どうして金持ちは【誰も居ない庭を】明るく照らすのか。|照明の視点で考えるガーデニングとは?

インテリア照明のおしゃれな選び方|『金持ち』と『照明』と『ガーデニング』

ごめん!! もっかい照明です!!

どしたんですか?

前回、《照明のその他コラム》みたいなやつ書いて

第一部・完みたいなフンイキ出してたんですけれど。

 

<ブログ前回記事

 ■おまけコラムと裏技『間接照明』『シルバーランプ』

  

出してたんですけれど、ウッカリ忘れがありました。

もうひとつ要素を思い出したので、これ片付けてから次の話題に移りたいなぁと思ったりなんかして。

いやはや。超かっこわるい。

自分で言うんかい。

  

「次はないわよ」

   

というわけで、エクストラステージのお題はこちら!!

『どうして金持ちは【誰もいない庭を】明るく照らすのか』!

おおお、ミステリー!!

  

   

我々はその謎を探るべく、アマゾンの奥地へと向かった……。

向かわないで。

  

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ハイ帰国しました。

すぐ適当なこと言う。

  

※室外照明のイメージです。

 

えー、お庭の照明。

……これ、そもそも何のためにあると思います?

え? そうですね。

『防犯』でしょ。

あと足元とか暗かったら危ないし、『安全』のためっていうのもありますよね。

よいですよよいですよ。その通りです。

  

  

あとはこう。

……「俺はこんな豪邸に住んでるんだぜ」っていうイキリのためですね!!

ハイそこコラーっっ!!!! 

ピィーッ!! ピピピィーッッ!!(※ホイッスル)

    

「それ以上いけない」

 

近い近い近い。

お庭が豪華なお宅がうらやましいからって、

ついついジェラシーしてしまうお気持ちは確かにわかります。

確かにわかります。

気持ちがこもってる。

ですが! 我々はインテリアの道を進む者!!

思考停止して『金持ちの道楽』で片づけないで、きちんと効果を分析してみましょう!!

え、ていうか論理的な効果とかあるの?

 

  

「よーしパパ、クリスマスのイルミネーション飾っちゃうよ~」

ってだけの話じゃないの?

「よーしパパ、コロボックルの置物飾っちゃうよ~」

ってだけの話じゃないの?

コロボックルは照明関係ないでしょ。

ドサクサでなに羨ましがってるんですか。

      

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それはガーデニングの専門家に聞いてくれ。|インテリア視点の『照明』論

「よーしパパ機関車飾っちゃうぞ!」

 

まず大前提。

『お庭を素敵に照らしましょう』というのは、エクステリアの領域・考え方です。

エクステリア。

  

※コロボックルの置物のイメージです。

  

外観のことです。

インテリアが内観、エクステリアが外観です。

えっと、それってつまり?

インテリアとエクステリアとは、根本的に別のもの。

他ジャンルの学問ってことです。

ほーん。

 

※ガーデニングのイメージです。

 

ですので、

『どんな風に花壇を照らしたら、オシャレなお庭になるの?』という視点はいったん忘れてください。

それはガーデニングの専門家に聞いてくれ。

もう話おわっちゃうじゃん!!

バカ野郎!!

  

   

だからこそ、今回の主題は

『インテリアの視点で考えた、庭を明るく照らす意味』なんだよっ!!

そんなの意味あるの!? 関係なくない……?????

   

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まずは【借景】の考え方を理解するんだ!|『金持ち』『照明』『ガーデニング』

よしいくぞ!!

今回の主題に、関係のある理論はコレだっっっ!!!!

 

<過去記事>

家具を『サイズ』で見るのは勘違い

●【お部屋全体が、広々としているほどリラックス】

●【お部屋全体が、狭苦しいほどプレッシャー】

  

『お部屋は、広々としているほどリラックス』

……この仕組みが関係しています!!

え、庭の話でしたよね?

おとなしく聞くのです。

  

  

ガーデニングの世界には、

『借景(しゃっけい)』という上級テクニックがあります。

なんか、古式ゆかしい雰囲気の日本語ですね。

借景とは、自宅のお庭を

『遠くに見える風景もコミコミでコーディネート』することです。

 

※彦根城庭園・玄宮園は
『彦根城の天守』そのものを借景に設計されています。

 

庭から見える方角に富士山があるならば。

富士山のある風景を計算に入れて、富士山がよく引き立つようにお庭をコーディネートするのです。

『風景を』『借りて』、コーディネートに活用するから『借景』です。

それこそ金持ちの道楽じゃんか。

  

  

遠くに【怪獣】の見える風景ならば、もちろん怪獣を意識して。

【UFO】が見えるならば、それもUFOを主役にして。

でっかい【アイロン】が見える街ならば、アイロンありきの庭を造るのです。

グリッドマン!!

