画像引用元:インテリアショップ《リグナ》様より
【ブルックリンスタイルの作り方】:インテリアの特徴と歴史解説
これって
\ ブルックリン? /



『インダストリアル風』と!!
『ブルックリン風』との違いは何でしょうかッ!!

……なんとブルックリンスタイルは、
『武骨で男前なアイテムを使うんです』。

ライターの才能ないよ。

本当に見かけた解説なんだよなぁ~~!!!!
▼いかがでしたか?▼



インダストリアルについて調べると、
必ず出てくるのが《ブルックリンスタイル》という単語です。

検索したらすぐ出てきますね。

ですが解説されてる内容は無法地帯。

実はインテリアの世界では、
『インダストリアル』と『ブルックリン』は混同されやすい一大ジャンルなんですよ。
『インダストリアル』
▼インテリア▼

『ブルックリンスタイル』
▼インテリア▼


結論から言うとブルックリン風は、
インダストリアルの『派生進化』スタイルです。

どこが違うのか?
どうすれば再現できるのか?
……本日は、『ブルックリンスタイルの作り方』を解き明かして参りましょう!!

ブルックリンと『インダストリアルとの違い』が
分からずに終わったらビンタしますね。
本場ブルックリンの
\ 《ワイスホテル》 /



【違いは何?】:『インダストリアル』と『ブルックリンスタイル』
これは『インダストリアル』
▼インテリア▼


まず大前提。
過去記事にて解説済みですが……、

インダストリアル・スタイルとは、
産業革命の末期に『余った工場と倉庫』を住宅に転用したインテリアです。

だから『壁がコンクリート』だったり
『配管むき出し』だったりするんでしたね。

住宅不足という当時の事情により、
1920年ごろからアメリカの東海岸に代々伝わってきた、

《地域に根差したスタイル》が
インダストリアル・インテリアであることをまずは思い出してくださいね。
最低限の改修で
▼工場や倉庫に『そのまま住んだ』▼



対して《ブルックリンスタイル》。
こちらは1990年代・後半以降に生まれた最近のスタイルです。

『アメリカの東海岸にある』
『ニューヨーク州の』
『ブルックリン区というエリア』
……で生まれた新世代のインテリアなんですよ。

対応してる『年代』と『地域』がめっちゃ狭いですね。

1920年ごろから東海岸『全体』に広がった、
インダストリアル・インテリアという大きな括りの中で……、

2000年ごろ東海岸の『一部のエリア』で、
イマドキの若者がアップデートしたのがブルックリン・スタイルね。
インダストリアルの中の
▼『1ジャンル』がブルックリン▼



『ブルックリン区』というのは昔から
交易船の荷物を保管しておく倉庫街だったのですが、

人気のマンハッタンに近くて家賃も安いため、
お金のない若いアーティストたちが『倉庫を改装して』住むようになったんです。

貧乏な美大生とかに人気だったわけですな。

貧乏な美大生じゃなくて、
hipster(ヒップスター)というイケてる呼び名で通ってます。
ブルックリン区は
▼アメリカ東海岸の『倉庫街』▼




そしてクリエイターはモノ作りが大好き。

『自力でフルDIYしたり』
『ある程度リフォーム済みからスタートしたり』
……成り行きの差こそあれ、おしゃれにリノベすることがトレンディーでした。

『アーティストが住んだこと』が
ちゃんと意味を持ってるインテリアなのね。
ブルックリンスタイルは
▼『前向きなリノベ』のインテリア▼



昔ながらのインダストリアルは
『余計な装飾をしない』フォーマットが基本ですが、

ブルックリンスタイルは壁材も整えるし、
絵画のようなアーティストなりの装飾も追加されますよ。

ほいほい、
本格派インダストリアルより規制が緩いのはありがたい。

『元ネタがインダストリアル』なので
ある程度はしきたりを守る必要があるのですが……、

「インダストリアル文脈をリスペクトしてますよ」
というポーズができるくらいルールを守れば一応OKです。
『ミッドセンチュリー以降』の時代なので
▼プラスチックとかも使えます▼



ただし、
『何でもあり』ではブルックリンスタイルだと伝わりません。

『インダストリアルをベースにしつつ』
『ちゃんとブルックリンスタイルだと主張する』
……そんなコーディネートができれば素敵ですね。

ここまでの解説ではサッパリ分かりませんなあ!!

