【オタクの趣味部屋がゴチャ付く理由】『生活感がある』てどんな部屋?
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ラーメン食べたい。

やる気だしてくださいよ。

やたらと血の通ったナマナマしい写真でフフッてなりました。

さて。
お部屋に『カップラーメンの空容器』が散らかっていたら、生活感が出ちゃってオシャレなインテリアにならないですよね?

いちいち導入が不自然なんだよ!
もうちょっとナチュラルに話題をスタートしてください!


どうでもいいんですけど。
『カップ麺』で参考画像を探すと、著作権への配慮がにじみ出ている写真がいっぱい出てきて目頭が熱くなりますね。

ツッコまないであげてくださいよ。
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『生活感の減らし方』を信じ過ぎちゃダメ|【オタクの趣味部屋がゴチャ付く理由】


おしゃれなインテリアを目指すとき、必ず出てくるのが
『生活感を減らしましょう!』という標語です。

標語言うな。

でも聞いたことあるでしょ?

うん、まあ。
よく聞きますよね。


インテリア雑誌だろうがブログだろうが、
かなりの高確率で提唱されているのがこの『生活感問題』なんですが。

たいていね、『具体例』ばっかり紹介されてるんですよね。

具体例でいいんじゃないですか?
知りたいですよ。

よくあるのは↓こんな感じです。

・ティッシュ箱は、カバーを掛けましょう!
・電気ケーブルは、まとめましょう!
・使った道具は、毎回片付けましょう!
・家具の色を統一しましょう!

ハイハイ。
めんどくさいけど、まあわかります。

ダメなんじゃよ。

どこがダメなんじゃよ?


これらの例は『答えの丸暗記』に過ぎないんですよ。

『1+1のときは、2が答えです』
『3×3のときは、9が答えです』
みたいな。

ホホウ。

この世のすべての家財に対して、
『椅子の答えはこうだ』『タオルの答えはこうだ』『エアコンの答えはこうだ』
って、片っ端から丸暗記していくつもりかって話ですよ。


ははあ。
最初から『足し算の仕組み』『掛け算の仕組み』だけ教えてもらったら、あとはどんな数字のパターンがきても、自分で考えられるってことですね。

そゆことです。
んで、とっとと答えを言っちゃうと『生活感の正体』っていうのはコレです。

■生活感とは【情報量】のこと!

前回お話しました情報量。
これが要するに生活感の正体なんですよ。

『不規則なものほど情報量が増える』ってやつですよね。

そうそう。
いちおう再掲しておきましょうか。

・赤い家具だけじゃなくて青い家具も使ってる。
・木だけじゃなくて鉄も使ってる。
・四角い角材だけじゃなく、丸材も使ってる。

こういう、規則性が下がる要因があると情報量が増えていきます。

前回の表現を借りるなら、
コピペで表現できない新情報があればあるほど、情報量は増えてゆくのです。

ういうい、ちょっとずつ覚えてきました。


【人間が生活をした痕跡】こそが生活感ですので。

ふむふむ。

読みかけの本が出しっぱなしだったり、
クッションが変な位置においてあったり。

暮らしの中でお部屋の規則性が崩れると、
「ああ、ここでヒトが生活してんだなあ」という印象が出ちゃうわけですね。

なんだかスミマセンって感じです。

いや、お片付けちゃんとしてくださいね。
《関連記事》
【オタクの趣味部屋がゴチャ付く理由】『生活感』を自在に操ろう!!


さきほどの例を、あらためて見ていきましょう。

・ティッシュ箱は、カバーを掛けましょう!
・電気ケーブルは、まとめましょう!
・使った道具は、毎回片付けましょう!
・家具の色を統一しましょう!

これぜんぶ、
ようするに『情報量を減らすこと』を提唱しています。

お……おおお、お? ほ、ほんとかも!

『ティッシュ箱』は、カバーを掛ければスコッティ柄が見えなくなるし、
『電気ケーブル』は、まとめることで散らかりが減りますね!!


道具も出しっぱなしにすると
【お部屋全体で見た情報量】が増えてしまうので『片付けましょう』という答えになっています。

『家具の色』も同じですね。
お道具とちょっとカブってますけど、【お部屋の色数】が増えないように『統一しましょう』というアンサーなんです。

へぇー!!! へぇーっ!! なるほどね!!


これだけわかれば、応用がきくでしょ?

情報量を減らしていくんですよね。

じゃあ椅子だったら、
『材質を他の家具と統一する』『同じ部屋では、似てるデザインの椅子を揃える』みたいなイメージですかね。

そそそ。
タオルなら『色柄を統一する』『使わないときは収納して隠しておく』とかね。

理屈がわかれば、答えは一つじゃないんですよ。

なるほどねえ、これはちょっと面白いかも。
いろいろ自分なりに作戦を考えてみます。

グッドラック!!


ひょっとして。

冒頭の『著作権に配慮したカップ麺』なら、
情報量が少ないから散らかしてもセーフなんじゃない?

