【無印良品】が何故おしゃれに感じるのか『理由』を説明できますか?
ハイハイ!
俺だって、このブログでインテリア勉強してきたんですよ! わかりますとも!
残念ハズレです。
まだ言ってねえよ。
いやこれは『色』ですよね。『色の統一』。
全体の色をモノトーン、特に白に統一することで
情報量(生活感)を減らしてリラックスな空間を作り上げている。ハイこれだ。
ザンネン惜しい。
罰ゲーム『ガビョウ洗濯機』を言い渡します。内容は字ヅラから想像してください。
ガビョウと一緒に洗濯機に入るんでしょ。
なんでそんな猟奇的な罰ゲーム考えつくんだ。
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【無印良品で覚える情報量】:このお写真は『統一』が決め手なんです。
それでは、要素を検証していきましょう!
まず1つ、お色の統一ですね。
モノトーン、特に白をベースにして色数を抑えておられます。
カラーの視点から生活感を減らす工夫ですね。
それ今ワイが言ったやつ。
ただ、キッチンは実用のスペースでもあります。
いくら色数を減らすと言っても、収納物を完全に隠してしまうと不便ですよね。
そこで、一部に『半透明の』収納ケースを採用されています。
使い勝手がアップしますが……これヘタにやると生活感が出ちゃうんですよね。
なんせ中身見えてるんで、視覚情報が増えまくる。
見た目をとるか、便利さをとるか。
むずかしいところですね。
coco様の場合は、うまく捌いておられます。
棚や収納カゴだけでなく、『床』や『壁』まで近いトーンのお色味で統一されているので、そこで多めにリラックスを稼げているんですよね。
その余った余剰分で、
『プレッシャーを差し込む余裕』が生まれているわけですね。
そそ。
『色数が増えるから悪!』みたいに決めつけるんじゃなくて、
自分のライフスタイルと相談しながら、あの手この手でアプローチしましょう。
『自分としては便利さも大切だから、半透明ケースを採用したい!』
『その分、別の部分でリラックスを稼いでみよう!』
……みたいなイメージですね。
素晴らしい! そういうことですよ!!
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【無印良品で覚える家具の高さ】:気軽にリフォームはできません!!
とはいえ、別の部分でリラックスと言っても、
いきなり『壁』とか『床』の色なんて変えられませんよね。
そう簡単にリフォームするお金があったら、インテリアなんて悩みませんよ。
あきらめるな!!
うるさいな! あきらめてねえよ!!
こちらに盛り込まれた工夫は、色だけではありません。
何だと思います?
なに答えてもディスるでしょ。
警戒しおって。
えー工夫。
いろいろありますが、特に注目したいのは『高さ』の統一ですね。
2つ並んだアルミラックも高さが全く同じだし。
アルミラックの中に並んだ収納ケース類も、なるべく同じ高さに合わせてあるでしょ?
おおお! 言われてみれば本当だ!
これ、たしかにスッキリした印象に一役買ってますね!
よく見るとてっぺんの炊飯器とかキッチンアイテム類まで
高さを合わせてあるんですよね。
偶然こうはならない。これは意識しないとできない技術です。
お部屋の印象っていうのは、
『家具単品』じゃなくて、『お部屋全体』で決まるんですよ。
いくらシンプルな家具を選んだとしても、
色んなサイズのものをバラバラに並べたら、『お部屋全体』で見た場合の情報量が上がってしまいます。
逆に言うと、
多少不揃いなアイテムたちでも、高さを合わせてやるとプレッシャーが緩和されるわけですね。
- お部屋の要素は『リラックスとプレッシャーの割合を2:1にする』
- その『プレッシャー1』は、『個性』と『ハレ』で表現する。
上出来です。
高さの統一は意外と見落としがちな部分ですが、
ハマると強烈にスッキリした印象になるのでぜひチャレンジしてみましょう。
ふぁーい!!
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【無印良品は廃課金仕様】:なぜ無印アイテムはオシャレに見えるのか?
【無印良品】ってオシャレですよね。
オシャレの定義によるが?
次それ言ったら殴ります。
ユーモアゼロの純粋な怒り!!
インテリアの知識がなくても、
無印良品の家具さえ買えば、良い感じのお部屋が作れます。
そんなイメージあるよね。
無印良品の家財には、実は
『適当に選んでもオシャレになる魔法』が仕掛けられているんですよ。
ありがてえ!
その一つが『高さ』です。
無印のアイテムって、高さの規格が統一されているんですよ。
これ、どっちも無印さんの定番アイテムです。
どこの店舗でも見かける、普通の収納カゴですね。
持ってないけど、見たことある気がします。
何食わぬ顔で販売されていますが、こいつら高さが揃えられています。
実際の商品ページが↓こちら。
▼ラタンのケース▼
無印良品 重なるラタン角型バスケット・大 (V)約幅35×奥行36×高さ24cm
▼ポリエチレンのケース▼
無印良品 やわらかポリエチレンケース・大 約幅25.5×奥行36×高さ24cm
素材もデザインも異なるのに、
どちらも『高さ24センチ』に揃えられているんだよ!
なんだって――っ!?
お部屋の情報量を減らすセオリーとしては、
『まったく同じケースばっかり使う』のがベターですが。
無印良品さんの場合は、
『適当に色んなケースを買っても、高さが合うのでそれなりに生活感が減る』
……という仕掛けがされているので、勝手にオシャレな部屋になってしまうんですよね。
おおーっ!!!
たしかに魔法っぽい!!!!
こういう統一規格のことを、建築やインテリアコーディネートの世界では
【モデュール】【モデュラーコーディネーション(MC)】といいます。
別に覚えなくて大丈夫です。
今回は収納ケースの例を上げましたが、
無印さんは他のアイテムも規格の統一をされてるんですよ。
収納ケースだけでなく、
『ラック本体』とかも無印さんで揃えてやると、よりスッキリしますね。
そうして部屋中が無印だらけになっていくという。
いったん無印を買いはじめると、部屋中のアイテムをどんどん無印で揃えたくなる。
この現象を、専門用語で【無印スパイラル】といいます。
【無印スパイラル】
インテリア界のアウトロー【おしゃ家ソムリエ おしゃ子!】 が提唱した無印良品の呪いのこと。
『おしゃ子』めっちゃ面白いので今度レビューページ作ります。
後日追記:オシャ子のレビュー記事作りました。
無印だらけにすればするほど、
よりいっそう統一効果が高まってオシャレな部屋になってしまう。
ありがたいことですけどね。
『シナジー特化』。『染めデッキ推奨』。『課金すればするほど強くなる』。
悪質なソシャゲビジネスのようなインテリアブランド、
それが『無印良品』なのです。
怒られますよ。
無印さんの『ラタンケース』と『ポリエチレンケース』。
これ、この名前のアイテムが全モデル高さ24cmという意味ではないのでご注意ください。
高さ8cmのモデル、高さ16cmのモデル、高さ24cmのモデル……みたいに、
何種類か規格サイズがあるので、お部屋に合わせて相性良いサイズを使ってくださいね。
ん?
8cm、16cm、24cmって、ぜんぶ8の倍数じゃないですか?
そですよ。
縦に重ねても、てっぺんの高さがズレにくいように工夫してあるんです。
あざとい。無印あざとい。
好き。
好きなんかい。
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突然ですが、こちらのステキなお写真。
『なぜ素敵に見えるのか』を説明できますか?