【MUJIの暗黒時代】:無印良品にはピンチと失敗がたくさんあったんですよ。|【無印の歴史】

【ブランド紹介】:MUJIの歴史と暗黒時代

   

おしゃれな
\ 『無印良品』 /

画像引用元:株式会社良品計画様より
画像引用元:株式会社良品計画様より

   

無印良品って、

『優等生の良い子チャン』じゃないですか。

なんか弱みとかないんですかね?

薄汚い質問キタコレ。

あるよ、あるある。

無印良品にもくらいありますわな。

   

無印良品に
\ 『闇』あるの? /

画像引用元:株式会社良品計画様より
画像引用元:株式会社良品計画様より

    

なんでもソツなくこなす、

インテリア界の委員長ことMUJI!!

苦労知らずに見えるかもしれませんが、

実はけっこう波乱万丈な人生を送っています!!!

ホホーウ!!

1980年のスタート以来、

グングンと成長を続けたMUJIですが!!

2000年ごろには暗雲が立ち込めていたのです……。

   

無印良品の
\ ピンチ /

画像引用元:株式会社良品計画様より
画像引用元:株式会社良品計画様より

    

1980年~2000年ごろを『MUJI 第一期』

2000年~2020年以降を『MUJI 第二期』

……とした場合!!

ちょうどこの境目、

2000年ごろに暗黒時代があったんですよね。

そういう話を聞きたかったんですよ!!

本日のお題は!!

無印良品の『しんどかった時期』!!

けっして勝ちっぱなしのエリートではなく、

泥臭い時代があったんですよ……。

   

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画像引用元:株式会社良品計画様より
画像引用元:株式会社良品計画様より

    

まずはMUJIが襲われた、

おつらい逆境から見ていきましょう!!

あの無印良品にも、

社会の荒波にボコボコにされた時期があったのです。

人気ショップは大変ですなあ!!(喜)

ちなみに無印良品、

黒歴史だった頃の写真があまり残っておりません。

代わりに初期MUJIの写真を載せていくので、

映像はイメージ程度だと思ってくださいね。

   

無印良品
▼『歴代人気アイテム』▼

画像引用元:株式会社良品計画様より

    

そもそも無印良品って、

『ちゃんと品質が良くて』

『だけど価格が安いもの』

……を作れるオンリーワンなショップだったのですが。

ほいほい。

『高いだけの商品』とか、

『安いだけの商品』とかじゃなくて、

品質が良くて価格も安い

商品を作ったのが無印良品でしたな。

なのですけれど。

だんだん社会が成熟して、

他社でもそれができるようになっちゃったんですよね。

      

無印良品
▼『歴代人気アイテム』▼

画像引用元:株式会社良品計画様より

    

日本がイケイケで、

「下品に消費しまくるぞ~」という時代に、

あえてその逆張りとして、

無印良品は生まれたんだけど。

ふむふむ

のちにバブルが崩壊して、

日本はすごい不況になりました。

となると無印良品のような、

安くてうまい商品こそが市場のメインストリームになっていったんですよ。

      

無印良品
▼『歴代人気アイテム』▼

画像引用元:株式会社良品計画様より

     

ダイソー・ユニクロ・ニトリ

みんなこの頃に台頭してきておりまして。

バカでかい工場を使って、

大量生産でコストカットするのが一般的になったんです。

ユニクロとかニトリとかって、この時期なんや!!

となると、どうなるか?

『あえて無塗装』

『あえて無加工』

……みたいなイレギュラーをやると逆に高くなっちゃったんですよ。

ありそう。

いっしょくたに塗装しちゃった方が安くなるんですな。

   

無印良品
▼『歴代人気アイテム』▼

画像引用元:株式会社良品計画様より

     

あとシンプルな商品は、

コピーしやすいという弱点もはらんでますしね。

ああ!!

なんか分かるかも!!

消費社会へのアンチテーゼとして生まれた

『簡素なデザイン』にはすごいオリジナリティがあったんだけど、

いざ売れるとなれば、

消費社会は『シンプルな見た目だけ』をパクリまくりました。

   

無印良品
▼『歴代人気アイテム』▼

画像引用元:株式会社良品計画様より

      

MUJIのような『理念』はない、

シンプルなだけの無印っぽい商品……心当たりあるでしょう?

