京都のインテリア雑貨店『PINT』さんの文化包丁をレビューします!!
▼【様子のおかしいインテリア店】本部▼


好き好き。
ながらく流行ってますよね。『孤独のグルメ』とか大ファンです。

バカ野郎!!

なんで怒ってるの!?


孤独のグルメは『食べ物マンガ』です。
『お料理マンガ』とは、似て非なるものです。

一緒じゃないの……?

ぜんぜん違います。
【ガオガイガー】と【ラブライバー】くらい違います。

そこまで離れてねえだろ。

ぜんぜん違います。
【いなこん】と【かのこん】くらい違う。
【化物語】と【俺物語】くらい違う。

逆に混乱するからやめてください。

【福山潤】さんと【福島潤】さんくらい違う。
【大塚明夫】さんと【大塚周夫】さんくらい違う。
【佐々木望】さんと【ささきのぞみ】さんくらい違う。

そこまでにしようか。

わかって頂けたのなら僕も嬉しいです。


孤独のグルメは食べてるだけですもんね。
お料理マンガってことは、料理しないとね。

『ミスター味っ子』とか『食戟のソーマ』とかがお料理マンガですね。

バカ野郎!!

なんだよもう!!

それは『料理バトルマンガ』です!
『将太の寿司』とか『焼きたて!!ジャぱん』のジャンルでしょうが!

もういいから早く本題に入ってくださいよ!!
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ごく普通のキッチンを襲うプレッシャーの罠|【京都PINT】おしゃれ雑貨とは


ぼちぼちエンジンが温まって参りました。

そんなだから、読者さんに
『お部屋のお片付けを広めないといけないブログなのに、トークが散らかってる』とか言われちゃうんですよ。
※本当に言われました。

うまいこと言いますねえ。

感心してる場合じゃないですよ。


さて料理!
お料理するには、お料理道具が必要です。

フライパンとか、お鍋とかですね。

この『キッチングッズ』というジャンル。
これがねえ……ものすごーくプレッシャーに寄りがちなんですよねえ……。

- お部屋の要素は『リラックスとプレッシャーの割合を2:1にする』
- その『プレッシャー1』は、『個性』と『ハレ』で表現する。

ほとんどの道具が
【金属(プレッシャー)】
【硬い(プレッシャー)】
【無機質(プレッシャー)】と、
ことごとくプレッシャー要素だらけなんですよ。

これは緊張しますね。

道具だけじゃなくて『キッチンそのもの』もですね。
シンク周りとかコンロとか、まあ機能的に仕方ない面も多いのですが。

そのぶん、自分で選べる道具類は慎重にチョイスしてやりたいところです。

何も考えないと、イズミヤで買った銀色グッズばっかりになります。


ただ、プレッシャーも悪い効果だけじゃないのでね。

お料理を【刃物を使う慎重な作業】として捉えるなら、
わざとプレッシャーの要素を増やして【良い意味での緊張感】を保ってやったほうが使いやすいキッチンになります。

ああ、なるほど。
だらけちゃうほどリラックスなキッチンって、なんとなく危なっかしい感じはしますね。

とはいえ。
とはいえ……ですよ。


↑ここまでプレッシャーの割合が多くてハレ感も無いと、
ちょーっと『豊かな暮らしを楽しむ』みたいなワクワク感に乏しいんですよね。

普通こんなもんですよ。ウチの実家もこんな感じです。

もちろん、これがNGというわけではないです。
使いやすいし。リーズナブルだし。

同じインテリアにお金をかけるにしても、
どうせなら『おたま』とかより『リビングの雑貨』を買い替えたい……みたいな気持ちもわかります。


特に、普段から料理しない男子的にはちょっとね。
料理好きの方とかだったら、また違うのかもですけどね。

僕は逆に、
少しでもお料理を楽しくするためにお気に入りのキッチングッズを集めてる感じですよ。

先生はカタチから入るタイプだと信じてました。

わはは。……褒めてないですね?
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「オッサン料理人を敵に回しましたね」|【京都PINT】インテリア雑貨店

んでまあ、探してもなかなか良いのが見つからないのがキッチングッズの常なんですが。

やっと出会えたですよね! 僕好みの【リラックスな包丁】に!


いや。開けろ。

高かったんで、少しずつ行かせてほしかったり。


じゃじゃーん。

刃が隠れてる。ぜんぶ開けろ。

なんで気まぐれでドSなの?


ホホーウ。

リラックスなキッチングッズって難しいんですよ。
金属がプレッシャーだからって、刃物を柔らかい素材で作るわけにもいかないし。

色で工夫しようにも、キッチングッズって気を抜くとすぐ原色カラフルにしてくるでしょ?
デザインも、すぐカワイイ系のファンシーなアプローチしてくるでしょ?

今、何人かのキッチングッズ愛好家を敵に回しましたね。

いや、ほんと多いんですって。


僕の私物なんですけど。例えばこういうやつ。

自分も買っちゃってるじゃん。

かわいいグッズって、ついつい欲しくなっちゃうんですよね……恐ろしい……。

あと刃物系って、高性能な商品もたくさんあるんですけど。
気を抜くとすぐオッサン好みの職人志向というか、板前っぽくしてくるでしょ?

