【マケインで覚えるインテリア】:アートの歴史は『市民革命』で大きく変化したんですよというお話。

画像引用元:アニプレックス チャンネル様より

【マケインで覚える】:インテリアの歴史『市民革命』

   

クラシックは
\ 『偉大なモチーフ』 /

    

アートの世界って、

偉大なモチーフほどクラシックで、

偉大じゃないモチーフほどモダンなんですよね。

ですです!!

アートというのは、

『モチーフ選定』がとっても重要なのですよ。

それはわかるんだけど。

『偉大じゃないモチーフ』って、

……定義がぼんやりしてない?

     

モダンは
\ 『偉大じゃないモチーフ』 /

画像引用元:Wikipedia様『ベルト・モリゾ』より
画像引用元:Wikipedia様『ベルト・モリゾ』より

      

カーッ!!!

インテリア情報はいつもそう!!!

『センスありき』の解説ばかりしおって!!

我々のような凡人はお呼びでないんですなあ!!!

そ、そんなことないですって!!!

インテリアの歴史というのは、

むしろ凡人のために変化してきたものなんですよ!!

    

本日は
▼【アニメで学ぶインテリア】▼

    

というわけで本日は!!

アニメで学ぶインテリアでございます!!

負けて輝け!!

マケインで覚える【市民革命】!!

焼塩派です。

小鞠ちゃんは僕が幸せにします。

オメーの出る幕はねえんだよ!!

マケインエアプか!? オオ!?

   

当ブログは
▼小鞠知花さんを応援しています▼

    

【マケインで覚える】:教会の時代・王様の時代

    

さてインテリア史というのは、

ずっとず~っと、

負けヒロインの地位向上の歴史でございました。

何の話が始まるねん。

八奈見さんの基準でいうと、

『恋愛』で勝ち負けが決まっているわけだけど、

現実の昔の世界は、

『身分・立場』で勝ち負けが決まってました。

   

『勝ち組』と『負け組』が
▼存在してました▼

    

まずは中世!!

キリスト教が最強だった時代!!

このころのヨーロッパには、

神様という中心がありました。

ほいほい。

なのでキリスト教会のような、

『神様に近い』人たちほど、

『勝ち組サイド』として権力を持って、

……政治を動かしたりしていたのです。

    

『神様に近い』ほど
▼勝ち組でした▼

画像引用元:Wikipedia様『中世美術』より

    

だからアートだって、

『神様モチーフ』をたくさん描きました。

中世ヨーロッパは、

『キリスト教アート』が大好きなんでしたな。

ですので当時は、

モチーフにも明確な序列があって、

神様こそ描く価値アリ!!

風景画なんて描く価値ナシ!!

……みたいな感じになっていましたよ。

   

『神様モチーフ』
▼描く価値アリ!▼

画像引用元:Wikipedia様『西洋美術史』より

     

『風景画』
▼描く価値ナシ!▼

画像引用元:中世ヨーロッパの道様より

     

マケイン陣営、

ぬっくんは自称「背景キャラ」だけど、

アートの背景だって価値が低いから、

画家の弟子が描いちゃうこともありました。

ぬっくんは、

弟子に描かれちゃうんだ……。

それくらい当時のアート界では、

神様じゃない題材って、

すごく扱いの低いモチーフだったわけですね。

     

背景なんて
▼『弟子』の仕事▼

     

時は流れて、

クラシックアートの時代!!

ルネサンスが起こって、

キリスト教が下火になった時代ですな!!

その結果、

社会がどう変わったかというと、

勝ち組の座が、

『教会のもの』ではなく、

『王様のもの』に変化していきました。

    

勝ち組の座は
▼『王様』のものに▼

画像引用元:Wikipedia様『西洋美術史』より

    

キリスト教会が、

なんとなく世界を支配するのではなく!!

