マンガで覚える片付け術：【家政夫のナギサさん】【片付太郎と汚部屋乱子のお片づけレッスン 】｜オタクの趣味部屋ミニマリズム

ハイこんにちわ！　カジマグです！

先日、テレビドラマが始まりました

【私の家政夫ナギサさん】、もう視聴されましたでしょうか？

原作はマンガやで。

これこれ。

ドラマも面白いけど、原作マンガもコミカルで楽しいですよ。

何様やねん。

ちなみに、

ドラマ版のタイトルが【私の家政夫ナギサさん】

マンガ版のタイトルが【家政夫のナギサさん】なので混同しないように注意しましょう。

こちら、ネタバレにならない範囲でフワッとあらすじをご説明させていただきますと。

ようは

『ズボラな女子のところに、萌える家政夫さんが来てくれた！』みたいなお話ですね。

主人公は、メイちゃんという

仕事はデキるけど生活力ゼロのキャリアウーマンさんなのですが。

↑こういう汚部屋で暮らしていたところに、

プロの家政夫であるナギサさん（※オジサン）が突然乱入してきて、勝手にお片付けされちゃうという物語です。

このメイちゃんとナギサさんとの、やりとりがこう……

お互い真剣にがんばってるのにうまくいかないハラハラするおかしみみたいなものが感じられて楽しいんですよねえ。

ただこれ、ドラマ版とマンガ版でね。

基本的なストーリーは同じなんですけれど、けっこうテイストが違っているのでご注意ください。

ドラマ版は【お仕事ドラマ仕立て】

原作マンガ版は【ザ・大人の少女漫画】

みたいな作りですね。

主人公メイちゃんは、『製薬会社のおくすりの営業』みたいなお仕事をしている

バリバリのキャリアウーマンさんなんですが。

ドラマ版は、職場の描写がめっちゃ気合い入れて追加されてます。

同僚さんとかライバル会社さんみたいなキャラもかなり増員されてますね。

まさに『働く女性の物語』って感じです。

メイちゃんが力強い分、

逆に家政夫のナギサさんは頼りないというか……なかなかのオジサン的な扱い。

誤解を恐れずに言えば、若干『かわいいおじさん』みたいな描かれ方になっています。

対して、原作マンガ版。

こちらは全編一貫して、メイちゃんとナギサさんの二人の関係性を追求したラブコメです。

マンガ版はとにかく、ナギサさんが強い。

非常に格好いい描かれ方をしていて、いかにも頼りになる大人の男って感じです。

逆にメイちゃんは、意外とけっこう弱みを見せてくれるかわいらしい印象です。

ザクザクとテンポよくナギサさんにほだされます。

なんというか、こう、

「お二人さん、もう早く付き合っちゃえよ！」って感じの由緒正しい少女漫画の文法ですね。

FEELコミックとかお好きな方は、すんなり読みやすいと思います。

関係ありませんが。

少女マンガ雑誌はたくさんあれど【月刊フラワーズ】が好きだとツウって感じしませんでした？

西炯子せんせいの『STAYシリーズ』とか大ファンです。

ちなみにナギサさんは全一巻なので。

これ一冊だけ買えばラストまで物語ぜんぶ読めますよ。

いや、個人的にはもっと続きを読みたかったんですけど……。

あらためて印象をまとめますと。

ドラマ版は『働く女性の頑張りも楽しめる、オトナのお仕事ドラマ』

マンガ版は『純粋にメイちゃんとナギサさんの二人にフォーカスしたラブコメ』

……みたいな感じですね！

ドラマ版のほうが、いろんな人間関係が深堀りされていて、ねっとりとした旨味があります。

マンガ版は、テンポがよく物語の骨格がシンプルで、主役二人の関係に集中して楽しめます。

「どっち版のほうが優れている！」とかじゃなくて、

あくまで描き方の違いですね。

マンガの文化は『映像で見せて、視覚で読者さんに感じ取って頂く』というもてなしを大事にしますが、

ドラマの文化は『視聴者さんが家事をしながら耳だけで聞いても、だいたいのあらすじが理解できる』ように会話シーンを大切にしますので。

いろいろとお話の調理の仕方が変わるのです。

さて、それでは本題です。

おっしゃる通り、うちはインテリアブログなので……この物語をインテリアに活かせるようにありがた～い説法をしなければなりません。

落ちもの系、全般にも言えることなのですが。

本日はちょっと……皆様に苦言を呈したいと思います。

そうはいかんざき。

