【ルール解説:北欧インテリアの作り方】:『再現性がある』家具・雑貨の選び方|【scandinavian・nordic】

(画像引用元:Artek公式様より)

【北欧インテリアの作り方】:『ナチュラルスタイル』との違いも解説

  

北欧インテリア
\ なんも分からん… /

画像引用元:カール・ハンセン&サン公式様より

  

『北欧インテリアを作るなら』

『シンプルだけど美しい家具を選びましょう』

それが選べたら苦労しねえよ

インテリア情報ってまともなやつないの?

  

日本人が想像する『北欧インテリア』は
あんまり北欧じゃありません

   

大人気の《北欧インテリア》!!

その定義は言ったもん勝ちの無法地帯です!!

マ・ジ・で!!!!

ろくな解説を見たことがありません!!!

ネットで『北欧インテリア』と検索しても、

統一感のない写真ばっかり出てくるから勉強もできないしね!!

  

実際に検索で出てきた
▼『北欧インテリア』▼

  

実際に検索で出てきた
▼『北欧インテリア』▼

  

実際に検索で出てきた
▼『北欧インテリア』▼

   

北欧インテリアを作るなら、

『オシャレかつ居心地よく仕上げましょう~』

『シンプルな中に遊び心も盛り込んで~』

『モノトーンベースだけど色も使ってね~』

……いやそれ、確定情報なにも無いじゃんか!!!

『20代〜30代もしくは40代〜50代の犯行』

みたいな解説ばっかりなんですよね。

玉虫色の説明はもう要らない!!

本日は!! 『具体的な』北欧インテリアの作り方を解説しますよ!!

やったれやったれ!!!

  

\ 北欧は作れる! /

画像引用元:フライミー公式様より

   

    

【①北欧インテリアの作り方】:ニトリ・無印ではなく北欧ブランド

  

これは本物の
▼北欧インテリア▼

画像引用元:Artek公式様より

  

本題に入る前に一つだけ!!

北欧インテリアを作る上で『一番大切なこと』をお話しておきます!!

いきなりコアの部分の解説ですね!! やりますな!!

北欧インテリアを作るために一番大切なこと。

北欧のブランドで買え』。

帰・れ!! 帰・れ!!

  

ぜんぶ『北欧ブランド』なら
▼北欧インテリアになります▼

画像引用元:フライミー公式様より

    

『当たり前すぎる』とスルーできるほど、

……ちゃんとこれ守れてますか皆さん?

その言い方をされるとツライな。

みんなやりがちなんだけど、

《北欧インテリア》を作りたいはずなのに……

   

画像引用元:ニトリ公式様より

  

 

画像引用元:無印良品公式様より

   

ニトリとか無印良品の中から、

『北欧インテリアにも』使えるアイテムを見つけ出す発見能力を鍛えようとしがちなんですよね。

グワーッッッ!!!! 

発見能力を鍛えようとしちゃう!!!

家具の脚が『ハの字』に広がってたら北欧っぽいとか!!

家具の脚が『中太り』になってたら北欧っぽいとか!!

椅子の座面が『フロートデザイン』だったら北欧っぽいとか!!

そういうの覚えるのも楽しいんだけど!!!

IKEAに行けば、

何も発見しなくても全商品が北欧インテリアやっちゅうねん。

  

北欧ブランドで買えば
▼ぜんぶ『北欧家具』です▼

画像引用元:イケア公式様より

     

北欧らしい『アイテムの選び方』についても解説してゆきますが、

それはそれとして、

なるべく北欧インテリアのお店でアイテムを集めるようにしてくださいね。

確かに、

誰も言ってくれなかったけど一番大事な『基礎ルール』かもしれませんな。

  

純度の高い
▼『北欧ブランド』のインテリア▼

画像引用元:フライミー公式様より

  

北欧インテリアの『お手本写真』を探したいときも、

ルームクリップで『北欧』って検索するんじゃなくて、

北欧ブランドの『商品ページ』を見る方が感覚ブレないよ。

それはひょっとすると失礼やぞ。

 

画像引用元:フライミー公式様より

【まとめ】

■北欧インテリアの基礎ルール
北欧ブランドで買え』!

  

【②北欧インテリアの法則】:自然素材の『木・ファブリック・紙』

画像引用元:フライミー公式様より

  

それではまず基本から!!

北欧インテリアのトンマナを覚えましょう!!

トーン&マナー!!

世界観を表現する『暗黙のフォーマット』ですね!!

  

画像引用元:Artek公式様より

  

北欧を表現するフォーマット、

まず一つ目は……①ナチュラルです!!

ナチュラル!!!

『玉虫色の単語』アウトーッッッ!!!

もうちょっと先まで聞いて?