ブルックリンスタイルとは、
【①ニューヨークの倉庫をリノベした】
【②若いアーティスト達による】
【③現代版インダストリアル】のことである!!!

これだけ分かればまずはOKですよ。
ブルックリンブームの
▼歴史の『スタート地点』▼

【DINER】
ブルックリンは元々治安がめっちゃ悪い最悪のエリアでした。
徐々に改善されてはいたものの、大きく街の印象を変えたのが『Diner』というレストランです。
1998年に創業した『Diner』はオシャレでおいしいお店と一躍大評判に。
プロデュースした人物『アンドリュー・ターロウ氏』自身はブルックリンスタイルを広めた張本人ではないものの、お店の人気はどんどん広まり、のちに若いアーティスト達がブルックリンに集まってくる入り口的な存在になりました。
《インダストリアル》インテリアの
▼基礎ルールおさらい▼

【成り立ち】
■特徴①=『産業革命』のインテリア
■特徴②=『アメリカ発祥』のインテリア
■特長③=『工場・倉庫』のインテリア
【建築のルール】
■特徴①=スッピンの建築
■特徴②=ワンルームの建築
【内装のルール】
■特徴①=工場に『元々あった』素材
■特徴②=工場に『元々あった』色
【家具・雑貨の選び方】
■特徴①=塗膜なし
■特徴②=使用済み
■特長③=直線デザイン
■特徴④=面デザイン
■特徴⑤=低重心
■特徴⑥=ファブリック控えめ
《対応記事》
【ブルックリンスタイルの作り方】:建築・リノベの特徴とは?
インダストリアルの
▼リフォームは『最小限』▼



《インダストリアル》と!!
《ブルックリン》との大きな違い!! それは!!!

インダストリアルは『しゃーなし』に住んでたけど、
ブルックリンは『わざわざ好き好んで』住んでるという点!!!

なんか言い方が失礼やぞ。
ブルックリンスタイルの
▼リノベは『前向き』▼



インダストリアルは住宅不足の影響で、
余り物の工場や倉庫にしか住めなかったから『仕方なく生まれた』インテリアです。

ブルックリンだって
『家賃が安いから』仕方なく住んでるインテリアでしょ。

そんなのは口実なんですよ。
ブルックリンの町
▼こんな感じです▼



『マンハッタンすぐ横の』『倉庫街をリノベ』だなんて、

安く暮らすために仕方なくという名目ですが、
奴らは内心『それって逆にオシャレやん?』と思いながら住んでます。

いいじゃんそれくらい!!!
誰でも学生時代に一度は通る道ですわ!!!

『大二病』ですわ!!!


【大二病|だいにびょう】
ヒトが大学2年生になると発症する自意識の荒ぶりのこと。
『スタバで勉強する写真』を急にSNSに投稿したり、『美術館に興味があるフリ』を急にし始めたり、『行きつけのバー』を急に探したりする。

『むしろおしゃれ』であると分かってて、
土台を活かそうとする意思があるのが《ブルックリンスタイル》のリノベです。

それ要するにどういうリノベなのさ。

わりと小綺麗に
住みやすくリフォームしちゃうんだけど、

『コンクリートの柱』とか、
『配管むき出しの天井』とか、
カッコいい要素だけわざと残す感じのリノベです。

しゃらくせええ――――ッッッ!!



《ブルックリンスタイル》のリノベの特徴……1つ目!!

『レンガ壁』はマスターピース。

インダストリアルと同じじゃないの?

