画像引用元:アクタス様より
【TECTA|テクタ】:おすすめモダンブランド紹介
おしゃれな
\ 『モダン家具』 /



超絶おすすめ!!
『モダンブランド』のご紹介シリーズ!!

本日は高級編でございます!!

ハイ買えません。

待って。

決して安いとは言えないけど、
それでもまだマシなのがモダンだから。
クラシックスタイルは
▼『上級者向け』です▼





クラシックで上を目指すと、
『職人の手作り』になったり、
『貴重なアンティーク』になったり、

天井知らずの時価、
……みたいな世界になるんだけれど。

当時の貴族の家とかがモチーフだもんね。

だけどモダンで上を目指した場合は、
『わかりやすい究極』があるのでシンプルなんですよ。
いったい何が
\ 究極なんだ /




本日のおすすめブランド様はこちら!!

バウハウス家具の、
正式継承者……《TECTA|テクタ》!!

バウハウスの家具!?

モダンのスタート地点となった、
『造形学校バウハウス』……、

そのマイスターたちの家具を、
バウハウス公認で作り続けているブランドさんですよ。
おすすめブランド
▼《TECTA|テクタ》▼



小さな会社だけど大きな存在感!!

ヌーン!!

TECTAのバウハウス家具には
『Original Bauhause Model』というステッカーが貼られていて、

バウハウス公式様から
正しい後継者として認められておりますよ。
右下の『顔みたいなロゴ』が
▼バウハウス公式マーク▼

《関連記事》
【TECTAの歴史】:アクセル・ブロッホイザー氏
TECTAのキーマン
▼『アクセル・ブロッホイザー氏』▼


TECTAを語るにあたって、
絶対に外せないのが『アクセル・ブロッホイザー氏』。

さえない家具屋だったTECTAを、
すんごいブランドに大変身させたアツい人物です。

昔ながらの家具屋に、
新社長が現れてブランドに大変身させた?

ワイだったら反対してたやつですね。

どの立場からの意見なの?
ブロッホイザー氏といえば
▼『赤いネクタイ』▼



ブロッホイザー氏は、
赤いネクタイがトレードマーク。

1943年の東ドイツに生まれて、
『父の家具工場』で働いておりました。

それがTECTA?

これはTECTAではない。
ただのブロッホイザーの実家です。
『実家の家具工場』で
▼働いてました▼



もともと家具屋よりも、
彫刻家になりたいと思っていたことから、

『父の工場で作る家具は退屈だ』
『父を超えるデザインの家具を作りたい』
……とブロッホイザーは考えておりました。

ホホホ、最近の若いもんは。

いろいろ本を読んで
ずっと独学で勉強していたのですが、

やがてその中で、
バウハウス製・カンディンスキーのゆりかごの存在を知ることになります。
バウハウス
▼『カンディンスキーのゆりかご』▼


ブロッホイザー氏と、
バウハウスとの出会いですな!!!

赤い四角・黄の三角・青の円で作られた
超絶モダニズムな『カンディンスキーのゆりかご』。

これに衝撃を受けたブロッホイザー氏は、
『父の家具工場』でもバウハウスの家具を作ろうとします。

めっちゃハマってるじゃん。
だけどそう上手くは
▼『いきませんでした』▼



ただし当時、
バウハウスの思想はドイツ政府から敵視されていたので、

その家具を作ろうとしたブロッホイザーも弾圧されました。

ほいほい。

そんな状況だから、
バウハウス自体も廃校に追い込まれたんだもんね。

なんやかんやで『父の家具工場』は没収されて
もう家具を作ることができなくなり……、

傷心のブロッホイザー氏は、
家族と共にトランク一つで亡命することになります。
『本家バウハウス』も
▼解体された歴史があります▼



そんなトラブルの中、
1972年にブロッホイザー氏は……、

亡命先の西ドイツで
運命の出会いを果たすことになりました。

まさかそれが!?

そう!!

ローウェンホルデという村にある、
小さな家具工場《TECTA》だったのです。


【弾圧の経緯は不明です】
『バウハウスから精神的な影響を受けたブロッホイザーは、バウハウスの家具をつくろうとしたところ、家族とともに弾圧を加えられることになったと言う。』
『果たして彼の言うように、それが弾圧のきっかけなのかいまや真相はわからない。』
『しかし実際に三〇〇名の社員を抱えていた父の工場は没収され、家具をつくることはできなくなった。』
※※※
引用元
《TECTA バウハウス最後の目撃者》
彫刻家を目指す青年が、なぜ家具づくりに目覚めたか。
p15より
【TECTAの歴史】:バウハウス家具の復刻生産
西ドイツで出会った
▼《TECTA|テクタ》▼



昔ながらの、
家具作りを続けていた《TECTA》が、

ちょうどそのとき、
工場丸ごと手放したがっていたんですよね。

なんて良いタイミング!!

