(画像引用元:カール・ハンセン&サン様より)
【家具の基礎知識】:北欧インテリアはモダンスタイル?
インダストリアルは
\ 『イレギュラー』 /
大人気の!!
《インダストリアル》インテリアは~!!
イレギュラーなスタイルなんだよ、
……というお話をさせて頂きましたが!!
ほいほい、
『クラシック時代』と『モダン時代』との境目のスタイルなんですよね。
ですが実は!!
もう一つの『大人気スタイル』!!
《北欧インテリア》もイレギュラーなんですよね……。
北欧も
\ 『イレギュラー』だと /
イレギュラーばっかりやんけ!!
『クラシック時代』から『モダン時代』へ、
真逆の世界にスパっと切り替えなんてしんどくない?
『現代人』だってそう思うんだから、
『当時の人』だってそう思いますよ!!
そりゃそうだ!!
『昔ながら』が
\ いいよね /
本日のお題は、《ヴァナキュラーモダン》!!
『イレギュラーなクラシック』に続きまして、
『イレギュラーなモダン』も知っておきましょう!!
ネット情報とかで
聞いたことない話ばっかり出てくるな。
《関連記事》
【特殊なスタイル】:北欧モダン・和モダン・トロピカルモダン
モダンの学校
\ 『バウハウス』 /
《バウハウス》の創立以降、
モダニズムは世界中に広がっていきましたが!!
「さあモダンの時代だ~」と、
誰もがすんなり受け入れたわけではありません。
気持ちは分かりますよ。
『お客さん』だってもちろん、
最初はモダンを受け入れなかったんだけど、
『家具の作り手』たちも、
モダンをそのまま受け入れない人は多かったんです。
まったく
\ 最近の若いモンは /
いざモダニズムが提唱されたとき、
「これからはモダンの時代だ!」となった人、
「やはりクラシックしか勝たん!」となった人、
そして、
「どっちも納得できん!」となった人がおりました。
居たでしょうな。
この『どっちも納得しない人』たちが、
モダニズムを自分なりに改良したり、
モダニズムを自分なりに再解釈したりすることで、
【自分なりのモダン】を目指したスタイルが生まれました。
\ これだ! /
それが《ヴァナキュラーモダン》。
『完全なインターナショナル』ではない、
『その地域らしさ』が残っているモダンのことを、
……ちょっと便宜的ではありますが《ヴァナキュラーモダン》と呼びますよ。
そんなのがあるんや!!
ヴァナキュラーというのは、
『土着の』『その土地の』みたいな意味の言葉です。
その土地特有の、
地域性が残ってるモダンだからヴァナキュラーモダンね。
北欧
▼『ノルディックモダン』▼
日本
▼『ジャパニーズモダン』▼
東南アジア
▼『トロピカルモダン』▼
一例を挙げますと、
日本の『ジャパニーズモダン』
北欧の『ノルディックモダン』
東南アジアの『トロピカルモダン』
……などなどがヴァナキュラーモダンの一種ですよ。
それけっこう重大発言じゃない?
観光ホテル《アマンリゾート》でおなじみ、
インフィニティプールなんかも、
『ジェフリー・バワ』による
トロピカルモダンがルーツなので、ありがたく泳ぐように。
『インフィニティプール』は
\ トロピカルモダン /
《関連記事》
【ヴァナキュラーモダン】:北欧とイームズについての補足。
おしゃれな
\ 北欧インテリア /
特に《北欧インテリア》については!!
『丸暗記』でもいいから、
ぜひとも覚えて下さいませ!!
さっきもちょっと言ってたけど、
北欧は《ヴァナキュラーモダン》なんですよね。
その通り!!
北欧が
\ モダンですって /
『モダンか』『クラシックか』で分けるなら、
北欧インテリアはモダン扱いになります。
YouTuberさんとかインスタグラマーさんは
ぜったい教えてくれないけど『すごく重要』なことですよ。
インテリアのスタイルは、
いちばん大きく分けると『クラシック』『モダン』の二種類で、
北欧はそのうちの『モダン扱い』になる!!
