんじゃなくて、
そもそもカフェ風インテリアはインダストリアルのことである。
……今日はこれだけでも覚えて帰ってください。
おおざっぱに
《カフェ風インテリア》って言葉が使われがちだけど、
日本のインテリア雑誌がよく言ってた『カフェ風インテリア』ってのは、
『アメリカの』『インダストリアル文脈の』『カフェ風』インテリアの略だったってことですね。
1990年代以降の流行なので
▼ブルックリンの要素も『含みます』▼
※※※
上の例では、
アーティスト装飾として
『イーゼル』
『スケッチブック』
『絵筆』
などを採用。
表記ナシだと『アメリカ風カフェ』になっちゃうなら、
『フランス風カフェ』のインテリアはどう呼べばいいの?
『フレンチカフェ風インテリア』です。
フレンチカフェブーム時代の生き残りです。
そうとも限らんやろ。
とてもおしゃれで
▼素敵な『フレンチカフェ風』の例▼
こういった別の国のインテリアを
《カフェ風》というくくりで同じ雑誌に載せて、
『アイアンの家具はカフェ風にピッタリ☆』
『でもフレンチシャビーな家具もよく合います☆』
『好きなものに囲まれた暮らしを楽しんで☆』
……なんて解説するから混乱を招くんです。
へいへい。
きちんと『切り分けて』考えないとごっちゃになるってことですね。
『フランスの』カフェ風インテリアも
NGなわけでは全くないし、1大ジャンルとして成立してるんだけど、
こちらは『インダストリアルをルーツとしない』、
フランスのインテリアという文脈で、また別々に理解してくださいね。
カフェスタイル
▼まとめ①▼
【カフェスタイルまとめ①】
■
世の中には
『色んなカフェ』がありますが、
スタイルとしての
カフェ風インテリアは
アメリカのカフェがモチーフです。
■
この場合の『アメリカ風』は
インダストリアルを指しています。
カフェ風インテリアは
インダストリアルの派生スタイルなので、
お部屋作りをするときは
『インダストリアル』が土台であることを
特に意識しましょう。
【カフェ風にはKチェア?】:ミッドセンチュリー家具が流行った理由
カフェ風インテリア
\ 完全に理解した /
さて、
《カフェ風インテリア》のこんがらがり問題。
『フランス風』『アメリカ風』に続きまして、
もう一つ厄介な論争がございます。
ふざけんなよ……。
ずばり《カフェ風インテリア》には、
ミッドセンチュリーは含まれるのかという問題ですね。
ミッドセンチュリー感
▼『強め』のカフェ風インテリア▼
ミッドセンチュリー感
▼『薄め』のカフェ風インテリア▼
↑インテリア好きな人なら
『あるある』として伝わるかもしれませんが、
カフェ風インテリアの写真を探すと、
『ミッドセンチュリー感がすごく強い部屋』
『ミッドセンチュリー感がすごく薄い部屋』
……が混在しています。
好みの問題で済まないくらい、
『わざとミッドセンチュリーを足していた』勢力があるってこと?
本来『アメリカのカフェ風インテリア』に
ミッドセンチュリー家具を取り入れることは必須ではないのですが、
当時、局地的にミッドセンチュリーが流行っていたという
特殊な事情がありまして……。
▼理由『1つ目』▼
↑『原因1つ目』。これ。
2001年発売『カーサブルータス』の特別号、
ミッドセンチュリー家具の猛プッシュ回です。
こ・れ!?