  

画像引用元:フライミー公式様より

  

そもそも室内装飾とは

『人々の願い』から生まれるものです。

あいあい。

『狩りの成功』を祈って『動物の壁画』を描いたのがインテリアの祖先なんですよね。

北欧諸国ってのは、

『寒くて外出できないから』

『家の中を快適にした』

……という理由でインテリアが発達した文化圏です。

人々の憧れは『お外』に向いてるわけだから、

自然素材の家財を求めるのも当然の成り行きなんですよ。

   

寒さが厳しいので
▼『お外の自然』に憧れた国▼

画像引用元:Artek公式様より

    

絶対覚えておきましょう。

伝統的な北欧家具は、テーブルでも椅子でも脚が木材です。

ホウ!!!

たとえ脚がブラック色のチェアだったとしても、

『黒アイアン』じゃなくて『黒塗装の木』なのが北欧流ですよ。

  

天然木を
▼大切に使います▼

画像引用元:Artek公式様より

  

はえ~~、

黒脚って言ったら『アイアン』のイメージが強かったですね。

アイアンに憧れてたのはアメリカ人です。

ヘタに足すと《男前インダストリアル》になるから気を付けて。

そっかそっか、男前インダストリアルって

そもそも『アメリカ風』インテリアのことでしたね。

  

男前インダストリアルに『ならない』
▼黒の使い方▼

画像引用元:フライミー公式様より

  

またヨーロッパはヒツジだらけの国々で、

『布モノ』大好きな文化圏です。

家財のマテリアル選定も『ファブリック優先』で、

お部屋全体に布をたっぷり使ってやるとさらに雰囲気が増しますよ。

冷涼な国らしい『暖まる部屋』の印象になりそうですね。

  

北欧インテリアは
▼『ファブリック大好き』です▼

画像引用元:Silkeborg Uldspinderi様より

  

『ソファの張地』とか『クッションカバー』とか、

自分で選べる物はできるだけファブリック、可能ならウールにするとなおヨシです。

足りなかったらブランケットを足しましょう

ゴリ押し北欧インテリア。

極端な話、

お部屋で見えているものは『木とファブリックだけ』くらいの勢いでOK。

  

『木とファブリック』
▼だいすき文化▼

画像引用元:Artek公式様より

  

『木とファブリック』
▼だいすき文化▼

画像引用元:Silkeborg Uldspinderi様より

    

あとナチュラルな素材として『紙』は使えますね。

部屋で紙使うことある?

『本』とか『ポスター』とか、

あとは『照明のシェードカバー』とかにも紙を使いますよ。

北欧の名作チェアでよく採用されている

ペーパーコードもモロに紙ですね。

意外といっぱいあったわ……。

  

名作チェアの『ペーパーコード』は
▼完全に紙です▼

画像引用元:CONNECT様より

 

お部屋のいたるところに
▼『紙素材』あります▼

画像引用元:Artek公式様より

  

『金属』や『プラスチック類』も別に使えるんだけど、

アクセント程度の面積を意識しましょうね。

あんまり足しすぎるとジャンルがズレるぞ。

肝に銘じます!!!!!

  

画像引用元:フライミー公式様より

北欧のフォーマット
《①ナチュラル素材》

■北欧は室内に
『自然』を求める文化圏。

『木』『布』『紙』の
素材使いが基本です。

   

《関連記事》

【暗黙の世界観】:『トンマナ』を覚えよう!

   

【③北欧インテリアの法則】:ホワイト+『グレイッシュ』な色使い

画像引用元:Artek公式様より

  

お次のトンマナはこちら!!

色のお話です!!

イロバナ~~!!!

北欧インテリアを作りたいなら、

『グレイッシュ』な色使いを心がけましょう。

  

画像引用元:カラーサイトcom様より
画像引用元:フライミー公式様より

 

『グレイッシュ』ってどんなの?

『グレーっぽい』ってことです。

普通に『グレー』自体を多用するのもアリなんだけど、

カラー物を使うときにも『灰色っぽい』くすんだ色合いのアイテムを選びましょうね。

   

ムートが渋色なのは
▼伝統尊重だから▼

画像引用元:muuto公式様より

  

ムートが渋色なのは
▼伝統尊重だから▼

画像引用元:muuto公式様より

  

↑言われてみれば北欧っぽいかも!!!

木材の色も『パッキリした濃色』じゃなくて、

やわらかい印象のナチュラルウッドが基本です。

お部屋で使う色を、

やわらかくぼやけた色合いで統一するのがとっても大切ですよ。

  

グレイッシュな色使いが
▼超重要です▼

画像引用元:フライミー公式様より

  

北欧はウォールナットみたいな

『濃い色の木』って使わないの?