各地に国王がいて、

国家を統治する主権を持っていて、

国家の範囲が国境で定められている、

……これがクラシックアートの時代です。

それって中世にはなかったんや!?

歴史の教科書に出てくる、

『絶対王政』ってのがコレですね。

フランスのルイ14世が、

「朕は国家なり」って言ったのもこの話題だよ。

   

\ 朕は国家なり /

      

ともあれ、

『教会の時代』にせよ、

『王様の時代』にせよ、

勝ち組と負け組の間には、

越えられない壁がず~っとあったのです。

戦う前から負けている!!

乱暴な例えですが、

教皇様や王様が『勝ちヒロイン』

ただの一般庶民が『負けヒロイン』

……とするならば!!

クラシックの歴史はずっと、

勝ちヒロインのためのものだったんですよね。

   

負けヒロインは
▼『蚊帳の外』でした▼

     

▼参考文献▼

西洋絵画の見方がわかる世界史入門

【キリスト教の時代】

“中世の「キリスト教社会」というのは、全てが宗教に従属する社会です。もちろん政治も宗教に従属しています。こう言うと驚かれるかもしれませんが、その意味するところは、中世には我々の考えるような「国家」や「国際社会」はなかったということです。”

(中略)

“つまり、現在のように「イギリス」や「フランス」といった国家が分立し、国境で隔てられ、国家を国王が動かし国家のもとに国民がいる、という状況ではなかったのです。”

※※※
引用元
《西洋絵画の見方がわかる世界史入門》
第2幕『バロック・ロココ』
p56~57より

    

【マケインで覚える】:自由・平等な『庶民の時代』

    

     

だけど、

マケインの正式タイトルは、

『負けヒロインが多すぎる!』です。

ふむふむ?

そう、

負けヒロインって多すぎるんですよね。

世の中って、

『勝ち組』よりも、

『負け組』の方が、

……圧倒的に大多数なのです。

『王様』よりも、

『庶民』の方が多いのは、

当たり前っちゃ当たり前ですわな!!

   

マケイン陣営は
▼『層が厚い』▼

    

モダン時代というのは、

おおざっぱに区切るなら、

産業革命以降の時代のことでしたね。

まあ!! なんとなくは!!

一般庶民はたくさんいるので、

技術革新が起きればその中からは、

事業で成功して、

『お金持ち』になる人も生まれたし、

『意識が高く』なる人も生まれたし、

『現状に不満』を持つ人も大勢になっていきました。

   

『打倒・勝ち組』の
▼機運が高まります▼

       

その結果として、

「王様なんてもう知らん!」

「これからは庶民の時代だぜ!」

というムーブメントが各地で起こるようになったんです。

さもありなん!!

これがいわゆる市民革命

フランスの革命で、

マリー・アントワネットが処刑されたのはこの一環ね。

     

『王妃マリー・アントワネット』も
▼退場することに▼

      

ここから世界は、

勝ち組である特権階級ではなく、

負け組だった市民階級が主役となり、

『自由・平等』の道へと進んでいくことになります。

今まで負け続けてきた、

一般人についにスポットライトが!!!

ぬっくんって、

庶民だけどすげえ豪邸に住んでるでしょ?

クラシック時代なら背景扱いだったような市民も、

平等に主役になれる時代が来るわけですね。

   

温水家はかなり
▼『豪邸』です▼

     

そんな中、

アートの世界にも、

自由・平等の視点が加わることになります。

影響ありそう!!

たとえばこの時代には、

アンデパンダン展という美術展が生まれました。

これは、

「権威とかモチーフとか関係なく」

「誰でも自由にアートを出品してね」

……というめっちゃ画期的な展示会です。

   

アマチュアにも
▼『活躍の場』が増えていく▼

     

アートライターの

ジュウ・ショさんはアンデパンダン展のことを、

「pixivみたいな場所」

……と表現されているのですが!!

わかりやすい!!