いいですか、世の中には二種類の情報があります。

あなたにとって、

『都合が良いけど役に立たない嘘』と

『都合が悪いけど役に立つ真実』です。

人は情報を選ぶときに、無意識でバイアスをかけてしまいます。

同じように二種類の情報が並んでいたとき、

どっちかというと、『都合がいいけど役に立たない嘘』を信じたい。

そういうバイアスです。

「がんばってるのに人生が前に進んでいる気がしない」。

そんなことってありますよね。

たとえ辛くても、たとえ嫌々だったとしても、

『都合が悪いけど役に立つ真実』にきちんと向き合ったとき、あなたの人生は本当の一歩を前進し始めます。

また今日も、目を背けちゃうんですか？

オイオイ、ビビっちゃってるんですか？

認めましょう、あなたの心意気を。今日からあなたはレイブンです。

よろしい。それでは。

……。

本当に言いますよ。

ずばり断言しましょう。

インテリアにはいろいろなテクニックがありますが、

【けっきょく『お部屋の片づけ』をしないとオシャレにならない】。

これが、皆様にとって『都合が悪いけど役に立つ真実』です。

↑デュワァァァアアアアアアアンン。

残念ながら、ごみ屋敷のように散らかっているお部屋が

片付けもせずに『高級ブランド家具を買い足すことでオシャレになる』ことはありません。

運動もしないでメタボ体形、風呂にも入らず髪もボサボサ、無精ひげも伸びっぱなしの状態で、

『高級ブランド服を着るだけでイケメンに見える』ことがないのと一緒です。

ボロボロ出てくるな……。

まあ聞いて。

厳しくてもちゃんと言っておいたほうがマジで為になるからです。

【けっきょく部屋の片づけはしないといけない】。

これは事実です。どんなインテリア技術をもってしても、これだけは逃れられない。

でも。

『だから目を背ける』のではなく、『じゃあどうすれば良いんだろう』と向き合うことができたときに、あなたの人生は一歩前進するのです。

で、役に立つのがこのテの漫画本なのですよ。

よいですか。冒頭で言いたかった苦言はけっきょくコレです。

『家政夫のナギサさん』では、

ナギサさんが家にやってきて勝手にお部屋を掃除してくれますが。

それじゃダメだぞ。

『汚れる→家政夫さんが片付ける』

『汚れる→家政夫さんが片付ける』

この繰り返しを無限にしていいのは石油王だけです。

金銭だけの問題ではありません。

住まい手のあなた自身が変わらなければ、

それは『片付いた部屋』ではなく、永久に『家政夫が片付けたから片付いた部屋』のままなんです。

そこで、ちゃんと

お片付けの理論も学んでほしいところではあるんですが。

僕が、お片付けを強制するのではダメなんだ。

よいですか。

人間は、『やれと言われたらやりたくなくなる』んです。

難しく言うと『内発的な動機』と『外発的な動機』の違いなんですが。

『内発的な動機』というのは、

自分の中から自発的に湧いてきたやる気のことです。

これはすごく強力です。

誰に指図されたわけでもないのに『艦娘』とか『刀剣男士』の名前を何百個も覚えちゃう原動力がこれです。

逆に『外発的な動機』というのが、

人に言われたり、ご褒美目当てにやるような『外部からの刺激』によるモチベーションのことです。

これは、使い方にもよるけど『萎えやすい』という弱点があります。

テストのためだけに英単語を覚えるのは苦痛だし、

試験がおわった翌日にはもうぜんぶ忘れちゃうでしょ？

良い返事やめなさい。

学校の先生が教える歴史の授業は苦手でも、

やじうま根性で『実在のエリザベートバートリーはどんな悪行をした人物なのか』を調べるのは楽しいでしょ？

良い返事やめなさい。

ともあれ。

このように、『内発的な動機』と『外発的な動機』には圧倒的な違いがあるのです。

でな。そんでな。

『お片付け』の道は、深く険しいんです。

ゴミも出さなきゃいけない。

床に落ちてるＴシャツも拾わなきゃいけない。

ずっと放置してる駿河屋のダンボールも捨てなきゃいけない。

『ずっと目を逸らし続けてきたけど本当は言うほど気に入ってないプライズのフィギュア』も処分しなきゃいけない。

我々は、こういった人間の繊細な心の動きを、うまく操らなければなりません。

正直、こんなに難易度の高いお片付けの世界を、

