画像引用元:パブリックドメインQ様より
【おしゃれに応用】:美術史とクラシックアート
アートは
\ おしゃれですなあ /



どんなやつを飾ればいいのか、
いつも悩んじゃうんですよね!!

心配しなくて大丈夫!!
絵画ってややこしそうだけど……、

大きく分けると、
『たった2種類』しかないんです。

そんなわけないだろ。
『色んな種類』
\ あるよね /




あえて極論するならば!!
昔っぽい絵画【①クラシックアート】!!
今っぽい絵画【②モダンアート】!!

……これさえ覚えれば何とかなります。

嘘だあ~~ッ!!

というわけで今日はまず、
【①クラシックアート】を覚えてみましょう!!

インテリアに関係ないところは『全部省略』!!
……カスの美術史はじまるよ~!!
《関連記事》
【クラシックアート】:どんな時代の絵画?
クラシックアートは
▼『近世』が舞台です▼

①
古代:2000年間
(紀元前1600年~西暦400年)
②
中世:1000年間
(西暦400年~西暦1400年)
③
近世:500年間
(西暦1400年~西暦1900年)

クラシックアートの主な舞台は、
1400年~1900年くらいの西洋になります。

歴史区分としては、
『中世』の次、
『近世』の時代ですね。

中世ヨーロッパが終わっちゃってる!!

そもそも一個前の、
中世ヨーロッパはどんな時代だったのか?

かんたんに言うと、
『キリスト教』が覇権をとっていた時代でした。
中世ヨーロッパは
▼『キリスト教』の時代▼




何をするにもキリスト教が最優先。

神様に近い人ほど偉いし、
アートだって神様を称えるために作られていました。

『聖人の姿』とか、
『聖書の名シーン』とか、
そんなんばっかり描かれてた時代ですな。

だけど長い年月を経て、
ついにその牙城が崩れることになります。
他国へ遠征する
▼『十字軍』▼



たとえば十字軍によって、
他国の文化が流入しました。

キリスト教だけが絶対ではなく、
いろんな価値観の一つなんだな~とみんな気付いちゃいます。

ワオ、宗教的にはピンチですな。

ちょうどこの頃、
『黒死病ペスト』も大流行したのですが、

みんな大惨事になってるのに、
キリスト教は祈ることしかできずイメージダウンしました。
祈りで解決しない
▼『黒死病』▼



追い打ちをかけるように、
マルティン・ルターも参戦します。

「キリスト教会がイキってるけど、」
「べつに個人的に拝めばいんじゃね?」
……これが有名なルターの宗教改革ですね。

そんなユルい感じだっけ。

ルターの主張は、
活版印刷のおかげもあってバズりまくりました。
マルティン・ルターと
▼著書『キリスト者の自由』▼



「もうヤダ~!!」
「キリスト教からもう解放されたいよ~!!」

当時起こった、
そんな運動のことを《ルネサンス》と呼びます。

ルネサンス!!

ルネサンスは、
フランス語で『復活』という意味ですね。

何の復活を目指したのかというと、
古代ギリシャ・ローマの復活ですよ。
『古代ギリシャ・ローマ』を
▼復活させましょう▼




まだ!!
キリスト教がなかった時代!!

中世ヨーロッパよりもさらに前の時代!!
『古代ギリシャ・ローマ』の時代に戻りましょう!!

ルネサンスって、
そんなニュアンスやったんや!?

今までず~っと、
キリスト教の世界で生きてきたけど!!

『神様』ばっかり見るんじゃなくて、
『人間』にも目を向けてみましょう!!
たまには、
▼『人間』に目を向けてみましょう▼



いざ、
『神様中心』の中世から、
『人間中心』の近世へ!!

これがルネサンス運動であり、
この影響で生まれたのがクラシックアートです。

やっとアートにつながった!!

当時のクラシックアートとして、
とても有名な『ヴィーナスの誕生』がありますが!!