今、何人かのオッサン料理人を敵に回しましたね。


↑こういうやつね。

けっして悪くはないんだけど。
料理得意じゃない人間としては、このテのデザインはちょっと気恥ずかしくて。

今さら恥ずかしいとか言われても。


いや、だって。
『その程度のお料理力で、こんなイキった包丁使うつもりなの?』『なんなの?』『恥ずかしくないの?』『職人ナメてるの?』って思うじゃないですか。

自分で、自分自身に対して思うじゃないですか。

……まあわかる。繊細な男心ですね。

趣味でイラスト書いてる友人に【絵師】って言うと、
恥ずかしがって抵抗するじゃないですか。

繊細な絵描きゴコロですね。
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包丁の【槌目】って何なの? 意味あるの?|【京都PINT】刃物の基礎知識

そこで!
今回購入したのがこれですよ!


ほれ! ほれほれ!

あぶないから! 刃物さわりながらハシャがないで!


細かくパーツを見ていきましょう。
まず目立つのは刀身ですね。


このデコボコ。
ハンマーで叩いた跡で、【槌目(つちめ)】と言います。

何か意味があるんですか?

【鍛造の効果で刀身が丈夫に】なったり、
【刃に空気層(空間)が生まれるので、食材を切るときに張り付かない】
……みたいなことが言われてます。


が、まあ素人のお料理では誤差レベルかな~。
あると嬉しいけど、ハッと驚くほどの違いは体感できないんじゃないかなあ。

でも見た目かっこいいですよね。

そうそう。
機能もだけど、インテリアとしての効果がけっこう大きいかと。

装飾としての魅力ってことですよね。

イエス。
何度かご説明させていただいていますとおり、インテリアは『わざとらしい装飾』を嫌います。

カッコつけるとかっこ悪い、ってやつですね。
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なので、こういう『機能的に』『歴史的に』意味や文脈のある装飾だと、
自然な印象でイヤミがなくてよろしいんですよ。

でも、情報量が増えちゃわない?

『デザインが複雑になる分、情報量が増えてプレッシャーに寄る』ってことですよね。
たしかにそのとおり。


だけど、その分【有機的に】なってるでしょ。
よく言う表現だと【手仕事ならではのぬくもり】みたいなものが感じられると思います。

『無機的=プレッシャー』『有機的=リラックス』ですからね。
情報量が増えた分、職人さんの手触りみたいな有機的な要素でリラックスを補っているわけです。

たしかに、
『グラインダーで削り出したストライプ模様』とかが入っても無機質な印象ですもんね。

『槌目』だからこそのリラックス効果なわけですね。

……。

今日は物分り良いですね。

おまえがドアタマで尺食いまくったから、その分ダンドリ巻いてんだよ!
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ようするにグリップの部分のことですよ。|【京都PINT】包丁の柄(つか)


んで次。
柄(つか)です。

木製ですね。
人工物より自然物のほうがリラックスですからね。
なるほどわかりました、おつかれ様でーす。

巻きすぎ巻きすぎ。
いやこれ、このくらいインテリアっぽいデザインの木製の柄ってほんとレアなんですって。

インテリアっぽいデザインって何やねん……。

『インテリア好きの人が喜びそうなデザイン』のことです。

脊髄反射で喋るのやめてください。


なんか、普通というか。
割とどこにでもありそうな気もするんですけど。

その普通が難しいんだって。
お話を伺うとコレ、『家庭用ナイフ』的なイメージでデザインされたそうで。

本気のものづくりで刀身を製造してるけど、
見た目は職人包丁っぽくならないように気を遣っておられるとのこと。

ああ、たしかに職人包丁っぽくないですね。


そのために、これ柄までわざわざ専用で手作りしてるらしいですよ。
普通は、『刀身は特注でも、柄は有りものをくっつけるだけ』ってことが多いんですけど。

涙ぐましい努力ですね。

ですので、『手作りだから個体ごとに刀身に違いがある』のと同時に、『柄も一つ一つ形が違う』そうです。
素敵なストーリーなんですけど、これ一体どこまでお客さんに伝わるのかしら。

スタッフさんいわく、
『出張販売で陳列しても、見た目が一見普通っぽくて見栄えしないんです……』とのことでした。

その普通っぽさがこだわりなのに……。


しかもこれ。実はですね。
刀身を固定している『鋲(びょう)』が……なんと真鍮製(しんちゅうせい)なんですよ。

フワーオ♥

いや、わからん。
インテリア好きにとって、真鍮がどれほどフワーオな素材なのかわからん。

とくべつ高級素材ってわけじゃないですけど。
金属の中では『色のトーンが落ち着いていて』『家具と合わせやすい黄系の色味で』『経年変化が楽しめる』という特徴がありますので。

機能的には必須じゃないけど、使われてるとなんか嬉しい素材って感じですね。

なるほどわからん。


↑包丁全体のサイズは、無印良品のバナナバウムと比べるとこれくらい。

一般的な包丁より、気持ち大きめかな。
キャベツまるごと切ったりできる、非常に使いやすいサイズ感ですね。

待て待て待て。どっから出てきたんだバナナバウム。

いや、【刃渡り〇〇センチメートル】とか言ってもピンとこないでしょ。

なので、
どこのご家庭にもある無印良品のバナナバウムを比較に使おうかと。

なんでそんなにバナナバウムをひいきするんだ。


そうだ。
よかったらこの包丁、『試し切り』してみますか?

