画像引用元:アニメ「Dr.STONE」公式HP様より
【アニメで学ぶインテリア】:インダストリアルの歴史『産業革命』
インダストリアル
\ インテリア /
インダストリアル・インテリアを作るには!!!
【産業革命】が超大事!!
『家具・雑貨の選び方』に直結する、
とっても大事なルーツなんだと、ご理解頂けましたでしょうか!!
今さら大変言いにくいことなんですが。
産業革命って何でしたっけ。
『産業革命』
\ 完全に理解した… /
学校で習ったのは間違いないんだけど、
今頃言われてもほとんど覚えてないんですよねッッッ!!!
ウオオオオオオッッッ!!!!
気持ちはわかる!!!!
『授業を忘れちゃった方』でもインテリアを楽しめるよう、
産業革命のおさらいが必要ですなあ!!!!
本日は、
▼アニメで学ぶインテリア!▼
5000年のときを超えて!!!
ゼロから文明を作り出すわくわく科学アドベンチャー!!!
《ドクターストーン》で覚え直すしかありませんなあ!!!
うおおおおおお!! やったぜありがてえ!!!
↑アァ~~↑イィ~~ッッッ!!!!
アーイー言わすな。
勝手に言ったんじゃん!!!?
ゼロから『産業革命』を
▼思い出しましょう!▼
【①紡績機】:『コットンフラワー』『アンティークミシン』
『カンタン産業革命』
▼解説スタートです!▼
早速始めましょう!!!
産業革命の始まりは、18世紀のイギリスです!!
記憶にございません!!!
代々イギリスでは、
『ウール』を使った毛織物業が盛んだったのですが、
インドで生まれた
『コットン』の綿織物キャラコに人気を横取りされてしまいます。
ファブリック製品の
▼『シェア争い』が発端です▼
ウールよりもコットンの方が
軽くて安くてチクチクしない……と大評判になったんですね。
へぇ~~、コットンの方が『新製品』やったんや。
となるとイギリス国内でも
『国産のキャラコ』を作りたくなるのですが……、
昔ながらの伝統的な製法では、
残念ながら『細くて強い糸』が作れませんでした。
▼『紡績機』の発明▼
↑そこで1779年、
糸織り職人《サミュエル・クロンプトン》が全く新しい紡績機を発明します。
『ミュール紡績機』と呼ばれるこのマシンは大活躍し、
高品質の国産キャラコは逆にインドに売りつけることまで出来ましたとさ。
すげ~~、発明王じゃん~~。
『コットン織物を作るために』
『紡績機が発明された』
……これが産業革命のスタートなので、よ~く覚えておきましょう。
『紡績機』の
▼開発成功がとっても重要です▼
このような経緯により、
北欧インテリアは『ウール優先』だけど、
インダストリアルは『コットン優先』ですので間違えないように。
ちゃんとインテリアの作り方と連動するんや!!!
インダストリアルって本来はあんまり
『花瓶でお花を飾らない』文化なんだけど、
コットンフラワーを急に飾ったりするのは、
産業革命の文脈に沿っているからですよ。
手芸属性と
▼連動するモチーフたち▼
『綿織物の原料』
▼文脈としてのコットン▼
『パフォーマンス用』の
▼アンティークミシン▼
↑雑貨屋さんのディスプレイとかで見かける
『アンティークミシン』や『糸巻き』なんかも、
ぜったい裁縫に使ってないのに飾ってあるのは、
インダストリアルのルーツに沿ったモチーフだからなんです。
ちゃんと裁縫好きかもしれないでしょ。
『意味不明だけど』
『インテリアでは定番』
……みたいな雑貨に色々心当たりがあるかもしれませんが、
「なんでそんなもん飾るんや」という理由は、
意外とこんなところにルーツがあったりするんですよ。
『おしゃれと実用性』を
▼両立されてる方もいらっしゃいます▼
【②蒸気機関車】:『鉄道モチーフ』『ダブルフェイスクロック』
『紡績』は
▼できるようになりました▼
さて《紡績機械》の発明が、
社会にどんな影響を与えたのか?