マケインの作中で例えるならば、

小説家じゃなくても、

文芸部のメンバーが、

WEB投稿サイトに自作小説をUPしてる、

……なんて描写もこれに近いですね。

自由・平等の時代ですなあ!!!

        

▼参考コラム▼

【アンデパンダン展はpixiv】

“それでスーラは「もう、サロンとかどうでもいいわ。もうなんか、思考がおじいちゃん過ぎるわ」と幻滅。友だちのポール・シニャックらと「独立芸術家協会」を設立し「アンデパンダン展」を開催するんです。”

“これは「賞とかないけど、審査なしで誰のどんな作品でも展示するよ」というコンセプトです。今でいうとpixivみたいな場所を作ったんですね。これは保守的なサロンへのカウンターでした。”

※※※
引用元
イロハニアート様
【西洋美術史を流れで学ぶ】シリーズ
(第22回)~新印象派・後期印象派編~
ライター:ジュウ・ショ様
より

     

【マケインで覚える】:偉大なアート・庶民のアート

   

モダン時代は
▼『自由・平等』▼

   

市民革命によって、

『自由・平等』になったということは、

市民だって平等に、

アートを楽しめるようになったということです。

ホウホウ?

市民革命によって、

『王宮で独占されていたアート』が解放されたから、

今でもヨーロッパでは、

『当時の王宮』が美術館になっていることが多いんですよ。

   

もともとは宮殿
▼『ルーヴル美術館』▼

画像引用元:Wikipedia様『ルーヴル美術館』より
画像引用元:Wikipedia様『ルーヴル美術館』より
画像引用元:Wikipedia様『ルーヴル美術館』より

    

庶民がアートを楽しめるようになると、

……何が変わるのか?

描かれるアートの種類も、

支配層の好みから庶民の好みに変化していったんです。

ホウホウ!!!!!

庶民にとっては、

『神様の名シーン』よりも、

『王様の肖像画』よりも、

『学校の水道水』のほうが身近なのです。

ぬっくんディスってる?

     

庶民が好きなのは
▼『水道水』▼

      

庶民のリビングに、

キリスト教の宗教画は飾りにくいけど!!

庶民のリビングに、

ナチュラルな風景画なら飾りやすいんですよ!!

その感覚って、

当時も同じだったんだ!?

教会が興味あるのは、

『最後の晩餐』かもしれないけど!!

庶民が興味あるのは、

『ヤマサちくわ』なんですよ。

八奈見さんディスってる?

   

庶民が好きなのは
▼『身近なモチーフ』▼

     

庶民が好きなのは
▼『身近なモチーフ』▼

画像引用元:ヤマサちくわ株式会社公式様より
画像引用元:ヤマサちくわ株式会社公式様より

      

アートの好みが、

『庶民向き』に変化したおかげで、

ようやく『印象派』のような、

新時代のアーティストも評価されるようになりました。

印象派!!

モダンアートのスタート地点!!

彼らが得意としたのは、

ありふれた光景を描いた『風景画』でしたね。

風景画はもともと、

『神様の背景』みたいな扱いだったけど、

『庶民の好み』にバッチリ合ってくれたので、

……少しずつ日の目を見るようになっていったのですよ。

   

『身近なモチーフ』
\ いいですねえ /

    

『身近なモチーフ』
\ いいですねえ /

画像引用元:Wikipedia様『ベルト・モリゾ』より
画像引用元:Wikipedia様『ベルト・モリゾ』より

    

こうしてアーティストたちはどんどん、

権威から解放された、

何でもないモチーフを描くようになっていきます。

庶民にも親しみやすいモチーフですな。

人物画は、

『偉大なる人物』から『一般市民』へ!!

風景画も、

『偉大なる名所』から『なんかその辺』へ!!

          

『身近なモチーフ』
\ いいですねえ /

画像引用元:Wikipedia様『ベルト・モリゾ』より
画像引用元:Wikipedia様『ベルト・モリゾ』より

    

アートの世界が、

『凡人のために』

……変化してきたというのはまさにこれ。

うむりうむり!!