同じじゃない!!!
『レンガ壁』こそブルックリンスタイルの本体だぞ!!!
『レンガブロック』は
▼超・超・超重要▼


インダストリアルは大きなくくりで『工場や倉庫』だけど、
ブルックリンスタイルは『ブルックリンにある倉庫』という、

……より限定的なシーンが背景となっております。

はいはい、
『工場にあるもの』より『倉庫にあるもの』をフィーチャーしたほうが感じが出るわけですな。

その象徴がレンガなんです。
ブルックリンは
▼『港町』▼



ブルックリンはヨーロッパとの交易が多い『港町』。

海辺の倉庫ってのは頑丈なだけでなく、
『湿気に強くないといけない』のでレンガがすごく重宝されるんですよ。

あぁ~~!!!
神戸とか横浜とかもそんな感じですもんね!!

神戸とか横浜の『レンガ倉庫』を
わざわざリノベして住もうなんて若きアーティストが、

レンガを活かさない可能性はゼロなんよ。
ブルックリンスタイルは
▼『レンガ壁』です▼


リアリティを高めたいなら!!
『汚いレンガ』の壁がモアベターだぞ!!!

ピッカピカの『積み立てのレンガ』みたいな壁にすると、
倉庫の転用じゃなくてリフォーム好きの奥様みたいな印象になるぞ!!

今日なんか全体的に失礼じゃない?
ブルックリンの特徴
▼『2つ目』です!▼



↑《ブルックリンスタイル》のリノベの特徴……2つ目!!

レンガのお供は『サブウェイタイル』。

なんそれ?
下図の柱に貼ってあるのが
▼『サブウェイタイル』▼



↑『ニューヨークの地下鉄』でよく使われていた、
光沢がある長方形のタイルです。

これを『ニューヨークのカフェ』が内装に取り入れるブームがあって、
さらにそれを『ブルックリンの若者』が真似するブームがあったんです。

若きアーティスト、
そういうの好きそう~~。
『ニューヨークの』
▼カフェのインテリア▼



ブルックリンスタイルは
けっこうガツンと『ホワイト色』を取り入れるインテリアなんですが、

壁紙ばかりに頼るのではなく、
『白いサブウェイタイル』でホワイトを表現できると完成度が高まりますね。

「THE・リノベ!」って感じがする素材ですな。

ですです。
リノベしてない工場・倉庫に『ニューヨーク地下鉄のタイル』なんてあるわけないですからね。

サブウェイタイルを壁材に使えば、
『ウチはインダストリアルではなく』
『ブルックリンスタイルだ』
……と主張できる良いアピール要素になりますよ。
タイルは『リノベ済み』という
▼ニュアンスも含まれます▼



ちなみにネイビーのサブウェイタイルも人気です。

ほーん、そういうのもあるのか。

ネイビーなら『アメリカ国旗カラー』の
フォーマットからズレませんし、自然に採用できますよ。
『ネイビーの』サブウェイタイルも
▼ブルックリン風▼



続けて参りましょう!!
《ブルックリンスタイル》のリノベの特徴……3つ目!!

