<画像引用元:TVアニメ「血界戦線」公式様より>
【アニメで学ぶインテリア】:英国アンティーク家具とアメリカ
『アメリカルーツ』の
\ インテリア最高 /
《インダストリアル》!!
《ブルックリンスタイル》!!
《カフェ風インテリア》!!
これまでアメリカ文化をルーツとした
お部屋のスタイルを学んできましたが!!
学んできましたが?
なんかときどき、
ヨーロッパっぽいソファ混ざってない?
『ヨーロッパっぽい』ソファが
▼まぎれ込んでる例▼
『ヨーロッパっぽい』ソファが
▼まぎれ込んでる例▼
あッれれ~~? おかしいですな~~?
どうしてアメリカのインテリアに『英国アンティーク』みたいな家具があるのかな~~?
ダウトーーッ!!!
『アメリカ文脈』で覚えた知識はぜんぶウソ!!!
ところがどっこい!!!
実はアメリカインテリアでは、
『ヨーロッパ家具』を使って良いんです!!
今日は
▼アニメで学ぶインテリアです!▼
ハロー、ミシェーラ!!
本日は《血界戦線》でアメリカと英国の関係を覚えましょう!!
えええええええ!!?
理由があってアメリカに『英国家具』が混ざってるの!?
あとなんで《血界戦線》?
物語の舞台『ヘルサレムズ・ロット』が、
アメリカのニューヨークだからだよ。
▼参考文献▼
ナショナルジオグラフィック
世界の国 アメリカ
【理由①】:アメリカ建国の歴史と『イギリスアンティーク家具』
ニューヨークへ
▼ようこそ!▼
まずは最初に大・前・提!!
『アメリカ合衆国』ってそもそも、
イギリス人が作った国やでってことを理解しましょう!!
学校の勉強はぜんぶ忘れました!!!
赤ちゃんだと思って教えてください!!!
その意気やヨシ!! オ~ヨシヨシ!!
赤ちゃんレベルで覚える
▼【アメリカの歴史】▼
え~そもそも、
人類はアフリカらへんで発祥したと言われています。
ここをスタート地点として、
『移動』や『進化』をしながら世界に広がっていきました。
そうだったの!?
ただし『船』とか無いので、
行けるのは陸路で歩ける場所だけです。
海で断絶されている、
右側の大陸にはたどり着けなかったのですが……、
アフリカらへんで
▼人類発祥したけど▼
『陸伝い』でしか
▼移動できなかった▼
ですが『1万5000年』ほど前
めっちゃ寒い氷期の影響で、
『ロシア』と『アメリカ大陸』との間にある、
ベーリング海峡が地続きになりました。
おお!!
一時的に陸地がつながったんや!!
このときロシア側からアメリカ側へ歩いていった人々が、
今のアメリカ先住民の方の祖先だと言われていますよ。
いわゆるネイティブアメリカンの方々ですね。
『氷期』で地続きになった
▼海峡を渡った人々がいました▼
で、そこから一気に月日が経って、
西暦1500年代くらいから……、
ヨーロッパ人が『アメリカ東海岸』にお船でやってきて、
めぼしいエリアを植民地にし始めます。
うう~~ん、学校で聞いたような忘れたような。
このときヨーロッパ人同士で『領地の取り合い』もあったんだけど、
なんやかんやあってイギリスが勝ちました。
赤ちゃん向けの解説アザス!!!
イギリスが『アメリカ東海岸』を
▼植民地化▼
結果的にアメリカ東海岸は
『イギリスの植民地』になったんだけど、
イギリス本国が、
このアメリカで暮らすイギリス人からめっちゃ税をとったのよね。
遠く離れた『異国』で生活してるのにね。
これにバチギレして、
『イギリス本国』とはもう手を切り……、
『現地メンバー』が自分たちだけで
国を立ち上げたのがアメリカ合衆国です。
アメリカ人の正体、
アメリカで暮らすイギリス人じゃん。
『アメリカ人』は
▼『イギリス人』です▼
アメリカは『広大な土地』を開拓するために
最終的には移民だらけの国になったんだけど、
『アメリカ合衆国』の始まりはイギリス人で、
人口が一番多いのもイギリス人です。
はえ~~。
まあインテリアに関係すること以外、
『色んな大切なこと』を省略してるので信用しすぎないで欲しいんだけど……、
▼溢れるイギリス感▼
『アメリカ合衆国』は、
イギリス人が作った国である。
これだけはイメージとしてざっくり覚えておいてください。
クラウスはイギリス人じゃなくてドイツ系じゃない?
考えるな!! 感じろ!!
歴史のあるエリアほど
▼『ヨーロッパの名残』があるアメリカ▼
ゆーてアメリカは、
イギリス本国と完全決別できたわけではありません。
歴史的にも地理的にも、
お互い『交易』の重要なパートナーですからね。絡みはずっと残ります。
まあ現実の『国の運営』ってそんな単純じゃないよね。
以降ずっとアメリカは、
イギリスへの『対抗意識』を持ちながら、
お互い『協力関係』でもあるという、
ちょっぴり複雑な関わりを持ち続けることになります。
まさにクラウスとザップのような関係ですね。
クラウスはイギリスじゃなくてドイツ系じゃない?