『渡りに船』とばかりにブロッホイザー氏は、

家具工場TECTAを、
名前ごと譲り受けて使わせて頂くことにしました。
自然豊かな環境の
▼《TECTA|テクタ》▼



以前のTECTAが作っていた家具は
『いいものではなかった』そうだけれど、

ブロッホイザー氏も無一文だったので、
運営資金を作るために必死で売ったらしいです。

おつらいですな。

なんとか復活して、
自分なりの活動もできるようになり、

そこから各地に生存している
バウハウスマイスターたちに声をかけていったんですよ。

いまこそ地元での悲願を果たすとき!!
『バウハウス家具』を
▼少しずつ作り始めました▼



ネットもSNSも何もなかった当時、

『手紙を使ったり』
『直接訪ね歩いたり』
関係者を探すだけでも大変だったらしいけど。

そりゃそうでしょうな。

デザイナー本人だったりご家族だったり、
バウハウス関係者にコンタクトを取り続け、

『家具の生産許可』がもらえるように、
地道に一人ずつ口説いていったそうですよ。
『バウハウスの家具』を
▼復刻生産していきました▼



デザイナーのライセンスが
あまり尊重されていない時代に、

デザインを大切に扱ってくれたことを喜んでくれて、
その後も長い付き合いになる関係者さんもいらっしゃったとか。

エエ話や。

なんにせよそこから現在まで、
バウハウス公認の家具を作り続けている。

モダンの歴史と地続きの現存ブランド、
……それが《TECTA》なんですよ。
由緒正しい
▼『バウハウス家具』▼



「最高のモダン家具はどれか?」

という問いには、
人それぞれ色んな答えがあると思いますが!!

ういうい。

だけど模範解答の一つとして、

『バウハウスの家具』というのは
トップクラスに説得力があるものでしてね。



世の中には、
もっと値段の張るモダン家具もあるんだけれど、

最高のモダンブランドとして、
TECTAを挙げることに異論がある人は少ないでしょう。

筋が通ってるよね。

『デザインの良さ』で考えても、
『ルーツの由緒正しさ』で考えても、

文句なしのおすすめブランド様でございますよ。
▼参考エピソード▼

【ブロッホイザー氏とバウハウス】
『私がバウハウスのデザインに見出した主義とは、理性的に導かれた優れた生産性が美しい機能と普遍性を生み出していること』
『だからこそ彼らの家具はアートであり、デザインであり、モダンであり続ける。今日性をこれだけもった家具は他にないんだ』
※※※
引用元
《TECTA バウハウス最後の目撃者》
新たなる出発の中で出会った、D51という名作。
p18より
【TECTA|テクタ】:おすすめモダンブランドでした。



というわけで!!

おすすめモダンブランド、
《TECTA|テクタ》さんでしたーッ!!

ココに触れずに
モダンブランドは語れない感じでしたな!!

ちなみにTECTA以外にも、
バウハウス家具を作ってるメーカーはあるんだけれど、

TECTAが『いちばん多く』、
生産許可をもらってるだけなのでそこんとこヨロシクです!!
バウハウス『以外の家具も』
▼作ってるからそのつもりで!▼


そしてこの《TECTA》、
なんとありがたいことに……、

アクタスさんが取り扱ってます!!

そうなの!?

アクタスさんは、
TECTA輸入の日本総代理店でしてな。

店舗にもよるけど、
デカいところなら『店頭展示』もありますよ。
『デカめ』のアクタスさんを
▼狙いましょう▼



見るだけでも目の肥やしになりますので、

機会があればぜひぜひ、
実物をチェックしてみてくださいませ。

バウハウスの実物を見れるって、
それはもう博物館なのでは?

なんなら、
気に入ったらそのまま買えますよ。

ひええ……!!!
『予算があれば』超楽しいかもね!!
おすすめモダンブランド
▼《TECTA|テクタ》▼



【TECTA|テクタ】
▼参考文献▼

TECTA バウハウス最後の目撃者

















テクタいいですよね〜
ドイツよろしく工業製品らしさもありながら、あの優美さ…!
いつか…いつの日かD42が欲しいです…
テクタキャットも欲しいのですが、値段見て目ん玉飛び出ました笑