……ずばり、
『機械』をたくさん作るために、
『材料の鉄』がたくさん必要になりました。
おぉ~~、インダストリアルの象徴や。
『鉄』自体も
▼産業革命のアイコン▼
だけど製鉄には
▼『素材集め』が必要です▼
製鉄をするには『大量の石炭』が必要なので、
炭鉱でゲットした石炭を運ぶために、
……今度は《蒸気機関車》が発明されることになります。
やべえ!!!
どんどん産業革命っぽくなっていく!!!
石炭を運ぶ『乗り物』が
▼発明されました▼
1814年、機械技師ジョージ=スティーヴンソンが
炭鉱採掘のための蒸気機関車『ブリュヘル号』を開発。
1830年、それがさらに発展して、
時刻表にもとづいて運航する世界初の鉄道が営業開始。
産業革命って感じする~~ッ!!!
いわゆる《交通革命》のスタートですね。
産業革命の第2段階は、
『蒸気機関車』『鉄道』というキーワードが重要だと覚えておきましょう。
産業革命の第2段階は
▼《蒸気機関車》がキーワード▼
世界初の鉄道で運行した
▼『ロケット号』▼
(下図はレプリカ)
『ダブルフェイスクロック』も
▼鉄道のアイコンです▼
↑インダストリアルでよく見かけるアイコンに、
《ダブルフェイスクロック》があります。
表と裏の『両面に』文字盤がついてる時計ね。
どっち側から見ても時間が分かるやつ。
廊下とかで使う用?
それでもいいけど、
歴史的には鉄道の駅でよく愛用されました。
『鉄道車両』との
▼相性がバッチリなんです▼
《ダブルフェイスクロック》が駅に設置されていれば、
車両が『時計より手前』にあるときでも、
車両が『時計より向こう側』にあるときでも、
運転士さんや車掌さんが車両の『どこに乗っていても』、
……きちんと時刻が読めるわけですね。
駅の時計にピッタリ~~ッッ!!!
ということで、
『産業革命らしさ』を出したいときは両面時計がよく使われます。
インダストリアル系インテリアの
《わからせアイコン》としても非常に優秀ですよ。
\ インダストリアル! /
【③工場制機械工業】:『電球シャンデリア』『集中多灯』
『素材』も
▼集まりました!▼
では続き。
『紡績機械が生まれて』
『それを作る材料も調達できて』
……この次に生まれたものは何でしょう?
え~~と?
発明した機械を『いっぱい作れる』ようになったわけだから?
わからんな。
機械を使うための『工場』と、
工場がたくさん集まった『工業都市』が生まれたんです。
『人に働いてもらう』
▼工場が生まれました▼
ホウホウホウ!!!
インダストリアルは『工場』のインテリア!!!
昔のモノづくりって、
元々は熟練職人がする仕事の割合が多かったんですが、
機械が発明されたことで、
『経験のない人』や『女性・子供』も働きやすくなったわけですね。
働く人の『総人口』が増えたわけか~~。
かわいそうに。
『機械づくり』は
▼カセキの爺さんしかできなくても……▼
『機械を使う』のは
▼みんなでできる▼
『仕事を一か所に用意して』
『たくさんの人に通って働いてもらう』
……これが工場の発祥です。
まぁ~もともと工場による『雇用勤務』の形態はあったのですが、
それが機械化でさらに発展したイメージですね。
『工場制手工業』が『工場制機械工業』になったとか何とか!!!
マニュファクチュア!!!!(うろ覚え)
それですそれです!!!
『機械の発明』と『マンパワーの増加』が生み出した、
必然的な効率のいい職場が新時代の工場ってことですね。
かわいそうに。
『新しい仕事』が
▼たくさん生まれました▼
そんな工場で必要になったのがシャンデリア。
これも『インダストリアルのアイコン』なので気を付けて。
シャンデリアって金持ちのお城用じゃないの?