フフフ、さっそく理論を使いこなしてますね。
あとで職員室に来なさい。

なんか怒ってる……。
《関連記事》
『生活感』と『リラックス・プレッシャー』との関係は?|【痛部屋脱却】

あと、生活感は
当ブログが提唱する【インテリアの基礎ルール】とも連動しています。

- お部屋の要素は『リラックスとプレッシャーの割合を2:1にする』
- その『プレッシャー1』は、『個性』と『ハレ』で表現する。

ああ。なんか似てると思ったんですよ。
色数の話とか、ありましたもんね。

お部屋は、【情報量が増えるほどプレッシャー】です。

生活感イコール情報量なわけですから、
これはつまり【生活感が増えるほどプレッシャー】と言い換えることもできるわけです。


まあ難しく考えなくても、
『生活感を減らすとリラックスなお部屋になるよ』くらいに理解しておいてもOKですよ。

ちゃんと生活感も織り込み済みの『基礎ルール』だったんですね。

それほどでもありますけど!!

まだ褒めてねえよ。


ただし、ここで一つだけ注意点。

情報量には、
【ハレ】の情報量と、【ケ】の情報量があります。

ハレとケ!!
『非日常』と『日常』ですね!!
<ブログ参考記事>

いくら情報量が多いといっても、
だだっ広い白壁に飾られた現代アートとかを『生活感』とは呼びません。

ああ、そりゃ言いませんわな。


生活感とは、情報量のことではありますが。

基礎ルールを踏まえた上で、これをもう一歩深掘りすると、
生活感とは、【ケのプレッシャー(日常の情報量)】のことだと細分化できます。

ホウホウホウ!!

■右の洗濯物 = ケのプレッシャー(生活感)

『ハレ感のない』情報量。
『日常っぽさを強調してしまう』情報量。

減らしていくべきは、こういったタイプの情報量ですので。
勢いあまって大切な宝物を捨てちゃったりしないでくださいね。

なんか怖いな!! 気をつけます!!
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部屋にマンガを置きたいのに!|【オタクの痛部屋がゴチャ付く理由】


インテリアの世界では、『本』って親のカタキみたいに嫌われます。

あ、わかった。
『部屋にマンガ本を置くな』とかいうやつでしょ。

それよく言われますよね~。
僕もマンガ大好きなんで、あんまり嬉しくないんですが。


これも実は『生活感』と関係しています。
本棚にマンガを並べると、どうしても日常みのある情報量が増えちゃうんで。

あーあー、なるほど。
本があると情報量が増えるから、『本を減らしましょう』が丸暗記の答えになるんですね。


そもそも本の表紙とか背表紙とかって、
『店頭で目を引くため』にデザインされているので、どうしてもゴチャゴチャした見た目になりがちです。これはお部屋に置きにくい。

『紙の本はやめて、電子書籍にしましょう』とか言いますよね。

紙の本で欲しいやん。

あなたがそれを言いますか。
(関連記事)

個人の好みだけの話なら、
『素直に電子書籍にする』『あえて紙で買う』、どっちも自由ですが。

世の中には、なかなか難しい商売がありましてな……。

何です何です?


『読書カフェ』みたいなお店です。
たくさん本を置いて、かつオシャレじゃないといけないという矛盾したビジネスモデル。

あー難しそうですね―。

苦肉の策として、
ちょいちょい見かけるのが『本のカバーをわざと外す』という作戦です。


あえてカバーを外すことで、色数が減って情報量が抑えられる……というアプローチですね。

本当に苦肉の策ですね。


表紙カバーを外すと、書籍本体は色合いが淡い作りになっているので
『原色が中間色に変わる』というリラックス効果も期待できます。

これをマンガ本にも応用すれば!!

カバー裏のオマケ漫画がひょっこり顔を出します。

あれ嬉しいよね。

嬉しいよね。
《関連記事》
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後日追記|読者様からの情報提供【おしゃれな本棚』の作り方


↑後日追記じゃい。
トト山さんが、めっちゃ良い例を発掘してくださったので共有させて頂きます。

おおおおお!!
同じ本棚でも、色合いのトーンが変わるだけでめっちゃ印象が違う!!!

理屈ではわかっていても、実際に目で見るとインパクトがありますでしょ。


トト山さんに感謝しつつ、カラーの影響の大きさを胸に刻みましょう!!

ありがとうございます! 肝に銘じます!!

一冊一冊和紙でくるむとか、ワイはめんどくさいからやらないけど!!!

いつか、くるみたくなる日が来るかもしれませんよフフフ……。

それは良いことなのかどうなのか……。
《関連記事》
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参考文献

どっから出てきた小泉さん!!
今回の記事は『ラーメンの記事』じゃなくて『生活感の記事』だよ!!!!

小泉さんの、アニメ版のオープニング映像なんですけれど。


『画面に同時に表示するメインカラーを 白+1色(+近似色or補色)に抑える 』
……という演出を連発して、必要以上にスタイリッシュに見せているんですよ。

色彩の仕組みが分かっているとトリハダものなので、
機会があったら見てみてください。

本当でしょうね!?
こじつけじゃないですよね!? 信じて良いんですよね!?


特に、OPドアタマ数秒の
『原作 鳴見なる』という文字がこっそり赤からオレンジに変わる反則技なんて、わざとじゃないとできない芸当です。

つくづく。
ラーメンと生活感とは、切っても切れない縁なんだなあ。

一人でシメに入らないでくださいって!!
まだ納得してないですからね!?

ららら・らーめん♪ 大好き♪ こいーずみ、さん♪

それOPじゃなくてアイキャッチですよっ!!!!!
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ハイこんにちわ!!!
今日も、はりきってインテリアの勉強をしましょう!!!