床はなるべくフローリング。

『リノベのインテリア』だなぁ~~!!
『パッチワーク感』のある
▼フローリングは特に上物▼



かならずしも必須じゃないんですが、
『リノベ文脈』『DIY文脈』『茶系の色味』などなど、

フローリングは、
《ブルックリンスタイル》と先天的に相性がよろしいんですよね。

コンクリート床だと、
昔ながらのインダストリアルのイメージが強いですもんね。

ルーツ的に間違っているわけではないので
『コンクリート床』もブルックリン用として使用できるのですが……、
インダストリアルは
▼色彩が『モノトーン寄り』▼

ブルックリンスタイルは
▼色彩が『ブラウン寄り』▼


昔ながらのインダストリアルは、
『モルタル』や『アイアン』が多いモノトーン寄りのカラーパレットなのに対して、

ブルックリンは『レンガ』という象徴を使うぶん、
茶系寄りのカラーパレットにした方がスタイルの違いを主張しやすいんです。

ほーん、そういうもんですか。
まあ『コンクリート床』より『フローリング床』の方が茶系の部屋に寄せやすいですわな。
人気観光エリアの
▼『ブラウンストーン』物件▼



【ブラウン色のイメージ】
レンガや木材の色だけでなく、《ブラウンストーン》のイメージもあるためブルックリンスタイルと茶色との親和性は非常に高いです。
ブラウンストーンは『茶色の砂岩』を使った19世紀~20世紀ごろの伝統的なお屋敷のこと。
歴史的な建築としてニューヨーク内外から人気があり、ブルックリンを舞台とした映画にもよく登場します。

ゆーて『スタイルの主張』をしたいだけなら、

《ブルックリン分からせアイコン》を
大量にぶち込んでも表現できることは出来るのですが……、
これなら『物件だけでも』
▼ブルックリン感がにじみ出てる▼



↑ですが、
家具・雑貨系の《アイコン》がない物件真っ向勝負でも、

『レンガ』『サブウェイタイル』『フローリング』
この三種の神器を使えば、ブルックリンスタイルの匂いがハッキリ強まりますよ。

乱暴だなあ……。
『レンガ』『サブウェイタイル』
▼『フローリング』▼


インダストリアルっぽいお部屋に、
うかつに『ホワイト色』や『装飾要素』を取り入れるとカテゴリーエラーに見えかねませんが、

丁寧に『スタイルのアピール』をしてやれば、
これはブルックリン文脈なのだなと通りが良くなりますので!!

あくまで『人に伝えたいとき』の話ですね!!!

『目的に合わせて』、うまく取り入れてみて下さいね。
『レンガ』と
\『フローリング』を確認…… /


【カテゴリーエラー】
スタイルのズレが全部NGなわけでは決してありません。
NGではないのですが、そもそもの『カテゴリー』を知らないことには『狙ってカテゴリーの枠を飛び出す』MIXスタイルも挑戦できないため便宜的に解説しています。
重く考えず、まずは気楽に楽しむことを優先してくださいね。
【ブルックリンスタイルの作り方】:『家具・雑貨』の選び方
ブルックリンの『装飾要素』を
▼見ていきましょう!▼



続きまして『家具・雑貨』編でございます!!!

ブルックリンスタイルの
《わからせアイコン》を見ていきましょう!!

昔ながらのインダストリアルではない
アイテムが採用されるってことですよね。

ですです。
若きアーティストが『前向きにデコっている』という前提を意識すると良いですよ。
ブルックリンスタイルは
▼『アーティスト』のインテリア▼



一つ目のキーワードは《①アート作品》。

『アーティスト』だから当たり前なんだけど、
インダストリアルは装飾を避けるから差別化が捗りそうですな。

『額縁に入れたアート絵画』なんかも
バッチリ最高にブルックリンなんですけれど、

立体アートの『オブジェ』的なものとか、
アーティスト『モチーフ』のデザインなんかも好まれますよ。

アーティストモチーフなんてあったっけ?




↑脚が『イーゼル風』になってる照明とか売ってます。

これそういう文脈で使うんだ!!!?

楽器などもそうですが、
『芸術モチーフの装飾』はブルックリンらしさが詰まっているので、

まずは何でも良いから飾ってほしいのですが、

ふむふむ。

ですがやはり、
飾りやすいのは『ポスター系・絵画アート系』でしょう。

色んなグラフィックがある中でも
特に強力なわからせパワーを持っているのが《チョークアート》です。
チョークで描かれた
▼文字+絵のアート▼



『チョークアート』という言葉自体は、
チョークを使ったデザイン全般を指す広い意味のワードなのだけど、

中でも『黒板に白チョーク』のフォーマットで描かれたチョークアートは、
ブルックリンが発祥の地なんですよ。

えぇ~~、分からせにぴったりじゃん~~。

なんならこの形式のことを、
チョークアート業界でも『ブルックリンスタイル』と呼びますよ。

カンペキすぎる。
『黒板+白チョーク』は
▼ブルックリンスタイル▼

『左下』にあるのが
▼ブルックリンスタイルのチョークアート▼


また、超絶まぎらわしいアイテムなのですが、

額縁などで飾られる、
『タイポグラフィアート』なんかも大人気で使いやすいです。

うぅーん?
イメージわきません?