勝ち組である、

特権階級だけが楽しむものだったところから、

もともとは負け組だった、

市民階級も楽しめるように変化してきたのですよ。

市民革命のおかげで、

一般人の時代が来たんですな!!

    

▼参考文献▼

西洋絵画の見方がわかる世界史入門

【フランス革命】

“フランスという国家はどうあるべきか、一般市民は「理性」を解放することで「社会をより良くしよう」と革命に乗り出します。1789年のことです。”

“革命のなかで、身分制度は解体され、国王のルイ16世や王妃マリー・アントワネットは処刑されました。フランスは、理念として掲げられた「自由・平等」へと前進します。”

※※※
引用元
《西洋絵画の見方がわかる世界史入門》
第3幕『17世紀オランダ絵画と新古典主義』
p86より

    

【マケインで覚える】:アートの歴史でした!

      

『市民革命』で
▼一般人の時代へ▼

    

というわけで!!!

アートのモチーフは!!!

①神様のためのもの

②王様のためのもの

③市民のためのもの

……というふうに!!

ういうい!!

一部のマイノリティのためのものから、

大多数のマジョリティのためのものへと、

変化してきた歴史があるのでした。

    

『市民革命』で
▼一般人の時代へ▼

      

仰々しいモチーフの名画は、

楽しみ方が分からなくて肩がこってしまう。

「でもゴッホのヒマワリは好き」

……みたいな人たくさんいるでしょ?

ワイですわ。

それは単純に、

庶民にも伝わるモチーフなんですよ。

ワイは庶民でしたわ。

   

フィンセント・ファン・ゴッホ
▼『ひまわり』▼

   

ヨハネス・フェルメール
▼『青いターバンの少女』▼

         

フェルメールの、

『青いターバンの少女』も同じです。

あれの何がすごいのか?

誰でもない人物だからこそ、

誰でも平等に楽しめるんですよ。

青キャラは、

負けヒロイン筆頭ですからな。

フェルメールの名画に言うことじゃないですよ!!

    

負けヒロインは
\ 『モダンなモチーフ』 /

        

アートのモチーフは!!

『偉大な人物』『偉大な場所」

……であるほど地域性があってクラシカル!!

『誰でもない人物』『どこでもない場所』

……であるほどインターナショナルでモダニズム!!

勝ちヒロインほど、

……地域性があってクラシカル!!

負けヒロインほど、

……インターナショナルでモダニズム!!

よかったらこの視点を、

アートを見分ける判断基準に加えてみてくださいませ。

八奈見さんはモダニズム!!

      

負けヒロインが多すぎる!
《公式PV》

      

負けヒロインが多すぎる!
《原作ライトノベル》

負けヒロインが多すぎる!

    

負けヒロインが多すぎる!
《アニメ版》

負けヒロインが多すぎる!

         

▼参考文献▼

西洋絵画の見方がわかる世界史入門

    

これならわかるアートの歴史

   

印象派の発明

    

図説 名画の歴史

   

13歳からのアート思考

    

知識ゼロからの西洋絵画入門

   

知識ゼロからの西洋絵画 困った巨匠たち対決

   

もっと知りたいセザンヌ

    

モネとセザンヌ

  

セザンヌ

  

セザンヌは何を描いたか

 

天才芸術家ものがたり 印象派

    

ダダ・シュルレアリスムを学ぶ人のために

   

ダダ 前衛芸術の誕生

       

ダダイズム 世界をつなぐ芸術運動

   

近代絵画史(下)

   

もっと知りたいマグリット

            

もっと知りたいサルバドール・ダリ

    

5分でわかれ!印象派

     

▼参考コラム▼

イロハニアート様
【西洋美術史を流れで学ぶ】シリーズ
ライター:ジュウ・ショ様

     

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