【無印良品はモダンなのか?】:MUJIデザインのルーツと正体を探ってみる話。|【モダンインテリア】

画像引用元:MUJI公式様より

【無印良品】:商品はモダンデザインなのか?

   

無印良品は
\ 『モダンデザイン』? /

画像引用元:株式会社良品計画様より
画像引用元:株式会社良品計画様より

    

ねえねえ。

『無印良品』ってモダンデザインなの

おおっと良い質問ですね!!

その答えは、

……僕には答えられません。

なんでやねん。

    

無印良品は
\ 『モダンデザイン』? /

画像引用元:株式会社良品計画様より
画像引用元:株式会社良品計画様より

   

無印良品とは一体何なのか?

それは誰も、

はっきりとは分かっていないんです。

始まる前に終わっちゃった。

MUJI本人も分かってないから、

無印良品の商品開発者たちは……、

フンイキ重視のコンセプトブックを見て、

『無印良品らしさ』を掴もうとしてるくらいです。

     

『MUJIらしさ』を
▼雰囲気で覚えるコンセプトブック①▼

画像引用元:日本の古本屋様より

     

『MUJIらしさ』を
▼雰囲気で覚えるコンセプトブック②▼

素手時然|良品計画

    

良く言えば『門外不出』!!

悪く言えば『勘とノリ』!!

MUJIのタグを付ければ!!

何でも無印良品になってしまう!!

……そんな世の中で!!

オウオウ!!

けっきょく無印良品って、

モダンデザインなのか?

我々なりに探って参りましょう!!

   

《関連記事》

【歴史解説】:無印良品

    

【無印良品】:装飾を省いたデザイン

     

無印良品は
\ 『モダンデザイン』? /

画像引用元:株式会社良品計画様より

      

MUJI本人が、

「私はモダンです」と明言してない以上!!

どこにも答えはない問題なのですが!!

あくまで考察だよね。

だけどいくつかの、

ヒントになりそうなキーワードはございます。

     

重要キーワード
▼『わけあって、安い。』▼

画像引用元:株式会社良品計画様より

   

無印良品のデザインを探る!!

キーワード1つ目!!

……わけあって、安い。

定番のMUJI語録!!

創業当時からのコンセプトですね。

PB商品というものを見直し、

『わけがある』モノ作りをしようという発想。

     

画像引用元:株式会社良品計画様より
画像引用元:株式会社良品計画様より
画像引用元:株式会社良品計画様より

   

無印良品が生まれた当時!!

たとえばオフトンは花柄だらけ、

布団売り場は「お花畑だ」と揶揄されていました。

言いよるわ。

装飾は本当に必要なのか

そう考えたMUJIは、

『絵柄のないオフトン』を作り始めたのです。

それってモダンの発想じゃない?

    

当時の布団は
▼『お花畑』▼

   

『装飾なし』の
▼MUJI布団▼

画像引用元:株式会社良品計画様より
画像引用元:MUJI公式様より
画像引用元:MUJI公式様より

     

雑貨なんかも、

当時はキャラクターグッズが多かったため、

キャラクター印刷を省くことで、

シンプルでお安い商品を作ることに成功しました。

だからそれモダンの発想じゃない?

こういった、

装飾などの工程を省くことを、

MUJIでは、

『途中下車の商品開発』と呼んでいますよ。

    

無印良品の
▼『文房具』▼

画像引用元:MUJI公式様より
画像引用元:MUJI公式様より

   

派手なパッケージは、

『お店』では目立つけど、

『自宅』に帰ったら邪魔になるだけ。

ならば包装も簡素化しよう

……そんな発想もMUJIならではですね。

だからそれ、

モダンみたいに『装飾しない』ってことでしょ?

まあ包装が地味だと、

普通にお店では不利なのですが、

自社製品だけを売っている、

『無印良品の店舗』があるからこそ上手くいった面もありますよ。

もう結論出てるんじゃない?

     

海外著名人の
▼『証言①』▼

カーサブルータス 無印良品の秘密!?