↑こういうやつ、『タイポグラフィアート』。

ブルックリンスタイルの
チョークアートと超似てる!!!

似てますよね!!!

似てるけど、実はこれは全く別物でして。
ブルックリンスタイルの
▼『チョークアート』▼

それとはまた別の
▼『タイポグラフィアート』▼


↑チョークアートとは、
まったく別ルートで生まれたものなのですが、

『普及エリア』がブルックリンとカブってるし、
『チョークアート』とも激似だったため、
混同されつつちゃっかり市民権を得た感じなんですよね。

そりゃ混同するよ。

出自が別とはいえ、
どちらもアイコンとして成立しますので、

実用レベルでは見分けられる必要はありませんが……、
『チョークのアート』と
『フォント字の印刷』なので
▼見分けること自体は簡単▼



↑『黒っぽい下地』+『白文字』のフォーマットは、
すごくブルックリンっぽい!!

……ということだけでも知っておくと大変便利ですので、
うまく取り入れてくださいませ。

ほいほい、これは覚えやすい。
2つ目のおすすめアイテムは
▼『観葉植物』▼



ブルックリンスタイルの装飾要素、
二つ目のキーワードは《②観葉植物》。

ふむり、順当ですな。

ブルックリンっ子は、植物が大好き!!!
カネは無いのに植物は飾る連中です!!!

そんな言い方があるか。
プラント・トラック
▼《Tulita|トゥリタ》▼



街にはフードトラックのように、
屋台でインテリアグリーンが買えちゃう『観葉植物トラック』が走っているし!!

農業地帯でもないのに『屋上農園』だけで
年間23,000kg以上の野菜を栽培してたりするし!!

農園作業に気軽に参加できる
『コミュニティガーデン』がブルックリン区だけで200ヶ所以上も営業してるし!!

本当に植物大好きな県民性じゃん。
ブルックリン珍百景
▼ビル街の《屋上農園》▼

こちらは
▼《コミュニティガーデン》▼

【コミュニティーガーデン】
ブルックリンの治安が悪かった時代、『空き地』があると不良がたまり場にするので対策が必要でした。
そこで環境団体《グリーンゲリラ》は、空き地に植物の種や肥料を投げ込みまくり、強引に緑地化するというクール&スパイシーな手段で街の治安を良化させました。
そのときに出来た緑地を、のちに『街のみんなで使えるように整備』したのがコミュニティーガーデンです。

そもそもインテリアをおしゃれにしたいときに、
観葉植物は純粋に便利でもありますしね。

そりゃそうだ。

インダストリアルは『人工的』で『ハード』な印象なので、
真逆のイメージを持つ観葉植物は相性最高なんです。

お部屋の『リラックス度』を稼いでくれるし、
インダストリアル要素を『引き立てる効果』も期待できますからね。

お手本みたいなコントラスト効果!!
ブルックリンスタイルの
カラーパレットは、
『茶系寄りインダストリアル』
+
▼『ホワイト&グリーン』▼



↑インダストリアル系インテリアの
『重苦しい印象』を中和してくれて良い感じですねえ。

ただし、ここで注意したいのが植物の飾り方。

フェイクグリーンでも本物でも構わないんですが、
なるべく鉢植えタイプの観葉植物をメインに使いましょう。
『鉢植えタイプの』
▼葉っぱ系がおすすめです▼



というのも、
『花瓶に切り花』を飾るのってややヨーロッパ文化なんですよ。

そんな違いがあるの!?