伝統的には使うんですけど、

ミッドセンチュリー期に『世界中に北欧家具を普及させた』際に……、

量産性と加工性の高い白木が多く使われたから、

『一般的な北欧イメージ』『世界の共通認識』はナチュラルウッドなんですよ。

  

自分なりのこだわりで
▼『濃い木』使うのはアリです▼

画像引用元:カール・ハンセン&サン公式様より

  

伝統的な『アンティーク北欧インテリア』を作るぞ、

という本物志向でローズウッドとか使うのは全然アリですが、

一般的なイメージとしては、

白ベース + ナチュラルウッド + グレー系

……のカラーパレットで部屋づくりするのが一番無難ですよ。

ふむふむ。

まあ今回の趣旨としてはそっちでしょうな。

  

よく見るとグレイッシュな
▼カラーが多い▼

画像引用元:HAY公式様より

  

↑カラフルが得意な《HAY》ですら、

実はビビッドなカラーはモデル数が少なめです。

原色に近い『派手なカラー』は、

あくまでアクセントとして差す提案なんですよ。

ほんまや。

面積的にも『小さい』アイテムだけ色がビビッとしてますね。

北欧ブランドのカラーものは、

『グレイッシュな』カラフルが基本ですので感覚に刷り込んでおいてくださいね。

  

よく見るとグレイッシュな
▼カラーが多い▼

画像引用元:HAY公式様より

   

小さなアクセント小物は
▼『ビビッドなカラフル』▼

画像引用元:HAY公式様より

   

小さなアクセント小物は
▼『ビビッドなカラフル』▼

画像引用元:HAY公式様より

  

アクセントに色を足したいけど

『何色が良いか分かんないよ~』って悩んだときは、

ベタに北欧感を出したかったら、

グレイッシュ系は『薄グリーン

ビビッド系は『イエロー』『ブルー』

……を選んでやるとそれっぽいのでおすすめですよ。

薄グリーンはよく見るけど、

イエロー・ブルーは覚えにくいっすね。

イケアのロゴの色だよ。

覚えましたわ。

  

イケアのロゴ色で
▼覚えましょう!▼

※画像引用元:イケア公式様より

  

ブルーとイエローは
▼『北欧カラー』です▼

画像引用元:Artek公式様より

   

ゴールドは
▼『金属光沢のイエロー』扱い▼

画像引用元:Artek公式様より

北欧のフォーマット
《②グレイッシュ》

■北欧は『淡い色』『掠れた色』が
基本です。

■『白ベース+ナチュラルウッド+グレー系』の
カラーパレットを意識しましょう。

■『薄グリーン』『ブルー』『イエロー』は
北欧っぽいカラー!

  

【④北欧インテリアの法則】:家具の配置は『広々と』ミニマリズム風

画像引用元:フライミー公式様より

  

北欧インテリアのフォーマット、ラスト3つ目!!

お部屋が③広々としていてとってもリラックス!!

ハイ!!

尺稼ぎの『雑なルール』ダウトーッッッ!!!

間違い探しじゃないんだから……。

  

▼インテリアの基礎ルール▼

【カジマグ理論】
  • お部屋の要素は『リラックスとプレッシャーの割合を2:1にする』
  • その『プレッシャー1』は、『個性』と『ハレ』で表現する。

  

↑おしゃれなお部屋の基礎ルール!!

リラックスとプレッシャーの割合を『2:1』にすべし!!

どんなお部屋だってスッキリさせなきゃいけないんだから、

どのみち『リラックス化』は必要なのに、さもそれが北欧インテリアだけのルールみたいに言う!!!

憎い!! 

『ロジックの不備』に鈍感なブロガーとYoutuberが憎い!!

落ち着いて……っ!!!

   

画像引用元:フライミー公式様より

  

北欧は、

室内で暮らす時間が長いからおしゃれが発達した文化です。

『長時間いる場所』を非日常ベースでコーデするのは都合が悪いですから、

基本的にはリラックス優先なのは当然です。

でもそれは日本だって同じでしょ?

  

どの国だって
▼リラックスしたいはず▼

画像引用元:フライミー公式様より

  

同じですが、

リラックスの稼ぎ方には『種類』があります。

『色数を減らす』

『デカイ家に住む』

『家具の3ヒモを軽くする』

『デザインの情報量を減らす』

『暖色の照明を使う』

……同じリラックスを稼ぐにしても色んな方法があるでしょ?

まあ、どのやり方で『2:1』にするかは自由ですわな。

北欧は、

『お部屋の広々感』をリラックスにするのが固定なんです。

  

広々していなければ
▼北欧にあらず▼

画像引用元:フライミー公式様より

  

家具をギュウギュウに置きすぎない、

『ゆったりとした配置』『スッキリした印象』自体が北欧のイメージとして重要なんですよ。

ホウッ!?