モダンデザイナー
【ジャスパー・モリソンさん】

「ロンドンのコヴェント・ガーデンに第1号店が出来てすぐから、ずっとMUJIを買ってるよ。」

「不必要な装飾のない、実用的なモノたち。非常にモダンなコンセプトで、とても自分に近いものを感じたんだ。」

※※※
引用元
『カーサブルータス 無印良品の秘密!?』
p16より

           

《関連記事》

【スタイル解説】:ゼロから覚えるモダニズム

     

【無印良品】:世界中の物をあらためてデザイン

   

▼『foundMUJI』▼

画像引用元:MUJI公式様より
画像引用元:MUJI公式様より

   

無印良品のデザインを探る!!

キーワードの『2つ目』!!

……foundMUJI》。

あんまり聞き覚えがない単語ですな。

無印良品はもともと、

「うおお新商品を作ってやるぜ!!」

……という感じではありません。

   

▼『foundMUJI』▼

画像引用元:MUJI公式様より
画像引用元:MUJI公式様より

    

新しい視点や魅力を

探す』『見つけ出す

そんなイメージで、

商品開発をしていることが多いんですよ。

PB商品を『考え直してみよう』

みたいな発想と繋がってるのかもしれませんな。

世界中から

ヒントを探して商品づくりに活かす、

MUJIはこういった取り組みを、

『foundMUJI』とか地球大みたいな言葉で表現することがありますよ。

    

▼『foundMUJI』▼

画像引用元:MUJI公式様より

 

▼『地球大』▼

画像引用元:株式会社良品計画様より

    

モノ作りを見直すにあたって、

MUJIは、

世界中の物を参考にします。

うむりうむり。

たとえば『足なり直角靴下』は、

チェコのおばあちゃんが編んでた

伝統的な靴下がヒントになっていましたね。

    

『チェコが元ネタ』
▼足なり直角靴下▼

画像引用元:MUJI公式様より
画像引用元:MUJI公式様より

    

ただし、

現地の工芸品そのままでは、

世界の市場には向いてなかったりするので。

まあそうか。

元ネタに対して、

『手を加えたり』

『品質を整えたり』

……してから製品化することがあります。

    

調整してから
▼『製品化』してます▼

画像引用元:MUJI公式様より
画像引用元:MUJI公式様より

    

たとえば『オーク無垢材ベンチ』は、

中国の民芸品を元ネタとして、

無印良品なりにデザインし直してるし

ホーそうなんや。

『木製の角形トレー』も、

韓国の日用品を元ネタにして、

無印良品デザインに作り直してますよ

   

『中国が元ネタ』
▼オーク無垢材ベンチ▼

画像引用元:MUJI公式様より

   

『韓国が元ネタ』
▼木製トレー角形▼

画像引用元:MUJI公式様より

    

それってさあ。

北欧モダンがやってたリ・デザインじゃね?

やっぱり無印良品って、

『モダンデザイン』のブランドなんじゃね?

世界の工芸品の中から、

『無印良品概念』を見つけ出して、

そのリサーチ結果を、

うまく商品開発に活かしているわけですね。

なんではぐらかすの!?

   

海外著名人の
▼『証言②』▼

カーサブルータス いちばん新しい無印良品のこと。

モダンデザイナー
【エンツォ・マーリさん】

無印良品が存在する前から無印良品をデザインしてきたぞ

※※※
引用元
『カーサブルータス いちばん新しい無印良品のこと。』
p21より

       

《関連記事》

【アニメで学ぶ】:リ・デザイン

    

【無印良品】:水のような普遍的デザイン

   

MUJIは
▼『水や空気のように。』▼

画像引用元:MUJI公式様より
画像引用元:MUJI公式様より

    

無印良品の!!

デザインを探るキーワード『3つ目』!!

……普遍性》。

ああ、それはイメージあるかもですな。

いつの時代でも魅力的、

どこの国でも魅力的、

そんな普遍的な商品を、

MUJIは目指しているのですよ。

    

MUJIは
▼『水や空気のように。』▼

画像引用元:MUJI公式様より
画像引用元:MUJI公式様より

    

実はMUJIって、

あの商品デザインのまま

……世界中に海外展開しております。

へえへえ、

海外向けに『デザインを変更』したりしないんや。

デザイン自体は変えずに、

家電商品だけ、

『現地のコンセント』『現地の電圧』に合わせてるくらいですね。

    

『家電の規格』は
▼現地に合わせます▼

画像引用元:MUJI公式様より
画像引用元:MUJI公式様より

   

さきほどの、

『foundMUJI』もそうだけど、

商品を見直すときに、

国籍をカットすることも多いしね。

ん?

