【アナログ時計vsデジタル時計】：どっちがおしゃれ？｜『①勘違いが多い家具選びのコツ』『②雑貨・家電のレトロ感の秘密』

インテリア好きな人間は、すぐにレトロなアイテムをありがたがります。

英国アンティークだとか、大正ロマンだとか。

言いたいことは分からなくないけど、『そんなのウチに合わねえよ』と思っちゃうことも少なくありません。

また、骨董品のようなアイテムの需要も大きく、

町にはたくさんの古物屋さんがあります。

なんなら、100円ショップにだって

『アンティーク風』に加工された雑貨がたくさん売っています。

この、『古いもの』というのが

インテリアにとってどういう意味合いと効果を持っているのか。

これを理解しなければ、

『ピンタレストで見かけるお部屋はステキなのに、どうしてウチはいい感じにならないの？』

……と、もがき苦しむことになります。

もがき苦しみながら、

なんとかオシャレになろうと、漠然とした不安を抱えたまま、お高い家具を買うハメになります。

今こそ！！

レトロ感というものをきちんと理解し、自信を持って家具を選べるようになりましょう！！

とまあ。

それっぽい導入で初めてみましたが、もう大体知ってますよね？

その通り！！！

お部屋をオシャレにするためには、

『広さ』『デザイン』『色』『情報量』などなど、たくさんの要素の合計値をリラックスに寄せなければなりません！！

フフフ、理解が早すぎて困ります。

だいぶ初期の頃から、ちょいちょい言及してましたんでね。

記事書くのは今回が初めてなのに、古参の読者様の間では微妙に常識みたいになってるという。

りょ、りょ。

でね。

ともあれレトロなものほどリラックスなんだけど。

感覚だけで使いこなせたら苦労しないんで。

今回はちょっと具体的なアイテムで理解を深めていけたらなと思います。

一気に本題です！！

まず、レトロと言っても『素材がレトロ』と『デザインがレトロ』の二種類があることを覚えて下さい！！

たとえば素材。

木材の例で言うと、『買ってきたばかりの学習机』みたいな質感より『ビンテージ感のある古木』のような素材のほうがレトロです。

もし仮にまったく同じデザインの家具があったとしても、

素材のレトロさが異なれば、ひとに与えるリラックス感は変化します。

で、逆に。

全く同じ素材だったとしても、デザインのレトロさが異なれば、これもやはり与える印象は変化するわけですね。

勧めてもないのにフラれた……。

いや、もうちょっと視点を広く持って！！

レトロってそれだけじゃないでしょ！！

抵抗が強くなった！

ちょっと待って！！

具体的な例を出すから、まずは聞いてくれ！！　お願いします！！

もっと普段の生活に寄り添ったアイテムで例えましょう！！

家電とかいかがでしょう！！

例えばゲーム！！

プレステ４は未来的なデザインです！！

これはプレッシャー！　なんとなくわかりますよね！！

なんとなく配慮しました。

生産が落ち着くまでは、素直にプレステ４の名作を消化しましょう。

十三機兵防衛圏とかね！！

で、同じゲームでも！！

『けん玉』の方がデザインがレトロですよね！！！

同じように『子供たちと大人たちに夢を与える玩具』でも、

デザインによってレトロ感が大きく異なるのです！！

ご理解いただけましたでしょ……

あんまり納得してない顔ですね！！

まあ、今のは僕が悪かった！！

コホン。ではあらためまして。

同じ『おそうじ道具』でも、

ダイソンの掃除機より、レデッカーのホウキのほうがデザインがレトロ。

同じ『扇風機』でも、

ダイソンのタワーファンより、ハモサさんのモデルのほうがデザインがレトロです。

違う違う違う！！

単純に、ダイソンならみんな想像しやすいだろうな～と思っただけですって！！

ダイソンのドライヤーとか普通に欲しいですもん！！

じ、じゃあ！

間に別のブランドさんを挟んでみましょう！！　これでどうだ！！

↑少しグラデーションが出ました。

この並びだと、

ダイソンが最も未来的、

プラスマイナスゼロ（※ブランド名）が中くらい、

レデッカーのホウキがいちばんレトロです。

どれが正解だって決めつけたいんじゃなくて、

モノによって機能と見た目が変化するから、

その違いを正しく理解して、生活に合わせて賢く選びましょうねって話なんですよ。

ダイソンのデザインが『良いヤツ買った感じがあって好き！』なら、

普通に大活躍してもらえばいいし。

『ケバケバしくて苦手！』なら、次の思考に移ります。

「見た目は苦手だけどウチの生活には必要なの！」

……ということであれば、採用しつつも『お片付けの定位置』をお部屋の死角エリアにしたり。

『ウチ掃除機あんまり使わないし、機能が落ちてもいいからリラックスな見た目にしたい！』

……ということでしたら、

必要な性能を考慮しながら段階的にレトロなモデルを検討していったりすることができるわけですね。

ここを最初に理解しておけば、お買い物の失敗が少なくなりそうでしょ？

やみくもに

『吸引力がスゴイからダイソンだ！』

『見た目が可愛いからホウキだ！』

……と慌てずに、

自分のライフスタイルや好みに合わせて的確に選んでいきましょう。

もうひとつ具体例いきましょう！！

『時計』のレトロ感をイメージしてみるのです！！

デジタル時計のほうが未来的で、

アナログ時計のほうがレトロです。

オシャレなインテリア屋さんは、

アナログデザインの商品をセレクトされてることがすごく多いですね。

それそれ。

アナログよりもデジタルのほうが『便利っぽい』ですよね。

ここまで思考の言語化が進んでいると、

論理的に次の検討ができますよ。

すなわち、

『【数字が視認しやすいレトロな時計】売ってないかな～』……です！！

あるよ。

↑えー、こちら。【パタパタ時計】ですね。

時間が進むごとにフリップがパタッとめくれて時間表示が変化するやつ。

これなら今が何時が視認しやすくて、かつレトロなデザインでしょ？

感度の高めなインテリアショップさんで、よくセレクトされてますよ。

↑薄い板状のフリップが物理的にめくれて時間が進んでいくから、

なんだかオモチャみたいで楽しいんですよね。

時間が見やすいことも嬉しいですが、

こんなもん、置いた瞬間からインテリアです。

家財のパラメータは、【値段】【機能】【見た目】の三すくみです。

機能と見た目が両立してる貴重なアイテムなんだから、値段くらい妥協しましょう。

というわけで！！

『レトロ』や『アンティーク要素』というのは、

そういうジャンルが好きな人たちだけの特殊な趣味の話ではないのです！！

家財を選ぶ際には、

『素材とデザインのレトロ具合』も考慮に入れてやると、より精度の高いチョイスができますよというお話でしたーっ！！！

繰り返しますが、

『未来的なアイテムは全部NG』と言っているわけではありません！！

好みや生活スタイルに合わせて、適切に選んでいきましょう！！

パタパタ時計なんかは、僕も実際にお部屋で使ってますよ。

これ、見かけるたびになんかちょっと嬉しくなります。

時間をチェックするたびにニコニコしちゃうのです。

ひどいっっっ！！！