通常であれば、

『家具をギュウギュウ詰めにしたいから』

『もっと色を減らそう』

『もっとシンプルな家具ばかりにしよう』

……みたいなシーソーゲームを楽しめますが、

家具をギュウギュウにするな

……でルール固定されてるのが北欧インテリアなんです。

   

ゆとりのある家具配置
▼自体が『北欧らしさ』です▼

画像引用元:カール・ハンセン&サン公式様より

  

北欧には『LAGOM(ラーゴム)』といって

ちょうどいい暮らしを尊重する概念が浸透していますし、

住宅事情がヤバすぎて

しょっちゅう引越ししないといけないこともあって家財を減らしがちなんですよ。

ははー、それで北欧のインテリアは

一般的に広々としてることが多いんですね。

日本と北欧の暮らしは共通点が多いとよく言われますが、

火事が多くて『かついで逃げられる家財だけ』で生活してた日本人と同じで、

消極的ミニマリズムな点も似てたりするんですよ。

  

画像引用元:フライミー公式様より

LAGOM|ラーゴム】

『ちょうどいい』『多すぎず少なすぎず』のような
意味合いを持つスウェーデンの言葉。

ステキっぽく聞こえるが、
『着飾るの大好き!』な人は
ラーゴムの名のもとにハブられたりするので
そんなに万能なアレでもない。

    

画像引用元:フライミー公式様より

【セカンドハンド制度】

北欧は深刻な住宅不足のため、
とにかく賃貸が借りられない。

そこで旅行中や留学中などに
一時的にカラッポになる賃貸を又貸しする

『セカンドハンド制度』が活躍している。

が。

セカンドハンドは
『基本1年』『最長3年』しか貸し出せないため、
みんなしょっちゅう引越ばかりしている。

    

もちろん広々感だけでは『2:1』になりませんから

他の工夫も必要なんだけど……、

色んなテクニックでリラックスを稼ぐ中で、

北欧は『広々感』で稼ぐ割合が多い……というトンマナだと思って下さい。

ちゃんとそれ北欧のルールだったんですね。

   

画像引用元:フライミー公式様より

北欧のフォーマット
《③広々感》

■北欧はリラックスを
『広々感』で稼ぐ割合が大きいです。

■『家具をギュウギュウ詰め』は
NGなので気を付けて!

  

【⑤北欧インテリアの家具選び】:照明・カーテン・ラグ・じゅうたん

画像引用元:フライミー公式様より

  

お次は『アイテム編』でございます!!

家具・雑貨を選ぶときのポイントですね。

トンマナ通りのアイテムでも、

さらに『選び方』があるんかい……。

問答無用!!

上から参ります、北欧っぽい①照明のルール!!

  

北欧で『照明』は
▼超重要ですよ!▼

画像引用元:フライミー公式様より

  

えー北欧は『日照時間が短い』国々です。

一日中ずっと太陽が昇らない『極夜』とかありますもんね。

ですので北欧人、照明にはめちゃくちゃうるさいです。

全員こだわってるポイントだと思って気を抜かないでくださいね。

   

画像引用元:Artek公式様より

  

北欧インテリアで使われる照明、

最大の特徴は拡散光です。

拡散光。

ハダカ電球から直接照らす光じゃなくて、

『シェードを透過してる』とか、

『壁に反射してる』とか、

何かに一旦ぶつかって拡散してる光のことですよ。

  

北欧の照明は
▼『拡散光』ばっかりです▼

画像引用元:Artek公式様より

  

北欧の照明は
▼『拡散光』ばっかりです▼

画像引用元:Artek公式様より

  

『太陽の光』って、

遠い宇宙から地球の大気にぶつかって届いた拡散光なんですよ。

『陽の光に飢えて』インテリアを作った北欧人が、

室内照明を太陽と同じ拡散光にしたのはまぁ道理ですわな。

めちゃめちゃ納得できる!!

けどそれ誰も教えてくれなかった!!!

  

室内で『自然を再現する』
▼イメージですよ▼

  

  

ハダカ電球も

『おしゃれなインテリア』としては大活躍するんですが、

北欧インテリアっぽくしたいのなら、

『透かしシェード付き』とか『硬いシェードで光を反射させるデザイン』の照明を選ぶのがオススメですよ。

それ今回、いちばん大事なくらいの重要なルールじゃない?

  

大人気イサムノグチの『akari』も
▼和紙の拡散シェード▼

画像引用元:SEMPRE様より

   

あと多灯もキッチリ押さえておくように。

『拡散光の一灯』では明るさも足りないし陰影も楽しめません。

まあ~本気のおしゃれなインテリアでは、

多灯は『必修科目』みたいなモンですしね。

光に飢えてる照明マニアの北欧人

一灯で満足するわけありませんわな。

言い方はともあれその通り!!