もともとはそうです。
『ろうそく』自体も今よりずっと高価でしたし、
そのろうそくが燃え尽きたら『交換作業』も必要です。
当時のシャンデリアって、わざわざ大勢で降ろしてろうそく交換してたんですよ。
使用人いないと無理じゃん。
『権力者だけが』
▼シャンデリアを使えた時代▼
ですが、
ここで科学の光……《電球》が実用化されます。
ランニングコストが高すぎるシャンデリアも、
《電球》で作ってしまえば交換の手間が一気に少なくなるんです。
あ~~ハイハイ!! そっかそっか!!
人類は科学で
▼『夜』に勝ちました▼
『ろうそくが燃え尽きるペース』より、
『電球のフィラメントが切れるペース』の方が圧倒的にゆっくりですもんね。
貴族のお城で使うのは『クラシックシャンデリア』
工場で使う実用の明かりは『電球シャンデリア』
……この違いが見えるようになると、
インテリア写真の分析がすごく捗りますよ。
お城や教会は
▼『権力者のため』のシャンデリア▼
インダストリアル工場は
▼『実用のため』のシャンデリア▼
また、電球が長持ちするとはいえ、
『一個切れるたび』に交換するのは効率的ではありません。
ちょっとくらい『消えてる電球』があってもしばらく働ける。
……そんな理由もあってシャンデリアは重宝されました。
『電球10個付き』のシャンデリア、
2個くらい切れててもぜんぜん平気ですもんね。
ですので実は、
《集中多灯》もインダストリアル特有のフォーマットなんです。
集中多灯は
▼『トラブル』に強いです▼
北欧インテリアは『照明ゾーニング』ができるように、
お部屋の色んな場所に《分散多灯》。
インダストリアルは『電球が切れてもセーフ』なように、
一か所にまとめて《集中多灯》。
マジかぁ――――――ッッッ!!!!
「そんなに何個も電球いらんやろ」
みたいな照明を見かけることがありますが、
あれはおイキリではなく、
『実用的なインダストリアル文脈』としての採用なのでお間違えなく。
あくまで
▼『実用品』です!▼
通じる人が少なすぎるので、
電球シャンデリアを《わからせアイコン》として使うのは少々リスキーですが……、
知ってる人間的には『通だね』って感じはしますよ。
『通だね』って思わせてえ~~ッッッ!!!
『イキらずシャンデリアを使う』
……そんな口実が欲しいときにも、ぜひインダストリアルを!!!
『インダストリアル文脈』で
▼シャンデリア▼
【④余暇の誕生】:『旅の黄金時代』『トランクケーステーブル』
『紡績機が生まれて』
『鉄道が生まれて』
『工場が生まれて』
……さぁ、最後に生まれたものは何だ!!!
ブラック企業かな。
新たに生まれたのは、『休日』だぁーッッッ!!!
当時たしかに職場はブラックでしたが、
ブラックすぎて逆に『週休1日制』や『10時間労働制』が考案されました。
ひええ~~っ……。
仕事内容こそハードですが、
ここで『仕事以外の時間は自由』という新しい概念が生まれます。
《余暇時間》の発祥ですね。
『空いた時間』がないと
▼出来ないこともあります▼
あぁなるほど!!!!
『家事』とか『農業』とかしてたら、
休日と出勤日の違いが曖昧になりますもんね!!!
前述の《交通革命》とも組み合わさって、
お出かけ系のレジャー産業は大盛り上がり。
『The Golden Age of Travel 1880-1939』
旅の黄金時代が訪れます。
第二次産業革命
▼『旅の黄金時代』▼
インダストリアルインテリアで!!!
『トランクケース』を飾るシーンをよく見かけますが!!!
あるある!!!
旅行モチーフというのは!!
インダストリアル後期の
『時代を反映した』由緒正しいアイテム群ですので丁重に扱うように!!
「格好つけてるだけ」と思っちゃうんだよな~~ッ!!!!