え! いいの!?

刃物なので気をつけてくださいね。
よく言うでしょ。『左手は添えるだけ』『靴下は履いたまま』。

今なんつった?


フワーオ♥

このとおり、切れ味も抜群ですね。

……めっちゃうまい。

食ってるし。
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本アイテム最大の致命的な弱点。|いざ京都のインテリアショップへ!


と、ここまで良いところばかりを並べてまいりましたが。

実は、致命的な弱点があるんです。

なんですなんです。
下手すりゃ評価がひっくり返りますよ。

実はですね、この包丁……。


販売されているお店が、クッソ入りにくい雰囲気なんです。


ワイには無理です。

入店するためには、
勇気を出してこの怪しい雑居ビルに足を踏み入れなければなりません。


薄暗く、陰鬱な瘴気の漂う階段を登って、三階へ。

余計な不安を煽らないでください。


おめでとうございます。
ココまでくればもう大丈夫、上記の扉を開ければもう店内です。

開けられねえよ。

入店したとき、スタッフさんから
『初めてですよね? ここ……入りにくかったですよね(苦笑)』と言われてしまいました。

自覚あるんかい。

カジマグが買ったのは、いちばん下の【文化包丁】です。

で、まあこんな感じで並んでいますんで。
お好みのやつをどうぞ。

通販とかやってないの?


やってますけど。
さっき言ったでしょ、『個体ごとに刀身と柄が微妙に違う』って。

来店すれば、
在庫を全部並べて【いちばん気に入ったやつ】を選ばせて頂けます。

チクショウ! 選びたい!

ちなみに僕は『リラックスに寄せたい』という意図があったので、
在庫5本の中から『いちばん柄の色が淡いやつ』を購入させていただきました。

普通の包丁と並べてみれば、
柄の色の淡さが、けっこう印象に影響を与えているのが分かるかと思います↓

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おまけの飯テロです。|【京都PINT】素敵なキッチン生活を!!


というわけで!
言うてもお高いアイテムなんで『買え買え』とは言えないんですけど。

何かしら家財道具の選び方や、発想の足しになって頂ければ幸いです。

なんせ刃物ですからね。
読者さんは、先生みたいに見た目ばっかり気にしてないで、ちゃんと使い勝手とかも考えて判断してくださいね。


ちなみに今回のお店、PINTさん。

入店難度は高めですが、
いったん入ってしまえば、スタッフさんたち穏やかで優しい方ばかりなので、言うほどビビらなくて大丈夫ですよ。

実は、さっきから言葉の端々からそんな気がしてました。

じゃ、そういうことで!
僕はこの包丁でお料理作ってきます!


本日のメニューは、【鶏そぼろの生姜たっぷりカレー】です! じゃあの!!

飯テロするだけして、どっか行っちゃうんだもんなあ!!

京都府京都市上京区西三本木通荒神口下る上生洲町221 キトウビル301号室
雑談コーナー

【食戟のソーマ】って、
本編ストーリーと関係なく、なぜか『まだ流行ってない駆け出しミュージシャンを発掘してOP・EDに起用する』という試みをされてまして。

名曲とか多いんですか?

個人的には2クール目のエンディングが最高にツボで、いまだに聞いてます。
大森靖子さんの【さっちゃんのセクシーカレー】って曲。

こういう、ちょっと悲しい気持ちのエッセンスが入ってる曲好きなんですよねぇ……。

そんなことより『料理バトル漫画』みたいな
ジャンル分けの面倒くささに文句があるんですけれど。

料理マンガと料理バトルマンガは別ですよ!
『筋トレを教えてくれるマンガ』と『ボクシングでチャンピオンを目指すマンガ』が同じジャンルだって言うんですかアナタは!


じゃあ『美味しんぼ』はどうなんですか。
そのときの気分によって好き放題やってるでしょアレ。

美味しんぼは、『美味しんぼ』ってジャンルです。

左様け。


関係ないけど、
『北斗の拳 イチゴ味』とか『1日外出録ハンチョウ』みたいな、往年の名作を画風似せてパロディするジャンルあるじゃないですか。

『美味しんぼ』と『頭文字D』があれやったら絶対面白いと思って、
ずっと待ってるんですけれど。まだなんですかね。

ワイに聞かれても困ります。

絵が似てるだけで笑う自信ある。

なんか失礼やぞ。なんか。
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