色んな人種が『複雑な関係』で
▼一緒に暮らす国です▼
まあ難しい歴史の話はさておき、
言いたいことの『勘所』は分かりましたわ。
イギリスアンティークの家具、
アメリカにあるに決まってますね。
あるに決まってるでしょ。
アメリカ人はもともとイギリス人だから、
代々英国アンティーク家具を持ってるんですよ。
『移民の国』アメリカ!
▼『移民の街』ニューヨーク!▼
↑前述のとおり《血界戦線》の舞台は、
ニューヨークが変化した街『ヘルサレムズ・ロット』ですが、
『霧の都ロンドン』を連想させる、
イギリスっぽい世界観になってるのも興味深いところですよ。
ほっほっほ、素直に楽しめ。
▼参考文献▼
【イギリス祖先のアメリカ人】
アメリカ合衆国の建国当初はイギリス祖先の人口が多かったのですが、時代が下るにつれてその割合は変化しています。
特に貧困・飢饉・差別・弾圧の影響でドイツからの移民が増えたため、アメリカの国勢調査によると、現代の米国内に多い祖先の第1位は『ドイツ系』であり、『イギリス系』は第4位となっています。
ただし、『イギリス人を祖先としていても自分の民族系列は生粋アメリカ人であると考えている米国人が多いからだと思われる』との指摘もあり、実数にはズレがあることが示唆されています。(指摘引用元:社会実情データ図録様より)
【理由②】:『大量生産・大量消費』社会とビンテージ家具
異界と現世が交わる街
▼『ヘルサレムズ・ロット』▼
というわけで、
アメリカで『イギリスアンティークの家具』が使われる大きな理由は、
アメリカ合衆国がそもそも、
イギリスから生まれたからなんだけど。
ふむりふむり。
『イギリス家具が手に入れやすい』という事情とは逆に、
『アメリカ家具が手に入れにくい』という都合もあったりするんです。
こちらは『素直にアメリカ』な
▼インテリア▼
例えばインダストリアルは『経年変化』のインテリア。
建築や家財で『使用済み』の印象を作ると
本格的なビジュアルになるんだけれど。
ほいほい。
工場や倉庫を『転用した』スタイルだから、使い込んだ印象が大切とか何とか。
ですが、
『アメリカで生産されて』
『アメリカで使いこまれた』
『アメリカのビンテージ家具』って、
……非常に出会いにくかったんです。
『アメリカのビンテージ家具』を
▼見つけるのは大変でした▼
理由1つ目。
『①両親・祖父母から引き継げない』。
『さっきの話』と関係ありそうですね。
イギリス出自に限らず、
アメリカ合衆国は『移民の国』ですからね。
世代交代で『家具を譲り受ける』とき、
両親・祖父母がけっこうな割合でアメリカ人じゃありません。
そりゃ『アメリカアンティーク家具』は手に入りませんね。
家族が『アメリカ生まれじゃない』のが
▼移民の国です▼
家族が『アメリカ生まれじゃない』のが
▼移民の国です▼
理由2つ目。
『②アメリカは使い捨て商品が多い』
アチャ~~。
アメリカは移民の国なので、
一つの仕事をじっくり習得した『熟練労働者』があまり居ませんでした。
それが『産業革命』と相まって、
非・熟練者がライン作業で行う大量生産&大量消費でビジネスすることが多かったんです。
量販マーケット(?)は
▼大量生産の象徴です▼
『職人芸』でモノ作りができないので、
クオリティで商品アピールができません。
そこで消費者の『購買意欲』を煽るために、
ちょっとだけ新しい量産品を連発するという作戦に出たわけですね。
ファストファッションじゃん。
そうそう。
これを『計画的陳腐化マーケティング』と呼びますよ。
スマホが『新機能&新モデル』を
▼しょっちゅう発売するのもコレ▼
そのためアメリカの製品は、
『世代を超えて愛する』ことが難しい消費前提のアイテムになりがちで、
長年同じものを使い続けてビンテージになれるほどの
ポテンシャルがそもそも無いことが多かったわけですね。
輸入された『北欧家具』を見て、
その職人技にアメリカ人がビビった話ってそういうことやったんや……。
北欧の職人技に
▼アメリカ人がビビった話▼
という事情があるからして、
『先代から引き継ぎにくいこと』と、
『現行品もチープな物が多いこと』が相まって、
アンティークな家具と言えば、
英国アンティークの家具が使われることが多かったわけです。
『大量生産・大量消費』って、
インテリアの歴史を何度も揺るがしますな。
『大量生産』社会が
▼インテリアを揺るがした話▼
まあゆーて、その大量生産・大量消費が
『技術の発展』につながった面もあるのでね。
ものごとは『イイ面』も『ヨクナイ面』も表裏一体、
一つの価値観で決めつけないことが、
『多民族国家』では大切ってことかもね。
まさにその通りでございますよ!!!