『リメイク文脈』とも相まって
▼よくテーブルに改造される▼
過去記事にて解説済みですが、
1908年『T型フォード発売』
1919年『キャンパー団体ブリキ缶ツーリスト結成』です。
レジャーとしての外出ムーブメントは、
のちの『キャンプブーム』や『アウトドアインテリア』にもつながっていきますよ。
歴史めっちゃ連動してるやん。
ゴイスーすぎるでしょ千空ちゃん……。
トランクケースは
▼インダストリアルと相性ヨシ▼
【トランクケース】
『旅』のアイコンであるとともに『移民』のアイコンでもあります。
アメリカは移民の国なので、旅の黄金時代以外のインテリアでもトランクケースはしょっちゅう採用されます。トランクケースを見かけたときは、『どの文脈で』採用されたトランクケースなのかを想像するとスタイル分析の精度が上がりますよ。
【ドクターストーンで覚える】:インダストリアル家財でした!
というわけで!!!
インテリアにスポットを当てた『産業革命のロードマップ』!!
そそりますなあ、これは!!!
①:『紡績機械』が必要になって
②:機械の材料を運ぶ『蒸気機関車』が必要になって
③:機械を使う『工場』が必要になって
④:副産物で『旅の黄金時代』が来た
そんな感じでございましたーッッッ!!!
人類の歴史は
▼『積み重ね』です▼
まぁこの辺ちゃんと理解して
『コットン』とか『電球シャンデリア』とか採用しても、
「インダストリアル文脈だなぁ~」とは、
100億パーセント伝わらないんだけど!!!
《わからせアイコン》としての効果は
期待しすぎない方が良さそうですね!!!
ですが!!!
『なんかすごい』と
▼伝えることはできます▼
「あの人、シャンデリアなんて使いこなしてる……」
「どうやってお部屋に馴染ませてるんだろう……」
そんな上級者感を出したいときには
非常に頼りになる連中です!!
うむりうむり!!!
『上級者感』出したぁい!!!
『次のレベル』を目指したいときは、
よかったら参考にしてみて下さいね。
『更なる高み』も
▼目指してみて下さいね▼
というわけで、本日はこんなところで!!!
『ラッキー前提』は科学使いの考え方じゃありません!!
理屈を知って、うまくアイテムを使いこなしてくださいませ!!!
アイヨ!!!!
▼布教コーナー▼
▼原作マンガ▼
▼アニメ版▼
アマプラ【無料体験あり】:Dr.STONE
※時系列『1期→2期→龍水→3期』なので気をつけて。
ドクターストーン
▼『公式PV』▼
※当サイトにはアフィリエイトリンクが含まれます。
リンク先で商品を購入すると作者に収益が発生することがありますので、
望まれない方はサイト外でお買い物を楽しんで下さいませ~。
インダストリアルインテリアにしたくて色々検索していたら、ここにたどり着きました。すごくわかりやすく整理されていて、本当に助かります。ブルックリン風とかビンテージとか、似た感じのジャンルもあって、混乱していたんです。他の記事も読んで、インテリアの勉強します。Dr.STONEも読みますね。
ありがとうございます~~!!!!
僕自身も『まぎらわしいスタイルが多いなあ』という悩みを解決したくて書いたので、そう仰って頂けるととっても報われます!!!
ブルックリンについては別途単独の記事にて深堀りする予定なので、よかったらまた見て頂けましたら嬉しいです!!
(Dr.STONEまで読んで頂けるんですか……!!!? あまり大きな声では言えませんがインテリア絡みの話題に負けないくらい嬉しいです~~!!!!!)
YouTubeからカジマグ先生を知って、ブログを今読み漁ってる最中です。
これから引越しがあって今は痛部屋と化している自分の部屋を、インテリアで素敵にできるよう勉強しています!
YouTubeもブログも楽しみなので更新大変だと思いますが頑張ってください!
(もしインテリアがうまくいったら写真とか送ってもいいものなんでしょうか?)
わ”あ”~~ありがとうございます!!
励みになるお言葉ばかりで、とっても報われます!!!
引越しとお部屋のリニューアルだなんて素敵なイベントですね。応援しております~!!
(お写真むしろ大歓迎です!!! ご無理のない範囲でぜひ!!!
ご本人の許可を取らずに勝手に公開したりしないのでご安心くださいませ~笑)