あちらは『ガーデン』と『花市場』の世界観ですからね。

鉢植えも普通に飾るんだけど、
やはり『切り花大好き』な印象や『育てるなら庭でやれ』みたいなイメージはありますね。
だけどアメリカは
▼もっと『土臭い』方向性▼



対してアメリカは『西部開拓』『畑作り』の文化圏。
泥くさい植物育ては庶民の生活に根ざしておりますし、

中でも特にニューヨークって、
『庭がない物件』が多くて『冬が特に寒い』気候だから、室内に鉢植えを持ち込みがちなんですよ。

ほーんほーんほーん!!!

『切り花NG!』『鉢植えOK!』みたいな
ガチガチのルールでお部屋をコーデしたりはしませんが、

「1つくらいは鉢植えの植物を飾ろう」
……くらい意識してやるとブルックリンの雰囲気を出しやすいですよ。
『鉢植えのまま』
▼観葉植物に高低差を出している▼


ブルックリンスタイルのおすすめアイテム、
三つ目のキーワードは《③地下鉄・バス・自転車》。

ホウホウ、
そういや『サブウェイタイル』も地下鉄でしたね。

その通り!!!



ニューヨークは摩天楼もある大都会、
車も良いけど『チャリと公共交通機関』に親しみがある文化圏なんですよ。

東京とかもそんな感じでしょ。

自動車より地下鉄の方が便利よね……。



特に『若者アーティスト目線』のインテリアですからね。
カルチャーとしても自転車なんかは好まれます。

『カルチャーとしてのスケボー』みたいな感じかな。

アメリカ全体としては、
本来は『自動車を推しがち』な文化圏なので、

『ていねいに車モチーフを取り除いて』
『地下鉄・バス・自転車モチーフを取り入れると』
……かなりブルックリンらしさが演出できますよ。
同じアメリカでも
▼『ニューヨークっぽく』なります▼



まぁ~~、
いきなり『部屋に自転車飾れ』つっても難しいですが、

『サブウェイタイル』も効果的ですし、
『ダブルフェイス時計』も鉄道モチーフとして優秀だし、
『バスロールサイン』なんかも人気があって使いやすいです。

バスロールサイン!!!!
うおおおお《わからせアイコン》って感じする!!!
これが
▼『バスロールサイン』▼


バスロールサインは
▼『タイポグラフィ』の派生進化です▼




↑だいたいアレは、
主に『ニューヨーク市バス』のロールサインですからね。

よ~分からん英字の羅列と思うかもしれませんが、
よく見ると行き先に『ニューヨークの地名』がいっぱい入ってますよ。

マジかぁ~~~~。
元々の
▼バスロールサイン▼

【バスロールサイン】
バスのおでこに付いてる『行先案内』サインのこと。
LED表示器が普及する以前は、ロール状の幕をくるくる回転させながら行き先を表示させていた。
これをバラしてシート状にしたものをディスプレイとして飾るのがオシャレなのだけど、本物はコレクターズアイテムとして高価なため、『バスロールサインをモチーフにした』タペストリー等が主に飾られる。
いちおう日本語では『方向幕』という呼び名があるよ。
【ブルックリン風】:インテリアの作り方と歴史解説でした!


というわけで!!!
《ブルックリンスタイルの作り方》一挙解説でございました!!

『インダストリアル』と混同しがちな
インテリア情報に一石を投じましたなあ!!!

ですが!!!

ですが?
『要素』を見抜ける人は
▼そうそう居ません▼




アナタがどれだけ丁寧にスタイルを作ろうとも、
……ぶっちゃけ見分けられる人間がおらん。

気持ちよく終わらせてくれよ。

『細かい違い』や『ルール』も解説させて頂きましたが、
そのこだわりが伝わるのはプロのコーディネーターさんくらいです。

実用レベルなら仕組みが分かっていなくても
『インダストリアルとブルックリンの』間のどこかに着地させれば十分オシャレが成立しちゃいます。
自分なりのバランスを
▼目指してくださいね▼