北欧インテリアは『拡散光の』『多灯』が基本フォーマットとお思い下さいませ!!

 

北欧の照明は
▼『拡散光の』『多灯』▼

画像引用元:フライミー公式様より

   

特に北欧は、

光でゾーニングするという意識が強いですからね。

ははあ、

光の当たる場所ごとに『仲間』が作れる……ってことかな。

インテリアは『脈絡のない物』を嫌います。

家財同士をリレーションさせる(リンクさせる)ことがとっても大切なのですが、

『ペンダントランプが照らしている』食卓の仲間たち、

『読書灯が照らしている』サイドボードの仲間たち、

……みたいな関係性を連想させるのは多灯じゃないと無理ですからね。

 

同じ光に照らされたものは
▼仲間同士に見えます▼

画像引用元:Artek公式様より

  

同じ光に照らされたものは
▼仲間同士に見えます▼

画像引用元:Artek公式様より

  

北欧は日照時間の関係で、

一日の中で照明をつけてる時間が長いですからね。

照明ゾーニングはどんなスタイルのお部屋でも使えるんですが、

『いつも消灯してる国』より効果的だったから余計に普及したイメージです。

そっかそっか、

明るい国で『点灯時』ばっかり意識してコーデするの効率悪いもんね。

  

北欧の照明は
▼『拡散光の』『多灯』ですよ!▼

画像引用元:Artek公式様より

 

同じ理由で北欧の方々は、

日光が恋しいのであんまりカーテン》をがっつり使いません。

そもそも『カーテン無し』とか、

使うとしても『透けるレースカーテンだけ』とか、

かなり存在感少なめにチョイスされることが多いですよ。

そんなもんより日光を取り入れたいですもんね。

   

カーテンは『存在感を消す』のが
▼ポイントです▼

画像引用元:Artek公式様より

  

『レースカーテンだけ』の
▼パターンも多いです▼

画像引用元:フライミー公式様より

   

とはいえ日本では、

どうしても『遮光カーテン』が必要なご家庭も多いと思いますんで、

せめてお部屋の写真を撮るときだけ

『カーテン開けっ放し』にするなど、ご無理のない範囲で対策してくださいませ。

消極的な対策~~!!

北欧っぽくするために、

『外の景色がステキな家に住め』とか

『カーテン無しでプライバシー諦めろ』とか

気軽に言われても無理でしょ。

  

カラフルなカーテンは
▼『壁と同系色』で馴染ませる▼

画像引用元:Artek公式様より

  

あとアイテム系でもう一つ。

③ラグは使え。

また強めのルール出てきたな……。

寒い国のインテリアにラグは必須です。

  

『ラグ・絨毯』は
▼優先度が高いです!▼

画像引用元:Artek公式様より

   

古来より、

温暖で植生豊かな日本は『木造住宅』

冷涼で木材の乏しいヨーロッパは『石造住宅』が建築の基本でした。

ラグは床の冷え込みから身を守るだけでなく、

『石壁から冷気が入ってくること』を防ぐために壁にかけていた歴史もあるんですよ。

ははあ、昔っからラグ大活躍のエリアなんですね。

  

実はこれ、
▼伝統的なラグの使い方です▼

画像引用元:ferm LIVING公式様より

  

ラグがあれば『ゾーニング』でリレーションも強化できますし、

前述の『お部屋のファブリック量』も増やせます。

そもそも、

ラグなしのお部屋は夏っぽすぎるんでね。

それな。

  

普通に『ベニワレン柄』とかで
▼大丈夫です▼

画像引用元:Artek公式様より

  

そんなにこだわったラグを使わなくても、

ベーシックに『アイボリー系』『グレー系』で構いません。

とにかく北欧インテリアは

ラグを敷くんだということだけ意識して下さいね。

あいあい、それは了解でーす。

  

画像引用元:フライミー公式様より

北欧のフォーマット
《アイテム編》

■①照明は
 『拡散光』の『多灯』!

■②カーテンは
 『存在感薄く』!

■③ラグは『敷け』!

 

《関連記事》

【ニトリ最強のラグ】で覚える『ゾーニング』

  

【北欧インテリアの作り方】:『自分らしい』おしゃれを目指してね。

  

画像引用元:カラーサイトcom様より
画像引用元:フライミー公式様より

   

というわけで!!

できるだけ具体的に話せるようにがんばりました!!

北欧インテリアの作り方

様子のおかしいインテリア店ver.でしたーッッッ!!

初めて聞いたルールがいっぱいありました!!!