ごめん買っちゃうわ。

まだまだマイナーだった頃は、

「地味なブランドだぜw」と鼻で笑っていたのに、

いざ需要があるとわかったら即パクる。

インテリアYouTuberと同じなのです。

無印良品じゃなくてウチがやられたことでしょそれ。

    

無印良品
▼『歴代人気アイテム』▼

画像引用元:株式会社良品計画様より

    

そしてさらに痛かったのが、

『ノーブランド』というブランディングの破綻です。

それは別に良かったんじゃないの?

無印良品ってのは、

「デザイナーとか関係ねえ!!」

「ノーブランドの良品じゃい!!」

という姿勢こそがウケていたのですが、

日本人はそもそも、

暮らしのブランドなんて知らなかったから賛同者が多かったという側面がありましてな。

     

無印良品
▼『歴代人気アイテム』▼

画像引用元:株式会社良品計画様より

    

ちょうど暗黒時代の直前1998年に、

邪悪なブランド情報を広める、

おしゃれ雑誌カーサブルータスが創刊してしまったのです……。

無印良品から見たら、

カーサブルータスってそんな立ち位置なんや。

これを読んだ日本人は余計な知恵を授かってしまい、

家具を選ぶときに、

『デザイナー』や『ブランドストーリー』を気にするようになっちゃったんですよね。

   

これが
\ インテリアの世界 /

画像引用元:マガジンハウス様より
画像引用元:マガジンハウス様より

    

ということでMUJI、

もともとは絶好調だったんだけど、

ライバル店が増えた

パクリ商品を作られた

ブランド品の魅力がバレた

……と少しずつ優位性がなくなっていったのでした。

なんてこった。

思ったより本当に暗黒時代ですな。

      

▼参考文献▼

無印良品の「改革」: なぜ無印良品は蘇ったのか

【カーサブルータスの悲劇】

「98~00年に『カーサブルータス』や『ペン』などの雑誌が創刊されたが、それまで、プロダクトデザイナーの名前を言える日本の若者はほとんどいなかった。」

「90年代に無印良品は北欧流のシンプルなデザインの家具を作っていて、よく売れた。なぜなら情報がなかったから。」

「しかし「優れた平均化」は、情報があふれかえるようになると「つまらなさ」に変わる。若者たちがプロダクトデザイナーの名前を覚え始めたとき、無印良品の商品は陳腐化へと向かい始めた。」

※※※
引用元
《無印良品の「改革」》
第三章 「凋落」を招いた8つの要因
p081~p82より

      

【MUJIの歴史】:良品計画も慢心してしまってピンチ

画像引用元:株式会社良品計画様より
画像引用元:株式会社良品計画様より

     

そしてまた大きな問題として。

ここまで順調に成長してきたせいで、

MUJI自身も慢心していたという事実があります。

そこもっと詳しく!!!

学術的興味があります!!!

無印良品がドツボってたときの、

『愚かな行為』のこと……聞きたい?

聞きた〜い!!!

    

ここからは
▼『歴代ポスター』でお願いします▼

画像引用元:株式会社良品計画様より
画像引用元:株式会社良品計画様より

     

追い詰められた無印良品は、

急に『カラフルになったり』

価格競争に乗って『激安にしたり』

他社のデザインを『逆にパクったり』

……それはもう見苦しい迷走を繰り返しました。

ヒューウ!!!

お客さまアンケートも急低下。

それまで支えてくれていた、

高感度なファン層からもガッツリ見限られてしまいます。

    

無印良品
▼『歴代ポスター』▼

画像引用元:株式会社良品計画様より
画像引用元:株式会社良品計画様より

     

そんな状態にもかかわらず。

今まで人気だったと慢心しているから、

駅前一等地に、

無印良品のクソデカ大型店舗とか作っちゃうんですよね。

他人事ながらスリリング!!

でも残念!!

新店舗があまりにもデカすぎて……、

その売り場面積に置くための、

『商品ラインナップ』が全然足りない!!

   

無印良品
▼『歴代ポスター』▼

画像引用元:株式会社良品計画様より
画像引用元:株式会社良品計画様より

     

そこで無印良品は考えました。

じゃあ新商品をいっぱい作ろう!

負けフラグなんだよなあ~!!