そのうえで、
北欧インテリアは《ヴァナキュラーモダン》。
『北欧らしい地域性』が残っているモダンね。
かすかに残る
▼『北欧らしさ』▼
北欧インテリア北欧インテリアと言うから
『地域性』が強いクラシックっぽくも聞こえるけど、
北欧という地域性が残った、
『あくまでモダン』なので間違えないようにしましょう。
『北欧の名作家具』とかよく見かけるけど、
モダンとクラシックの分け方で考えると
謎のデザインだな~とは思っていたんですよ。
『地域性』が
▼有るような無いような▼
日本で人気のインテリアスタイルって
『インダストリアル』と『北欧』がツートップだと思うんだけど。
ほいほい、イメージありますな。
インダストリアルが『カンブリア紀』のイレギュラークラシックで、
北欧インテリアが『ちょっと地域性のある』イレギュラーモダンという、
普通じゃないスタイルばっかりだから、
余計に『混乱しやすく』なってるんですよね。
インテリアが分かりにくいのは、
ワイのせいじゃなくてイレギュラーなせい!!
インダストリアルは
▼『イレギュラークラシック』▼
北欧家具は
▼『イレギュラーモダン』▼
あと補足として、
ちょっと『ややこしい』んだけど。
もう十分『ややこしい』から、
とりあえず言うだけ言ってみそ。
『イームズのモダン家具』って、
アメリカアイコンみたいに扱われがちけど、
あれはヴァナキュラーではないのでご注意ね。
イームズは
▼『インターナショナル』です▼
イームズの名作家具は、
実際は完全な『インターナショナルデザイン』なんだけど!!
ういうい、
地域性によらない『世界共通』のデザインね。
だけど『アメリカ文脈』で
たくさん使われているうちに、
利用者側が学習して、
あのデザインに『アメリカ文脈』を勝手に見出しているだけなのよ。
アメリカ魂を
\ 感じますなあ /
イームズ家具が
『アメリカアイコン』として使われがちなのは、
『アメリカの地域性』が残った
ヴァナキュラーデザインだからではなく!!
ういうい!!
インテリアフリークたちが、
『イームズはアメリカだ』と丸暗記してるだけ。
もともとのデザイン自体に、
『アメリカらしさ』が盛り込まれているわけではありませんよ。
世の中のインテリア情報、
初心者をわざと混乱させようとしてるだろ。
《関連記事》
【ルールを覚えて】:自由にモダンスタイルを作りましょう!
北欧は
\ モダンだった /
というわけで!!
世の中には『ヴァナキュラーなモダン』が存在します!!!
基本的にはモダンとして使えるけれど、
何かしら『その地域らしさ』が残っているぞ!!
『地域性があるモダン』だからヴァナキュラーモダン!!
……とはいえ!!
使い方に大きな変化はございません!!
ヴァナキュラーモダンも『モダンの一種』、
モダンの使い方と同じで基本的にはOKです。
もう何も
\ 信じられない /
ただし!!
特に属性のないモダンスタイルに、
『北欧ヴァナキュラーモダン』を混ぜるのは簡単だけど!!
ふむふむ、
どっちも『モダン』ですもんね。
だけど『北欧スタイル』みたいな、
具体的な地域性を積極的に演出したいスタイルのときは!!
わずかな地域性が重要になってくるため、
『インターナショナルモダン』じゃ代用しにくいので、
『ヴァナキュラーモダン』を採用してね。
いろんな
▼『北欧インテリア』▼
まあ~今回のお話だけでは、
まだよくわからんと思いますが!!
ぼちぼち話題にしていくので、
とりあえず《ヴァナキュラーモダン》という言葉だけでも覚えて。
そのくらいならギリギリ覚えられそうです!!
ではでは、本日はこんなところで!!
機会があったらまた『続編』でお会いしましょう!!
素敵なヴァナキュラーモダン生活を!! バイバイ!!
バイバイ!!!
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※※※
『和風』と『和モダン』がごっちゃにされてるのは、
これもまたイレギュラーな理由によります。
たぶん表記ミスではないはず。
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YouTubeで「様子のおかしいインテリア店」をおすすめ動画で偶然見かけ、そこから怒涛の勢いで、動画もこちらのブログもすべて拝見させていただきました! 「ゆっくり」の皮を被りつつ論理的で明快、非常に実用的で、紹介されるメソッドの自身での再現性も高く、また相方さんとの丁々発止の掛け合いも面白く、何度もリピートしています。端々にチラ見えする、量産インテリア・インフルエンサー界隈への黒い感情も味わい深いです。
これまで「どうせ寝に帰るだけだし」と、断捨離を突き詰め過ぎて、修行僧のような自宅でしたが、ベタな話ながらコロナ禍を経て「もう少し心地良く過ごしたい」という気持ちが高まっていたタイミングで、こちらのチャンネル&ブログに出会えて本当に幸運でした。
こちらの内容を参考に、北欧インテリアをテーマに部屋を整えていったところ、私自身も満足な出来栄えになった上、家族や友人からもインスタみたいと褒められております。本当にありがとうございました!