  

『ナチュラルウッド家具』
『グレイッシュな色使い』
『薄いグリーン』
▼『ラグも敷いちゃう』▼

画像引用元:フライミー公式様より

  

今回お話したルール、

必ずしも100%カンペキに守らないといけないわけじゃないんだけれど、

ルールから外れるものは

アクセント程度にするよう意識するだけでもだいぶ良くなりますよ。

何に気をつけなきゃいけないのか

まったく分からない状態より方針が定まってありがたいです!!

  

北欧って『実はストライプ大好き』なので
▼余裕があれば取り入れて▼

画像引用元:イケア公式様より

  

『ストライプ』+『自然を感じる装飾性』
▼=ゼブラ柄▼

画像引用元:フライミー公式様より

    

面白いアプローチの
▼HAYの花瓶▼

画像引用元:フライミー公式様より

  

あとこれ、

『正統派の北欧インテリア』しか目指しちゃダメって話でもないですからね。

日本人がよくイメージする、

『ルール無用』『ナチュラルオンリー』の北欧インテリアが好きな人だっていますもんね。

本場北欧の方だって、

伝統的な北欧スタイルに飽き飽きして金属使いまくったり普通にしますからね。

自分の目指したいお部屋が

『純粋な北欧』じゃなくても何も悪いことじゃないですよ。

  

『モダン寄り』なブランドさんも
▼たくさんあります▼

画像引用元:フライミー公式様より

    

   

北欧女子オーサさんも
▼北欧インテリアは『つまらない』つってた!▼

北欧女子オーサが見つけた日本の不思議

  

   

ただ、どの要素がピュアな北欧なのかを知っとかないと

応用が効かなくなるのよ。

それはありますよねッッッ!!!

北欧と和風をミックスしたインテリア、

『ジャパンディスタイル』が近年人気だからって……、

『何が北欧風』で『何が和風』なのかを知らないと

ミックスしようが無いですからね。

     

『ミックススタイル』の
▼お手本▼

画像引用元:フライミー公式様より

  

『正しい北欧を目指せ』ってハナシじゃなくて、

『自分が何を目指してるのか』を理解しといた方が、

効果的な努力ができるよってハナシだと受け取ってくださいませ。

あいあい、了解でーす!!!

  

上級者っぽいけど『一つ一つの要素』は
▼よく見れば基本通り▼

  

『北欧具合』『モダン具合』が
▼気になるのは上級者▼

画像引用元:フライミー公式様より

  

というわけで本日はこんなところで!!

皆様すてきなインテリア生活をお過ごしくださいませ!!

最後にもう一度だけっ!!

……北欧インテリアを作りたかったら、北欧ブランドで買え!!

しつけえな。

  

\ じゃあの! /

画像引用元:フライミー公式様より

【まとめ】

■北欧インテリアの基礎ルール
北欧ブランドで買え』!

 

画像引用元:フライミー公式様より

北欧のフォーマット
《①ナチュラル素材》

■北欧は室内に
『自然』を求める文化圏。

『木』『布』『紙』の
素材使いが基本です。

   

画像引用元:フライミー公式様より

北欧のフォーマット
《②グレイッシュ》

■北欧は『淡い色』『掠れた色』が
基本です。

■『白ベース+ナチュラルウッド+グレー系』の
カラーパレットを意識しましょう。

■『薄グリーン』『ブルー』『イエロー』は
北欧っぽいカラー!

  

画像引用元:カール・ハンセン&サン公式様より

北欧のフォーマット
《③広々感》

■北欧はリラックスを
『広々感』で稼ぐ割合が大きいです。

■『家具をギュウギュウ詰め』は
NGなので気を付けて!

  

画像引用元:Artek公式様より

北欧のフォーマット
《アイテム編》

■①照明は
 『拡散光』の『多灯』!

■②カーテンは
 『存在感薄く』!

■③ラグは『敷け』!

       

『ナチュラルインテリア』と
『北欧インテリア』との
▼違いとは?▼

   

  

    

《ナチュラルインテリアと》
《北欧インテリアとの違い》

 

■ナチュラルテイストのお部屋は、

→『北欧のトンマナ』を守れば北欧風に。
→『無印良品で染めれば』MUJI部屋に。
→『植物を増やせば』ボタニカルに。

 etc.