キリスト教のモチーフではなく、
ギリシャ神話の女神ヴィーナスが描かれている、
……という意味でもすごく歴史的意義がある作品ですよ。
『異教の神』が描かれた
▼クラシックアート▼

▼参考文献▼

【ヴィーナスの誕生】
“ヴィーナスは古代ギリシア・ローマの神話に登場する美の女神。キリスト教から見れば「異教」にあたる神話の主人公である。”
“この「異教」の題材を、中世の教会が禁じていたヌードで描いた点に、ボッティチェリのヴィーナスの歴史的な意義がある。”
“この作品は、美術がキリスト教的な価値観の枠組みから自由になったことを物語っているのである。”
※※※
引用元
《名画の歴史》
PART1 初期ルネサンス
p18より
【クラシックアートの特徴】:リアリティのある絵画
クラシックアートは
▼『ルネサンスの影響』▼



ではそんな!!
ルネサンスの影響で生まれた『クラシックアート』には!!

どんな特徴があったのでしょうか?

そこが本題ですよね。

ガンガンいきますよ!!
クラシックアートの特徴、一つ目!!

『リアリティ』があること!!
クラシックアートの特徴①
▼『リアリティ』▼



中世ヨーロッパは、
神様に興味を向けて、
人間に興味がなかったから、

作画カロリーの低い、
『テンプレの宗教画』ばっかり描いてたんだけど!!

いわゆる虚無のアート!!

だけど人間を見つめなおしたことで、
「表情ってこんな感じなんだ~」
「筋肉ってこう付いてるんだ~」
「体型って人によって違うのね~」
……みたいな観察が行われたため、

リアリティのある世界を描くための、
絵画のテクニックが進化しまくりました。
中世アートは
▼『無表情』▼



近世からは
▼『表情豊か』▼




ただしコレ、
ルネサンス絵画の特徴はあくまでリアリティです。

『現実そのもの』を描いてたんじゃなくて、
『リアリティ』を描いてただけなので、
……そこは混同しないように。

『本物っぽさ』があるだけで、
実際の現実とは違うってこと?

そりゃそうよ。
『神様の姿』とか、
『歴史上の名シーン』とか、

画家がそんなもん、
実際に見たことあるわけない!!

ああ!! そういう意味!!
『リアルな画風を使って』『想像で描いてた』わけね!!
現実ではないけど
▼『リアリティがある』▼



当時はいちおう、
『実在の人物』の肖像画もあったんだけど、

これもまあ……盛ってました。

マジかよ。

王侯貴族さまから、
「我のバストアップ描いてよ~」と言われて、

本当に現実通りに描いたら殺されますよ。

おっかね~!!
『けっこう盛った』
▼ナポレオン▼

『もうちょい現実的な』
▼ナポレオン▼


現実そのままを描くのではなく!!

バエる作品を作るための、
『説得力としてのリアリティUP』を研鑽して!!

フムフム!!

いっぱい人間観察をすることで、
『まるで本物みたいな架空の世界』を描いたのがクラシックアートです。

これめちゃくちゃ重要なので、
心の蛍光マーカーを引いといてください。
▼参考文献▼

【ナポレオンは盛っていた】
“天候が悪く強風が吹き荒れるなか、右手を挙げて勇猛果敢に兵士を鼓舞する様子が描かれています。今日でも我々のナポレオンに対するイメージは、この作品を基盤にしているのではないでしょうか。”
(中略)
“しかしながら、実際には天候に恵まれ、それでも防寒着に身を包み、馬ではなく山道に強いロバに乗った進軍であったことがわかっています。”
※※※
引用元
《西洋絵画の見方がわかる世界史入門》
第3幕 17世紀オランダ絵画と新古典主義
p91より
【クラシックアートの特徴】:黒くて薄暗い絵画
クラシックアートは
\ 『リアリティ』がある /



そんなリアルな『クラシックアート』!!

リアリティがあるのは良いんだけど、
それが思わぬ副作用も生んでしまいました。

オホホ、どんな副作用ですかな?

クラシックアート、
2つ目の特徴は『黒っぽくて薄暗い』ことです。
クラシックアートの特徴②
▼『薄暗い』▼



たとえば当時流行った、
リアリティUPのテクニックとして、

『明暗法』という画法があります!!

『明暗法』!!

ようするに、
リアルな立体感を出すために、

モチーフに黒い影をつけるテクニックですね。
影をつけると
▼『立体的』に見える▼



たしかに立体的に見えるし、

中世アートと比べると、
抜群にリアルになってるんだけど!!