当時インテリア情報の最前線は『雑誌』媒体。
その中でも大御所のカーサブルータスがイームズを推しまくってた時期があるんですよね。
結果、まだまだ情報源の少なかったインテリアファンたちの
好みがミッドセンチュリー方向に強引に開発されまくりました。
▼理由『2つ目』▼
理由2つ目、『裏原ブーム』。
2000年ごろに巻き起こった、
ストリートカルチャーの大ブームです。
世代が違ってよく分からない……。
当時の若いモンはみんな、
『ニューエラ』のキャップをかぶって
『A BATHING APE』のロゴドンTシャツを着て
『EVISU』のデニムを腰パンして
『ティンバーランド』のブーツを履いて
『ホットドッグ』を表参道の屋台で食べて
『ジェットセットラジオ』をドリキャスで遊んで
『TOKYO TRIBE』のマンガを読んでました。
ピンポイント攻撃やめろ。
漫画トーキョートライブの『作中グッズ』を買える実店舗が
当時渋谷にあったりしましてな。
今はもう
▼閉店してるのでご注意▼
カジマグ
▼私物です▼
↑商品の実物、これです。
SANTASTIC!の『SARUステッカー』。
こ・れ!?
僕ぜんぜんストリートの恰好してなかったから、
入店するのが恥ずかしかったのなんの。
歴史の生き証人やめろ。
ストリートは『暮らし』と
▼連動させるカルチャーでもあります▼
で。
そんな『ストリートカルチャー最強』の時代にですね……、
『藤原ヒロシさん』や『NIGOさん』みたいな、
ストリート界のトップインフルエンサーさん達がミッドセンチュリー家具を愛用してたんですよ。
そりゃ流行るわ。
近年のストリートファッションは
『ラグジュアリー×ストリート』みたいなリッチなテイストが人気だったりするんだけど、
当時のストリート系って、
もっとこう良い意味でラフな感じだったのよ。
▼BAPEの『NIGOさん』▼
▼カーサブルータス内でも言及アリ。▼
『いうまでもなく日本のイームズ・ブームの火付け役のひとり、NIGO。』
『イームズにハマった理由は?』
『「分かりやすさ、かな。ひと目見てそれと分かるデザインじゃないですか。それにポップなところもいい。そんなところが、僕のクリエイションと共通しているんです」』
《引用元・参考文献》
カーサブルータス2001年9月号《みんなのイームズ!》
ページ012~013『イームズ×BAPEコラボ』の紹介記事より
お洋服はラフに『Tシャツ』『ジーパン』『スニーカー』、
だけど自宅に帰れば家具はミッドセンチュリー。
このギャップが当時の若者には!!!
めちゃくちゃ格好良くてキラッキラに見えたんですよね!!!!
そうなんだろうな~~!!
ということで、
『裏原ブーム』と『ミッドセンチュリー家具』は切っても切れない関係なんですけれど。
皆こんな暮らしに
▼憧れました▼
肝心の『平成カフェブーム』、
これって日本のどこにあるカフェを参考にして生まれたと思います?
え、それってひょっとして……。
国内のおしゃれなカフェの最前線は、
いつだって東京のあの辺りです。
『渋谷』『原宿』『代官山』、
日本で最も裏原ブームの影響を強く受けているエリアのカフェが参考にされました。
雑誌に載ったカフェ
▼『同じエリア』ばっかりです▼
ざっくり
▼『この辺り』です▼
当時の日本人はインテリア雑誌を読んで、
『平均的なカフェ風インテリア』の勉強をしているつもりでしたが!!!
実は裏原ブームの影響を受けた、
『ミッドセンチュリー家具が足されたカフェ』の写真ばかり参考にさせられていたのですよ!!!
マジかよっ!?
つまり『カフェ + ミッドセンチュリー家具』の芸風って、
渋谷にあるカフェのローカルルールだったんだ!?
▼理由『3つ目』▼
理由3つ目。
カフェと『昭和の喫茶店』との混同。
わはは!!!