もちろん丁寧に、
『雑味のない純粋インダストリアル』や
『雑味のない純粋ブルックリンスタイル』を
目指すのもとっても素敵なことですが、

インダストリアルに『足しても良い要素』として、
カジュアルにブルックリンアイテムを捉えるのも個人的にはアリだと思っていますので。

はいはい。
インダストリアルは装飾が制限されるけど『ブルックリン的な装飾』だったら混ぜても違和感が出にくいですもんね。
『中東ラグ』も売ってる
▼ブルックリンの家具屋さん▼




堅苦しく考えすぎて、
インテリアが楽しくなくなってしまったら本末転倒です!!

インダストリアルの縛りを緩めるための
追加アイテム拡張パックとしても、よかったらブルックリンスタイルを取り入れてみて下さいね。

ボドゲみたいじゃん。
インダストリアルへの
▼『追加要素』としてのブルックリン▼



というわけで本日はこんなところで!!!

あいあい!!!

最後にオマケ!!!
ブルックリンスタイル『おすすめブランド』のご紹介ですが!!

インダストリアル大得意な《アートワークスタジオ》さん、
実は1997年創業でぜったいブルックリン意識してるぞ。

マジか。
アートワークスタジオさんの商品を
▼『知識を使って』見てみて下さい▼
『昔ながらの』インダストリアル
▼基礎ルールおさらい▼

【成り立ち】
■特徴①=『産業革命』のインテリア
■特徴②=『アメリカ発祥』のインテリア
■特長③=『工場・倉庫』のインテリア
【建築のルール】
■特徴①=スッピンの建築
■特徴②=ワンルームの建築
【内装のルール】
■特徴①=工場に『元々あった』素材
■特徴②=工場に『元々あった』色
【家具・雑貨の選び方】
■特徴①=塗膜なし
■特徴②=使用済み
■特長③=直線デザイン
■特徴④=面デザイン
■特徴⑤=低重心
■特徴⑥=ファブリック控えめ
『ブルックリンスタイル』の作り方
▼解説まとめ▼


【まとめ】
《ブルックリンスタイルとは?》
①ニューヨークの倉庫をリノベした
②若いアーティスト達による
③現代版インダストリアルのこと
※伝統的インダストリアルを土台にしつつ、
下記の要素を『追加で』意識する。
《どんなリノベ?》
①レンガ壁
②サブウェイタイル
③フローリング
《どんな装飾?》
①芸術モチーフ
②観葉植物
③自転車と公共交通機関
《カラーパレット》
『茶系寄りインダストリアル』
+
『ホワイト』&『グリーン』
インテリアの役に立たない
▼おまけ▼