ワイでも分かるくらい、
リアルに進化してますなあ!!

だけどこの画法だと、
立体物を描くほど黒が増えるから、

キャンバス全体としては、
『薄暗い絵』になっていくんだよね。
クラシックアートの特徴は
▼『薄暗い絵』▼


そしてたとえば!!
当時の画法として有名な!!

『空気遠近法』というテクニックがあります!!

遠近法!!

これはようするに、
リアリティのある奥行きを描くために、

遠くのものほど『鮮やかさを減らす』画法ですね。
遠くのものほど
▼『くすませる』▼



めっちゃ遠い背景も、
もちろんくすませるんだけど、

理論上、
カメラのすぐ前が一番鮮やかなので、
どんな被写体もちょっとはくすんじゃう、
……という宿命があるんですよね。

カメラからの距離があるから、
メインのモチーフもくすんじゃうんだ!!

これもやっぱり、
『薄暗い絵』になってしまう原因になります。
クラシックアートの特徴は
▼『薄暗い絵』▼



まだあります!!
たとえば『暗闇主義』!!

色々ありますなあ!!

これは名前のまんま、
すげえカッコイイ世界を描くために、

コントラストの強い『暗闇を強調』する画法です。
コントラストの強い
▼『暗闇を強調』▼

主役モチーフは明るくして、
それ以外はグッと暗くしちゃいます。

ドラマチックというか、
すごく荘厳な感じになる画法ですね。

バエ重視の、
盛りまくるアートにはピッタリですな。

これももちろん、
キャンバス全体に黒が増えるので、

薄暗い絵画が作られる一因になったのでした。
コントラストの強い
▼『暗闇を強調』▼

『明暗法』
『空気遠近法』
『暗闇主義』
……当時流行った画法は、

キャンバスが暗くなる
テクニックがすごく多かったんです。

なるほどね~。

少々強引にはなりますが、
クラシックアートの特徴を大づかみにまとめるならば、

『リアリティがあるけど』
『黒が多くて薄暗い絵』
……ということになりますよ。
『リアリティがあるけど』
▼『黒が多くて薄暗い絵』▼
▼参考文献▼

【どんどん暗い絵に】
“教会は宗教改革で失った威厳を取り戻すため、君主は自らの権威を誇示するために、感覚的でわかりやすい「すごさ」を求めたのです。”
(中略)
“カラヴァッジョの明暗表現も、イタリア語で明暗を意味する「キアロスクーロ」から暗闇を意味する「テネブリズム」へと、どんどん過剰になっていきました。”
※※※
引用元
《知識ゼロからの西洋絵画 困った巨匠たち対決》
Chapter3 カラヴァッジョVS.レンブラント
p57より
【おしゃれに応用】:クラシックアートでした!!
まさに
\ 『クラシックアート』 /




というわけで!!
クラシックな印象のアートを飾りたいときは!!

『リアリティがあって』
『薄暗い色合いの』
……アートを選んでやると雰囲気が出せますよ。

言われてみれば、
いかにもクラシックのイメージ通りですな。

また絵画のモチーフとしては、
『歴史上の名シーン』とか、
『偉い人の肖像画』のような、

偉大なモチーフが描かれているものほど、
『クラシックらしい』印象になるからこれもご参考に。
いかにも
\ 『クラシックらしい』アート /




念押しになりますが!!

『インテリアの都合』ばっかり考えて、
美術の歴史めっちゃ端折ってるからねコレ!!

でしょうな!!

今回の内容を、
美術史のテストでは書くなよ。

そんなもん教えんなよ!!
影が多くて
\ 『薄暗い』のがクラシック /




ではでは本日はこんなところで!!

ほんとにもう~~!!

みんなが、
中世ヨーロッパのアートだと思っているものは、

だいたいほとんど、
『中世』じゃなくて、
『近世』ルネサンス時代のアートだよ。

ありそう!! バイバイ!!
▼参考文献▼








▼参考コラム▼

イロハニアート様
【西洋美術史を流れで学ぶ】シリーズ
ライター:ジュウ・ショ様
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絵画って色んな種類があるから!!