■いわゆるナチュラルインテリアとは
『ナチュラルなインテリア』の総称であり、

強引に一つのテイストとして
定義するなら
『どのトンマナも満たしていない』

『どのスタイルにも偏ってない』
ナチュラルベースのお部屋のこと


(※図の余白部分のこと)

   

       

FLYMEeで『北欧アイテムばっかり』
▼表示できるありがたい機能▼

フライミー絞り込み『北欧インテリア』

  

    

※当サイトにはアフィリエイトリンクが含まれます。
リンク先で商品を購入すると作者に収益が発生することがありますので、
望まれない方はサイト外でお買い物を楽しんで下さいませ~。

 

  

関係ありそうな
記事

【アクセス稼ぎの30選に騙されるな!】:IKEAおすすめ最前線

【IKEA卒業!】:『次の』北欧ブランド一挙紹介

【インテリア最新トレンドを】:『追いかけなくていい』理由

12件のコメント

いつも楽しい記事をありがとうございます。
北欧インテリアの雑誌を色々読んでみても、素人目には雰囲気がバラバラすぎてぶら下がり照明と木製家具が多いな・・・くらいしか分からず、「共通点は何?ウェグナーのソファ?ミナペルホネン?(←よく出てくるので・・・ミナペルホネンのクッションカバーは買いました)」となっていた自分にはとても有り難い内容でした!
特に広々感でリラックスを確保するトンマナの部分は目からウロコで、今後リビングを北欧風にしたいと思っているため家具の選択・配置には注意しようと思います。トンマナの木・布はともかく紙もなるほど!?となりました。
北欧の住宅事情も興味深かったです。消極的ミニマリズムには笑いました笑 当たり前かもですが、インテリアって本当にお国事情がかなり出るのですね。今まであまり意識していなかったので勉強になります。

照明に関して可能であればご助言いただきたいのですが、我が家のリビングは天井埋め込みのダウンライトです。北欧風を目指すにあたりペンダントライトが使用できないのが結構なデメリットのように思いますが、北欧っぽいスタンドライトやテーブルランプを複数置けばそれなりにリカバリできるのか、他にも注意すべき点があるのか、アドバイスいただけますと幸いです。

こちらこそ楽しんで頂いてありがとうございます~!!!
ウェグナーとミナペルホネン頻出しますよね 笑
そのあたりも余裕があれば触れる記事を書きたいと思ってたりしますフフフ……。

そうなんです、インテリアって『暮らし』そのものなので、生活や自然環境にめちゃくちゃ影響されるんです。
オシャレにしたいだけの需要だったら余計なノイズになるかもしれませんが、歴史ごと知った方が覚えやすいし、なにより面白いんじゃないかな~と思ってます。

ダウンライトは余裕~~~でリカバリできます!!
ナチュラルなお部屋に、それこそウェグナーやミナペルホネンを置いて『北欧じゃない』と言える人はおりません!!!
(そもそも正調の北欧とそうじゃないインテリアを見分けられる人がおりません!!)

ペンダントライト使える方が楽なのは楽ですが、
ご自身がきちんと『そこは不利』と理解されて『北欧っぽいスタンドライトやテーブルランプを複数置けば…』と対策まで考えられている時点でかなりのトップ層です。その方向性で検討されれば、きちんと納得のいく落とし所に辿り着けると思いますよ。

仰っておられる通り、北欧らしさを割り増ししたほうが安心ではありますが、
心配しすぎる必要はないですよ~~。

返信ありがとうございます。天井のダウンライトって変えられない部分だし・・・と心配だったのですが、なんとかなりそうで安心いたしました!きちんと北欧ブランドで買った照明を配置して満足のいくインテリアを目指します!
北欧風にしたいなんて言いつつ、意外に北欧ブランドでインテリア探しをしていなかった(そもそもほとんどブランド自体を知らなかった)ので、前の記事で紹介いただいたブランド(muutoの色合いめちゃ好きです!)含め、好きな北欧ブランドを探しつつコツコツと家具や雑貨を揃えようと思います。

ここ数回の北欧特集、大変ありがたいです!
以前コメントした時に企画していらっしゃるとお聞きして、ワクワクしてお待ちしておりましたので本当に嬉しいです!
特に”本当の北欧インテリア”、”北欧インテリアの本質部分”的なところが一番知りたかったので、要素を抽出して言語化して伝えていただけて非常にありがたい……!
まさに”ピュアな北欧要素”をしっかり押さえた上で自分好みにアレンジしたいと思っていた(ネットスラングとかも元ネタちゃんと知らないと落ち着かないタイプです笑)ところだったので、本当に私の個人的な需要にドンピシャな回でした。
前回の「IKEAの次の北欧ブランド」もかなり助かりました。artekくらいしか知らなかったもので、なかなか高価&その中から好みの家具を見つけられずにおりました。各ブランドの位置付けや特徴まで網羅していただいて、そういうのが一番知りたいところでした……!!
MuutoのCOVER SIDE CHAIR最高ですね!
ずっとしっくりくる椅子を探していたのですが、余計な情報量の無いミニマルさと、シンプル且つ特徴的な背もたれの構造が堪りません!
現在、北欧かどうか微妙なラインで、大型家具はホワイト+グレー+白木、小物は青緑色(単に青緑色が好きなので意識せずとも増えてしまう)、という感じで部屋を組んでおりました。今回の記事で、大きく外してはいないということが分かって嬉しかったです。いつもお世話になっているので完成したら見ていただきたいな……。
今後の更新も楽しみにしています!