ミッドセンチュリーとは『世紀の中間』のこと。
西暦で言うと1950年代ごろから生まれた一連のデザイン群のことを指しますが、
1950年代からしばらくの間って、
日本の元号だとモロに昭和です。
昭和のいわゆる
▼『喫茶店』▼
昭和の喫茶店って、
『レトロフューチャー』や
『スペースエイジ』のような
ゴリゴリのミッドセンチュリー風の内装が流行りまくったんですが、
当時のおもかげを引きずったまま、
「な~にがカフェじゃい」
「ようするに喫茶店じゃろ?」
「ならミッドセンチュリー家具じゃろがい」
……と主張するとカフェはいとも簡単にミッドセンチュリー化します。
2000年代のインテリアトレンドとは別ルートだけど、
『カフェ』と『喫茶店』とのつながりで混ざっちゃうのね。
知識っていうのは『細分化する』能力のことです。
似ているもの同士を安易に一緒くたにせず、
きちんと切り分けて考えるようにしましょうね。
▼『カリモク60』のソファ▼
↑インテリア雑誌を読むと、
カフェ風インテリアの分からせアイコンは『カリモク60のソファだ』って絶対書いてあるんですけれど、
《カリモク60》っていうのは、
カリモク自身がミッドセンチュリー期の1960年代に発売した家具のリブランディングラインです。
カリモク60って、
『カリモクのミッドセンチュリーライン』なんだ!?
極端なくらいのカリモク60人気が、
『カーサブルータス』由来なのか、
『裏原ブーム』由来なのか、
『昭和の喫茶店』由来なのか、
『それらの複合』由来なのかまでは特定できませんが、
世間一般の認知としては、
カフェ風インテリアの《わからせアイコン》にミッドセンチュリー家具が選ばれているんですよ。
『カフェのアイコン』として
▼超人気のカリモク60ソファ▼
ですので、本来の成り立ちから考えると
純粋なカフェ風インテリアは『アメリカン&インダストリアル』ではあるんだけど、
日本特有のローカルルールとして、
ミッドセンチュリー家具を『足しても良いし』『足さなくても良い』です。
あえて足すなら、
ストリートグッズと混ぜて飾れば分かってる感じが出るかもしれませんな。
ですです!!
インテリアは『関係性』や『つながり』がとっても大切です!!
ただ漫然とゴチャ混ぜにするよりも、
『俺は足すぞ』『私は足さないわ』と明確にビジョンを決めてコーデできると良いですね。
他ブランドでも
▼『カリモク風』のソファを採用します▼
【カフェスタイルまとめ②】
■
ミッドセンチュリー家具自体は
『定番品』なのでどこにでもあります。
■
アメリカのカフェだって
普通にミッドセンチュリー家具を使いますが、
『必須要素ではありません』
■
①『カーサブルータス』の
ミッドセンチュリー推し
②『裏原ブーム』の
ミッドセンチュリー推し
③『昭和の喫茶店』との
混同
①②③の影響が重なって
日本の『カフェ風インテリア』は
ミッドセンチュリー家具を
ふんだんに使うことがありました。
■
伝統アメリカ作法として
『ミッドセンチュリーは取り入れない』
『定番感覚でサラッとだけ取り入れる』
日本ローカル作法として
『ミッドセンチュリーを積極的に取り入れる』
↑この中のどれを選ぶのかを
明確に決めてからコーデするのがおすすめですよ。
【カフェ風とは】:『違いが分からない理由』と歴史解説でした!
というわけで!!!
《カフェ風インテリア》とは何だったのかという疑問につきまして!!
そりゃみんな疑問にもなるよ。
まずアメリカに、
《インダストリアル・インテリア》があって!!
インダストリアル物件の中でも、
カフェ・レストランに改装したものが《①カフェのインテリア》!!
まず『アメリカのカフェ』が
▼最初の土台▼
その影響を受けた、
『アメリカ風カフェ』が日本でも人気になったんだけど!!
日本人はミッドセンチュリーの洗礼を受けていたので、
『ミッドセンチュリー混ざりカフェ』になりがちだった!!
『カーサブルータス』と
『裏原ブーム』と
『昭和の喫茶店』の影響ですね!!!
これを真似して自宅に取り入れたのが、
ローカルバージョンの《②日本のカフェ風インテリア》!!!
コーディネートによって
▼『色んなバランス』があります▼
そしてインダストリアルと関係のない、
フランスのカフェが《③フレンチカフェ》!!
世の中のインテリア雑誌は、
《①アメリカの純粋・カフェインテリア》
《②日本のローカル・カフェ風インテリア》
《③それとは関係ないフランス・カフェ風インテリア》
……この3つがすべてカフェ風インテリアという言葉でごっちゃに解説されています!!