このとき粗製乱造された、

『無印のタグだけついた粗悪な商品』は数百にものぼり、

それらは一瞬で廃盤になりました。

今の子は誰も知らない、

歴史の闇に葬り去られた商品なんでしょうな。

    

無印良品
▼『歴代ポスター』▼

画像引用元:株式会社良品計画様より
画像引用元:株式会社良品計画様より

   

ちなみに大型店舗、

それでもどうしてもスペースが余るからって、

けっきょくカフェを入れたそうです。

そんな理由でカフェ作ったの!?

当時の無印良品は、

もうまともな判断力が残ってなかったんですよね。

新社長はそのときのことを、

「衆愚政治みたいな状態だった」と語っています。

ドン底!!!

   

無印良品
▼『歴代ポスター』▼

画像引用元:株式会社良品計画様より
画像引用元:株式会社良品計画様より

    

そんなところから、

コツコツと地道な改善を繰り返して、

なんとかウン年がかりで、

無印良品らしさを取り戻していった歴史があるのですよ。

逆にすごいことなのかもしれませんな。

苦労知らずだとか、

エリート人生だとか、

あまり無印良品を舐めるなよ。

ウ、ウス。

    

▼参考文献▼

無印良品の「改革」: なぜ無印良品は蘇ったのか

【無印良品のV字回復】

『突然の業績低迷から5年を経て、良品計画は新たな成長軌道を描き出したのである。』

『いわゆる「勝ち組企業」であっても、いったんブランドロイヤリティに陰りが見え始め、失速に至ると、短期間でV字回復を果たすことは至難の業である。』

『お客が売り場で「無印良品がまた面白くなってきた」と感じる以上に、水面下では大きな変革を遂げてきた。それが「無印の復活」を現実のものにしたのである。』

※※※
引用元
《無印良品の「改革」》
序章 新たな「無印神話」の始まり
p016より

          

【無印良品】:意外と苦労人なのでした。

   

がんばれ
\ 無印良品 /

画像引用元:株式会社良品計画様より
画像引用元:株式会社良品計画様より

    

ということで無印良品!!

決してすべてが順風満帆だったのではなく!!

社会が逆風になったり、

社内にも慢心があったり、

色々とキツめの失敗を重ねながら、

ようやく今の無印良品の形になってきているのでした。

ずっと安泰だったワケではないんですなあ~。

   

画像引用元:株式会社良品計画様より
画像引用元:株式会社良品計画様より

    

ちなみに当時の社内改革

新社長がMUJIのダメなところに

メスを入れまくるエピソードが色々ありますので。

ほーん?

ビジネス系のお話が好きな人は

お好みでチェックしてみてください。

興味ないで~す!!

    

画像引用元:株式会社良品計画様より
画像引用元:株式会社良品計画様より

    

でもなんやかんや、

ドツボってた暗黒時代も面白かったですな。

人間は愚か。

失敗といえば失敗だけど、

やらかしたことを反省して、

同じ過ちを繰り返さないように、

修正し続けられる企業は強いし安心感があると思いますよ。

それはそう。

     

   

▼参考文献▼

MUJI 無印良品

           

MUJIが生まれる「思考」と「言葉」

      

無印良品のデザイン

  

MUJI IS 無印良品アーカイブ

       

無印良品の「改革」: なぜ無印良品は蘇ったのか

         

MUJI式 世界で愛されるマーケティング

    

無印良品は、仕組みが9割

                 

カーサブルータス 無印良品の秘密!?

     

カーサブルータス いちばん新しい無印良品のこと。

     

デザインのデザイン|原研哉

     

低空飛行 この国のかたちへ|原研哉

      

デザインのめざめ|原研哉

         

日本のデザイン|原研哉

      

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1件のコメント

無印良品の黒歴史は知らなかったので面白かったです!
ポスターからして残念になっているのがよく分かります……。

こちらを拝見しながらオシャレなオタク部屋を目指し、インテリア大改造計画中です!

ただ、8帖の1kなのですが制約があり、配置に悩んでいます。
Wi-Fiの配線が配線固定のため、入口の一番最初に目に入る角に設置が必須です。
エアコンの風が直撃して喉を痛めるので、部屋の奥側にベッドを置くことができません。

本当だったら推しをどこに配置するか最初に決めたいのですが、
制限が多いと、どの家具から配置を決定していくのが良いのでしょうか?

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