多様な価値観が
▼大切ですね▼
▼参考文献▼
【血界戦線で覚える】:アメリカと英国家具との関係でした!
異界と現世が交わる街
▼ヘルサレムズ・ロット!▼
というわけで!!
『イギリス祖先』の関係で英国アンティーク家具が多かったことと!!
『移民の国』である関係で、
アメリカアンティーク家具が生まれにくい土壌があったことが相まって!!
ふむふむ!!!
『アメリカ系のインテリア』で
ビンテージ家具を採用するときは……、
英国デザインのものが混ざりがちなのでした――ッ!!
いわゆる
▼『人種のサラダボウル』ですね▼
《インダストリアルの作り方》では、
何かと厳しいルールを解説しましたが!!
アメリカのインテリアって、
こうやって『イギリスの家具』を使うことがあるから!!
使うことがあるから!!
『花瓶に切り花』とか
『存在感のあるカーテン』とか
『伝統柄のハデハデな壁紙』とか
『ろうそく仕様のシャンデリア』みたいな
ヨーロッパっぽいフォーマットを混ぜすぎると、
『イギリスのインテリア』みたいになっちゃうんですよ!!!
わはは、そりゃルールが厳しくもなるわ。
『イギリス風味』を
▼ちょっと足したくらいのバランス▼
やりすぎると
▼『英国インテリア』になります▼
ヨーロッパデザインの家具は
『上級者感』を出すにはすごく良いんだけど、
あくまで「アメリカ文脈の部屋だぞ」という
アピールを忘れないようにしましょう!!
ほいほい、《わからせアイコン》使いますわ。
アメリカ文脈だという
▼『主張』とセットで使いましょう!▼
【ハンティングトロフィー】
動物の頭を飾るのは『ハンティングトロフィー』と言って、狩りに成功した勲章のようなものです。
狩猟をする地域なら国に関わらず見かけますが、西部開拓のイメージと相性がよくアメリカインテリアで特に好んで採用されます。
《カフェ風インテリア》のアイコンとして、
「紅茶ではなくコーヒーを飾れ」と解説したこともありましたが!!
昔のアメリカ人、
『イギリスからの独立心』でわざと紅茶じゃなくてコーヒー飲んでましたからね。
あの話、そんなに根深い理由があったんだ……。
イギリスから独立した
▼『食文化』をしています▼
そんなこんなで!!
色~んな意味で『移民の国』であるアメリカ合衆国!!
人間と異界人が共存する物語を描くのに、
『ニューヨーク』ほどぴったりな街はないのでした――ッ!!
ヘルサレムズ・ロットは、
『ただなんとなく格好いいから』ニューヨークなわけじゃないんですねえ~。
知らんけど。
知識を覚えて、
▼『人を招ける』部屋作りを!▼
ではでは、本日はこんなところで!!
アメリカ文脈のインテリアに、
『イギリス家具』は足せるけど慎重に!!
肝に銘じます!!!
歴史解説どこか間違ってても
『シュガーソングとビターステップ』に免じて許してくれ!!
《血界戦線》にまつわる全てを
その曲で乗り切ろうとするな。
おすすめ英国要素ブランド
▼《HALO》▼
《原作マンガ》
《アニメ版》
『血界戦線』
▼公式PV▼
※当サイトにはアフィリエイトリンクが含まれます。
リンク先で商品を購入すると作者に収益が発生することがありますので、
望まれない方はサイト外でお買い物を楽しんで下さいませ~。
いつも楽しいブログと動画で勉強させていただき、ありがとうございます(*^^*)
先生のおかげで、ステキインテリアを見ても、どこがステキなのかわかるようになってきてとてもうれしいです!
早速アクタスで花瓶(合法オブジェ)を買ってきました!
店内はおしゃれで、
挙動不審なヲタクにも店員さんは優しかったです(笑)
いつかもしネタ切れになるようなことがありましたら、
私の長年の疑問
「おしゃれインテリアのベッドには、なぜ枕がいっぱいあるのか」
を、記事にしていただけるとうれしいです(^^)
良質なブログの運営には、
時間もお金もかかるかと思います
どうぞご無理なく
これからも楽しみにしていますm(_ _)m
ひとえさん、素敵なコメントをありがとうございます!!
インテリアを『おしゃれになるための単純作業』ではなく、
『前向きに楽しむ趣味』としてエンジョイされてらっしゃるのが伝わってきて、とってもとっても嬉しいです!!
アクタスさんも行ってみて下さってありがとうございます~~!!
家具屋の店員さんは優しいことが多いので、気にせず安心して楽しんで頂けましたら幸いです 笑
「おしゃれインテリアのベッドには、なぜ枕がいっぱいあるのか」
↑承知しました~~!!
いつごろ記事に出来るかちょ~っと読めませんが、大切な話題だと思います!!
お話の候補としてメモしておきますので、気長にお待ちいただけましたら幸いです。
お優しいお言葉まで、たくさんお気遣い頂きまして本当にありがとうございます!!
とっても励みになりました。これからも頑張ります~~!!
お返事、とってもうれしいです!
応援しています(^^)