『外発的な動機』だけで戦っていくことは【不可能です】。

ならどうするか。

僕が『片付けなさい』と外発的な提案をしても無駄なんです。

一時的には『じゃあやってみようかな』と思うかもしれないけれど、どうせすぐ飽きます。

僕も実際そういうタイプなんで。

なので、僕は。

皆さんにマンガ媒体をオススメするのです。

いきなりむずかしい【教科書】を読んでも意味はありません。

まずは最強にライトな漫画を読むことで、

「ちょっとお片付けに興味出てきたかも……」という【内発的な動機】をなんとか発生させてください。

今はそんなこと考えなくていい。

いいですか。

僕たちオタクは、興味さえ出てしまえばあとは勝手に自分で勉強・実践します。

『けいおん！』見たらギター買うでしょ？

『ゆるキャン△』見たら松ぼっくり買うでしょ？

『ダンベル何キロ持てる？』見たらダンベル買うでしょ？

『ゾンビランドサガ』見たら

わざわざ佐賀まで【ドライブイン鳥】食べに行くでしょ？

ぜんぶ僕の実体験です。

小手先のテクニックなんて、後付けでどうにでも勉強できます。

でも、内発的な【最初の動機】は、

きっかけがないといつまで経っても生まれません。

とにかく、まずは

『お片付けに興味が生まれる』ことに全力を尽くしてください。

なんとかしてお片付けに興味を持つことができれば、

その興味は一生自分を助けてくれますよ。

という。長々しい理由により。

僕は、お片付けという超絶ハイレベルな問題に対しては、

【入口の入りやすさに全力をかけろ】という提案をいたします。

ハイッ！

そして！　その視点で考えた結果！！

僕が全力を持ってオススメする

最強の【お片付け・やる気アップ漫画】！　それが！

【マンガでわかる 片付太郎と汚部屋乱子のお片づけレッスン】です！

ナギサさんは、やや上級者向けなので。

実生活に役立たせるなら、片付太郎の方がオススメだったりします。

『片付太郎』は！

ズボラなＯＬさんのところに、イケメンなお片付けのプロ【片付太郎】がやってくるお話です！

カブってない！　様式美です！　

確かに似てると言われて否定するのもアレな感じですが。

でもでも、ナギサさんとは受け取る印象がまったく違うんや。

漫画好きなら、そのあたり作品によってうまく使い分けるのです！

こちら、片付太郎。

まあ内容についてはおいおい読んで知ればいいのですけれど、

とにかくメンタルに効く。

「ちょっと俺も片づけしてみようかな」という

気持ちの芽生えを生み出す力が非常に強いんですよね。

・星5つ評価★★★★★　

「なんかよくわからないけど、読むとやる気が出ます」

まあ正確にはコレ、丸々全部がマンガではないのですが。

半分が、お片付け作法のお勉強。

もう半分で、マンガでお片付けストーリーを追いかけていく。

みたいな作りですね。

逆に、ナギサさんは全部『面白い物語だけ』なので。

家政夫さんのお話だけど、お片付けのテクニックとかは紹介されないのでご注意ください。

言っときますけど、僕は片付太郎に救われましたからね？

お片付けなんて、本当に憎くて憎くてしかたなくて。

一生やらないと思ってたんですけど。

太郎読んだら、即日「いっちょやってみっか！」ってなって。

速攻でダンボール１１箱のお洋服を処分しましたもん。

だとしても。

それだって利用しちゃえばこっちのモンです。

もちろん、『読んだ人全員が同じ結果になる』とはとても言えませんが。

本を1冊買って「千円や二千円でやる気が出たらラッキー！」くらいの軽いノリでマンガ系に手を出してみるのはアリなんじゃないかと思います。

人生で、

『千円やそこらで片付けに興味が出るかもしれないチャンス』なんて、そう何回もありませんよ。

大体、マンガ仕立てにしてくれている時点で

『ひとにわかりやすく伝えよう』という意思がありますからね。

その時点ですでにありがたい。

あきらかにわかりやすくする努力を怠っている本を読むのって苦痛ですからね。

わかりやすくする努力を怠っている本は苦痛ですからね！！

というわけで！！！

もし、ちょっとでも興味あるかもと感じた方は、

まあ……別に読まなくてもいいけど、気が向いたらチェックしてみ～れ～ば～？

布教したいんじゃい！！！