カフェ風インテリアの『作り方』まで
ごっちゃに解説されてる気がします!!
でも
▼『基本』はこれ!▼
だけど基本は決して忘れずに!!
インテリア雑誌を読むときは!!
『さっきまでフランスの話をしてたけど』
『急にアメリカの話に切り替わったぞ』
……みたいな話題の変化を察知できると、理解がとっても捗りますよ。
『インテリア雑誌の読み方』を解説した雑誌が必要ですな!!
というわけで本日はこんなところで!!
歴史をきちんと理解して、今度は改めて『カフェ風インテリアの作り方』も覚えてゆきましょう!!
ではでは皆様、
素敵なインテリア生活を!! バイバイ!!
バイバーイ!!!!
《カフェ風インテリア》
▼まとめラッシュ▼
【カフェスタイルまとめ①】
■
世の中には
『色んなカフェ』がありますが、
スタイルとしての
カフェ風インテリアは
アメリカのカフェがモチーフです。
■
この場合の『アメリカ風』は
インダストリアルを指しています。
カフェ風インテリアは
インダストリアルの派生スタイルなので、
お部屋作りをするときは
『インダストリアル』が土台であることを
特に意識しましょう。
【カフェスタイルまとめ②】
■
ミッドセンチュリー家具自体は
『定番品』なのでどこにでもあります。
■
アメリカのカフェだって
普通にミッドセンチュリー家具を使いますが、
『必須要素ではありません』
■
①『カーサブルータス』の
ミッドセンチュリー推し
②『裏原ブーム』の
ミッドセンチュリー推し
③『昭和の喫茶店』との
混同
①②③の影響が重なって
日本の『カフェ風インテリア』は
ミッドセンチュリー家具を
ふんだんに使うことがありました。
■
伝統アメリカ作法として
『ミッドセンチュリーは取り入れない』
『定番感覚でサラッとだけ取り入れる』
日本ローカル作法として
『ミッドセンチュリーを積極的に取り入れる』
↑この中のどれを選ぶのかを
明確に決めてからコーデするのがおすすめですよ。
※当サイトにはアフィリエイトリンクが含まれます。
リンク先で商品を購入すると作者に収益が発生することがありますので、
望まれない方はサイト外でお買い物を楽しんで下さいませ~。
記事タイトル見た時は、インダストリアルの次はブルックリンとカフェ風ね、と次々と違うテイストを見るつもりで記事を読んだら、まさかのインダストリアルの続きで驚きました!
インダストリアルの親玉ジャンル感が凄いですね 笑
それに、ここまでインテリアのルーツを調べられるなんて、感服です!
お読み頂いてありがとうございます~~!!!!
お褒めのお言葉ももったいない限りで、とっても報われます~~!!!
センセーショナルに『次の新トレンドはこれだ!』って構文を使った方がウケるので、メディア様はどうしてもスタイルを分けたがるんですよね……。
インダストリアルは(というかアメリカ文脈は)色~んなスタイルの基本に使えますので、末永く活用して頂けましたら幸いです!!
すごい濃い内容の記事!
お疲れ様です。
インテリア出てくるかな?と思ってTAXiブルックリンっていう2014年の米仏合作のドラマ見たんですが悪役が大物過ぎて典型的なアメリカの豪邸しか出てこなかったです。
主役の女刑事はベリーショートヘアにジーパンにチェックのシャツでレズビアンに間違えられてました…
長文記事、お読み頂いてありがとうございます~~!!!
TAXiブルックリン未見なんですが、『典型的なアメリカの豪邸』もそれはそれで興味深いです!笑
僕もインテリア目当てで映画見ることあるんですが、
ブルックリンが登場する作品探すのほんと難しいんですよね……
(ブルックリンまでは一致しても、今風じゃないブラウンストーンの伝統住宅が主役になりやすい…)
とはいえ、動画でお部屋が見れるチャンスは貴重なので、
『物語もインテリアも楽しめてお得!』くらいに考えてマイペースに色々見ていきたいところです。
情報ありがとうございます~~!