カイさ~~ん!!! お待たせしましたーッッッ!!!笑
遅くなってしまって恐縮です!!(半年くらい経ってるかもしれない……)

時間かかりまくってしまいましたが、少しでもご参考になりましたら幸いです!!
COVER SIDE CHAIRの魅力まで分かっていただけるなんて嬉しい!! あれ良いですよね、うちの相方もめちゃんこチェックしてました。

カイさんのお部屋、すてきな予感がビリビリします。
気が向けばぜひぜひ見せびらかして下さいませ~~!!

(※余談だけど僕もネットスラングの元ネタとか調べちゃうタイプです 笑)

お返事ありがとうございます、勢いでコメントしてしまい言い足りない部分があったので、追加で失礼します……!
ちゃんと様々な北欧ブランドを紹介した上で「北欧ブランドで買え」と言ってくださるのが親切で流石だなと思います。
北欧の深刻な住宅事情についても知ることができてよかったです。無闇に隣の芝生が青くならなくて済むのと、やはり北欧スタイルについてその由来から知ることができて大変知的好奇心が満たされました。
北欧インテリアについて調べようとしても、なかなか現実的な負の側面って語られないことが多いように感じるので、そういった点までケレン味なしに直球で伝えていただけるのが、いつもありがたいなと思っています。
各ブランドについても、その特徴や位置付けが分かった上で目的や目指すスタイルに向けて運用できるので安心感があります。
いつも、欲しいけどなかなか他では手に入らない情報を的確に供給していただいて、本当にありがとうございます!

こちらこそ、ご丁寧にありがとうございますっっっ!!!
コッソリこだわっていた部分をたくさん汲み取っていただけて感無量です!!笑

本当に嬉しいし励みになります。
ありがとうございます、また頑張ります~~!!!

今さらですが…
師匠ってとても頭のいいかたなんですね。
そしてすごい勉強家で努力家。
どの世界でも賢い人ってややこしいことを整理して簡単に教えてくれるんですよね。
イケア、私の若い頃は東京でも小田急ハルクにしかなくて、岩屋堂のタンスとフロアを二分する超高級家具でした。
生き残りをかけてか、今のように変身した姿には驚いたけど、誰にでも手の届く価格帯になったのは喜ばしいことですね。

もったいないお言葉ありがとうございますーッ!!!!
僕よりセンスの良い方はたくさんいらっしゃるので恐縮な限りです!!!

イケアのお話、興味深いですね~~。
販売中のアイテムの解説なら追いかけでいくらでも出来るんですけど、『当時の』『肌感も含めたナマの情報』ってすごく大切なお話だと思ってます。
タイムスリップして小田急ハルク見に行きたいです……!!

※大変申し訳ございません。
間違えて、こばん様とのやり取りのところに、書き込みをしてしまいました。

お気づきになられましたら、宜しければ、承認される前に削除して頂けますと幸いです。

お手数をお掛け致します…

>こちらの記事、北欧インテリアについて大変わかりやすかったです。
>「北欧インテリア良いな〜」と思っていましたが、いかに自分が漠然としか分かってなかったか、また、いかにネットで検索してもゆるふわ解説ばかりしか読んでなかったのかがわかりました。
>また読み進めていくにつれ、「じゃあ、ナチュラルインテリアとの違いって何なのだろう?というかナチュラルインテリアって具体的にどんなの?」という疑問が湧いてきたのですが、しっかり最後に補足説明されておられて助かりました。
>日本と西洋のインテリアの違いの記事もまた読みたくなりましたので、読み返してきます!
>それではありがとうございました。

>(ちなみに、陰ながらそっとブログを応援させて頂きたい&新たに記事を書かれた時などの情報を得たかったので、Twitterを無言でフォローさせて頂きました。アカウント名は同じ「みー」です。怪しいものではございませんので、フォローご了承くださいませ…)

丁寧にご案内ありがとうございます!!!
コメントのキャンセルと回収しておきましたーーッッ!!

北欧記事読んで頂いてありがとうございます、
気合入れて書いたので楽しんでいただけて嬉しいです!!
少しでもなるほどな~と思って頂けましたら幸いでございます。
ナチュラルインテリアの補足説明まで辿り着いて頂いてほんと感謝です~!!

Twitterまでありがとうございます!!
怪しくないアカウント様だと思っておきます~~笑

コメントの件、お手数おかけしましたm(_ _;)m
対応して頂きありがとうございます。

はい!怪しくないので、ご安心ください(?)笑

それでは、ブログの更新、楽しみにしております^_^

着物屋つきみチコ へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です