今回の記事も、まさに部屋作りをしていた時に感じたこと(北欧部屋って、幾何学大好きグローバルスタンダードな「モダン」と、寒くて暗い土地性がゆえの意匠や素材、照明へのこだわりが強い「ローカル」の、キメラっぽいなと)でしたので、深堀りいただいて嬉しいです。和風とモダンの融合であるジャパンディとも関わりがありそうで、その点も気になります。
長くなりましたが、ぜひ感謝を伝えさせていただきたく、コメントしました。これからも動画、ブログ、楽しみにしております。いろいろ事情等あろうかと思いますが、ぜひカジマグ先生の「これがやりたい」「これが大切なんだ」という信念のまま、突き進んでください。結果的にそれに救われる人間も、私以外にもたくさんいると思います。
応援しております!
わー!!!!!!!
あまりにも励みになるコメントをありがとうございます~~!!!!
嬉しすぎて一気に三回読み返しました!!!!!!(※本当)
記事作りで気を付けていることをたくさん汲み取って下さって感謝しかありません!!!
少しでもご参考の足しになれておりましたら何よりです!!!
というか「家族や友人からもインスタみたいと褒められております。」←すごすぎます!!!!
(北欧の考察もお鋭い~~~!! ジャパンディも含めて、このあたりまた追加で話題にしていきますね。)
お気遣いと応援のお声がけもありがとうございます!!
お言葉を胸に、これからも細く長く運営していけるように精進します!! 何から何まで大感謝です!!!
ヴァナキュラーモダンという概念を初めて知り、密かに感動しております。世界中で通じるインターナショナルモダンも便利でお洒落でかっこいいと思うのですが、どうにも寂しさを感じてしまいまして。せっかく北欧や東南アジアに旅行に行ったのに、「マックとスタバの料理以外食べちゃダメ!」と言われてるようなイメージなんですよね…
モダンの機能性や洗練と地域毎の文化や特色を兼ね備えたヴァナキュラーモダン、とても素敵だと思います。だからこそジャパンディのように文化も地域も全く違うものを掛け合わせた新しいインテリアも生まれるのでしょうね。このような異文化同士を掛け合わせたインテリアはきっとこれからも生まれていくのだろうと想像しております。
馴染みのないインテリアや建築に関する概念も、カジマグ先生に教えて頂くととたんに身近なもののような親しみを感じられるのでとても感謝しております。
寒さが日々厳しくなっていますし、師走に入ると忙しくなりますからどうぞお体をご自愛ください。更新頻度などはお気になさらず。これからも先生が純粋に「伝えたい」と思われているお話を伺うことを楽しみにしております。
すごく嬉しいコメントをありがとうございます~!!!!
とても鋭いお言葉の数々、感謝しつつも身が引き締まる思いです!!!
「マックとスタバの料理以外食べちゃダメ!」←これもめちゃわかります!!!笑
ちょうどタイムリーといいますか、
ジャパンディのような『MIXスタイル』についても、少しずつ話題にしていく予定にしております。
少しでもゆうさんの発見やヒントとしてお役に立てるように頑張りますね。
お心遣いも感謝しかありません!!!!
本当にありがとうございます!!! お言葉を胸に、精一杯運営して参ります~~!!!!
こちらの記事を読んで和室をジャパニーズモダンに改造したくなったのですがどこから手をつけたら良いものかと悩んでおります。昨年のコタツの記事はとても参考になったのですが、それ以外に和室に関する記事を見つけることができませんでした。いつか和室に特化した記事が読んでみたいです。
和室やります!!!!!!
ブログの方針として『きちんと基本を覚えてから』『例外・応用にふれていく』という順番をとても大事にしてまして、
ジャパニーズモダンは『例外中の例外』『超イレギュラーな存在』のため後回しになっているテーマなんです。
和風のお話ができるよう、今も着実に前に進んでおりますので、気長に構えて頂けましたら幸いです~!!!!