チェコの靴下には『チェコの国籍』があり、

アフリカの民芸品には『アフリカの国籍』があるけれど、

色を省いて、

装飾を省いて、

世界共通で楽しんでもらえるように、

……『普遍性』を高めているわけ。

    

MUJIは
▼『水や空気のように。』▼

画像引用元:MUJI公式様より
画像引用元:MUJI公式様より

    

ねえそれって。

モダンの特徴、

インターナショナルデザインじゃない?

世界各国で好みが異なるのに!!

どうしてMUJIは同じ商品を販売できてるの!?

この疑問に対して、

MUJIは「水を売っているからです」と答えていますよ。

聞けや!!!!

     

MUJIは
▼『水や空気のように。』▼

画像引用元:MUJI公式様より
画像引用元:MUJI公式様より

   

水のように穏やかで、

『普通』の健やかさをお届けする存在、

そんな風にありたいと、

原研哉さんも語っているのですよ。

それはつまり、

世界共通のモダンデザインってこと?

……。

なんでやねん。

    

海外著名人の
▼『証言③』▼

カーサブルータス 無印良品の秘密!?

建築家
【ボブ・アイゼンハートさん】

「MUJIはモダンデザインのあるべき姿だ。」

※※※
引用元
『カーサブルータス 無印良品の秘密!?』
p69より

       

《関連記事》

【モダンの特徴】:インターナショナルデザイン

        

【無印良品】:モダンデザインかもしれません。

    

無印良品の
\ 『デザイン』 /

画像引用元:株式会社良品計画様より
画像引用元:株式会社良品計画様より

      

というわけで!!

無印良品のデザイン!!

ひょっとしたら、

……モダンっぽいかもしれません。

知ってたよ!!!!

デザインをゼロから見直すとか、

伝統工芸をリ・デザインするとか、

世界共通のインターナショナルデザインとか、

……何もかもモダンそのものじゃん!!

     

無印良品の
\ 『デザイン』 /

画像引用元:株式会社良品計画様より
画像引用元:株式会社良品計画様より

      

厳密に言うなら、

MUJIなりの『デザイン見直し運動』が、

結果的にモダニズムと

重なる結論になった部分が多いという感じかな。

無印良品は、

『モダニズムのメーカーだ』とか、

『モダンデザインのメーカーだ』とか、

そういう表現をすると微妙にダウトだけど、

モダン風デザインのものが多め、

……くらいなら認められる感じ?

まあ、いいでしょう!!

   

無印良品の
\ 『デザイン』 /

画像引用元:株式会社良品計画様より
画像引用元:株式会社良品計画様より

   

慎重な言葉選びを

あえて放棄して表現しますと、

個人的な感覚としては、

バウハウスと同類ではあると思う。

嫌がりそう。

ただし必ずしも!!

『全商品がモダン』

……とは限らないからそこは注意してね!!

だから明言を避けてたんやな!!

       

無印良品の
\ 『デザイン』 /

画像引用元:株式会社良品計画様より
画像引用元:株式会社良品計画様より

    

現実問題としては!!

一点一点『商品を見て』

それぞれ判断するしかないんだけど!!

洗いざらしのリネンとか、

普通にラスティックだしね!!

だけど事実上、

モダン判定になるアイテムは多いんじゃないかな。

煮え切らないけど、

そうとしか言いようがないやつ!!

    

無印良品の
\ 『デザイン』 /

画像引用元:株式会社良品計画様より
画像引用元:株式会社良品計画様より

    

ちなみに、

MUJI本人は明言しないんだけど、

海外の著名デザイナーさんたちは割と、

MUJIはモダンだぜと言っちゃってますよ。

もうモダンでいいよ。

じゃ、そういうことで。

今回ひどいな。

    

  

▼参考文献▼

MUJI 無印良品

           

MUJIが生まれる「思考」と「言葉」

      

無印良品のデザイン

  

MUJI IS 無印良品アーカイブ

            

MUJI式 世界で愛されるマーケティング

    

無印良品は、仕組みが9割

                 

カーサブルータス 無印良品の秘密!?

     

カーサブルータス いちばん新しい無印良品のこと。

     

デザインのデザイン|原研哉

     

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