【ブルックリンこぼれ話】
《tips①》
最初はみんな
マンハッタンブリッジの近くに住んだけど、
マンハッタンに近いほど『賃料』が上げられたので
アーティストはどんどん
海の方へ逃げていったよ。
《tips②》
アーティストの街ってキラキラっぽいけど、
『夜なのに隣家のミュージシャンが歌い始めやがった!』
みたいな悩みもあるらしいよ。
《tips③》
ブルックリン育ちのことを現地では
『ブルックリナイツ』と呼ぶよ。
山梨育ちが梨っ子。
亀戸育ちがカメイダーなのと同じだよ。
《tips④》
ブルックリンには『デカいIKEA』があるよ。
極端なインテリアばかり紹介されがちだけど、
実際のブルックリナイツは
けっこう普通にIKEA買ってるよ。
※当サイトにはアフィリエイトリンクが含まれます。
リンク先で商品を購入すると作者に収益が発生することがありますので、
望まれない方はサイト外でお買い物を楽しんで下さいませ~。
関係ありそうな
記事
更新お疲れ様です!
最初のインダストリアルとブルックリンスタイル参考写真で「レンガが関係しているのかな?」って思ってましたがまさにでした!ちゃんと学べたんだって嬉しくなりました(^^)
わからせアイコンもそういう事なんだってすごくためになります!
そのうちカジマグ先生の今気になっているインテリア家具や小物(アイコン)と単純におすすめマンガ、アニメ、小説ゲーム諸々の記事も見てみたいですね!
ありがとうございます~~!!!
知識が増えると『見えること』も増えてゆきます。
同じような写真からも、色んなヒントを読み取れるようになれたら素敵ですね。
気になるアイテム!! やりたい!!(実は企画したことはあります…)
おすすめ作品も超絶やりたいんですが、それだけで別のブログが完成してしまいそうなんですよね!!!
『アニメで学ぶ』でインテリアの解説をしてますが、アニメ化してない推しマンガや推し小説もあるので悩ましいところです。
更新楽しみにしてました。今回もたくさん学ばせていただきましたー。
自分の部屋もブルックリンスタイルを自称しているのですが、試せていない要素の多さに愕然すると同時にワクワクもしています。
まだまだアップデートできるのがありがたいです。
様子のおかしいインテリア店継続おめでとう!
様子のおかしいインテリア店継続ありがとう!
様子のおかしいインテリア店フォーエバー!!
たくさん読んで頂いてありがとうございます~!!!!!
自室がブルックリンスタイル、最高ですねえ……
ブルックリンは楽しいアイコンが多いので、ぜひぜひお好みに合わせて色んなチャレンジをしてみて下さいませ!
(デコのバリエーションが欲しくなったら、インテリア誌もいいけど『ブルックリンの旅行ガイド』おすすめです 笑)
ご声援もありがとうございます~~!!!
そうやってお祝いのお言葉を頂けると、本当にブログやってて良かったな~と思えます!!
マイペース更新にはなりますが、
またがんばって続けて参りますので、今後ともご無理のない範囲でお付き合いいただけましたら幸いです~!!
突然のご連絡、失礼いたします。
ベクトルグループ Owned株式会社 岸本と申します。
御社サイトでの発信情報が、弊社が運営するサービスであるプロケアホワイトニング(https://procare-whitening.com/)との親和性が高く、相互リンクする形でご掲載していただけないかと思い、ご連絡いたしました。
◆ ご依頼したいこと
御社運営サイトと弊社ホワイトニングサービスでの相互リンク
弊社のお知らせページに掲載させていただく形での相互リンクを想定しております。
https://procare-whitening.com/news/
上記のページに貴社ご希望のURLと紹介文を設置する運びになるかと思われます。
貴社側のリンク掲載は貴社ご希望のやりやすい方法で構いません。
以下に掲載記事の例を挙げさせていただきます。
例1:比較サイト(https://nakamura-biyou.com/dental/whitening-dental-clinic-ikebukuro/)
例2:ライフスタイルブログ(https://whitedays.jp/whith-white-hamigakiko/)
比較サイトからライフスタイルブログまでさまざまなサイトに取り上げられておりますので、貴社にとっても相互リンクの効果が期待できるかと存じます。
◆ 相互リンクのメリット
サイトの信頼性・権威性の向上
関連性の高いページからの被リンクを獲得することで、サイトの信頼性・権威性が高まります。
検索順位の向上
相互リンクによってサイト評価も向上するため、検索順位の向上も期待できます。
流入数の増加
◆ 弊社運営サービス「プロケアホワイトニング」について
『誰もがラクに歯を白くすることが可能に。』と始まったサービスです。
初回来店以降は自宅でLEDライトを照射できるホームホワイトニングの形式を採用しており、日常生活の中で照射に通う時間を無理に捻出することなくホワイトニングを継続することができます。
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ご興味・ご検討いただけるようでしたら、上記メールアドレスまでお返事いただけますと幸甚でございます。
ご不明点等ございましたら、遠慮なくお申し付けください。
何卒、宜しくお願い申し上げます。
ごめんなさい!!!!!!!
『自然と自分が欲しくなった物』だけ読者様にご紹介したい方針なので、大変恐縮ですが遠慮させて頂けますと助かります~~!!!