ニアアンダーセブン!!

フリクリ!!

  

 

画像引用元:TVアニメ「SSSS.GRIDMAN」公式様より

  

でな。

お庭と遠景がゆるやかにつながっているのと同様に、

お部屋とお庭も、窓越しにゆるやかにつながっているんじゃよ。

ふむ。

『遠景を庭の一部』として活用することができるのならば、

ひるがえって『庭もインテリアの一部』として活用することができるのですよ。

 

※庭をインテリアの一部として取り込む。

 

庭が、遠くの風景を借りてコーディネートに利用できるのと同じで、

お部屋も、庭の風景を借りてコーディネートに利用できるわけです。

室内の窓から、お庭を借景するわけですね。

ふーむ。

   

▼『借景を活かした』ビジュアル作りをしましょう!▼

画像引用元:TVアニメ「SSSS.GRIDMAN」公式様より

       

まだよくわかりませんが。

つまり、庭師とか雇ってる貴族の造園テクニックの話ですね。

違わい。

  

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どうして金持ちは【誰もいない庭を】明るく照らすのか

 

今回の主題を思い出してください。

インテリアの視点で考える、

『どうして金持ちは【誰もいない庭を】明るく照らすのか』です。

ふむ。

もちろん、

まったく一切、1ミリたりとも見栄の感情が皆無とは言いませんけれど。

  

「ささやかなパーティーへようこそ!」

  

少なくとも何かしらの目に見える効果もあるから

施工会社さんもお勧めするし、お客さんも採用するわけです。

『お部屋は広々としているほどリラックス』が関係していて、

『庭もインテリアの一部』としてコーディネートできる……でしたよね。

  

※庭もインテリアの一部です。

  

部屋からは、窓越しに庭が見えるわけだから……。

ひらめいた!!

『庭をすっきりさせておくと、お部屋も広く見える』だ!!

惜しい!!!

今回は照明の話だっ!!!

  

   

答えはこちら!!

窓の外まで視線が抜けると、実際よりもお部屋が広く感じられる!!

でも、お庭を照らしておかないと外が見えないんだ!!

ああ。

お庭が薄暗いからボヤケちゃうんですね。

違う!!

    

   

窓越しに空間を見るとき!!

暗い場所から明るい空間は見えるけど!!

明るい場所から暗い空間は見えないんだ!!

え、そっ、そんな現象って……ええっと!!

…………なんか、ある気がする!!

  

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【窓ガラスの反射】を意識してガーデニング照明を整備するのです。

※『暗い場所』から『明るい場所』は
よく見える例です。

  

朝起きて窓の外を見ると、

太陽サンサンの明るいお庭を見渡すことができます。

ですが、夜寝る前に窓を見ると、

窓ガラスが鏡みたいになって、庭ではなく自分の顔が映ります

 

※窓に『自分の顔が反射』するイメージです。
この写真は、なんか映り込みじゃない気もしますけど。

 

仕組みはよくわからないけど、体験したことあります。

これ、なんでかっていうと、単純に窓ガラスの反射が原因です。

  

  

人間の目は、光を頼りに視覚情報を集めていますので、

『お外の明るさ』より、

『窓ガラスが反射した室内の明かり』のほうが強かったら、そっちが見えてしまうのです。

ホウ!!

 

※庭より室内の方がグッと明るい状態。
窓に室内照明が反射してます。

 

お庭に照明がないと、

夕方以降ずっと『外より室内の方が明るい状態』が続くので、せっかくのお庭が見えなくなります。

これだと『お部屋を広々と見せる効果』を享受できないわけですね。

ハハー! なるほどねー!!

 

 ▼『外が明るい』とよく見えます▼

  

「メリークリスマス……?」

   

これをちょっと乱暴にまとめますと。

うい!!!

『金持ちが【誰もいない庭】を明るく照らす理由』は、

室内を広々と見せてリラックスに寄せられるから。

という見方ができるわけです。

へえー! へえー! ふーんふーん!!

  

窓の外に電気ついてなかったら
▼『部屋自体が狭く』感じるはずです▼

(※これは状況が違いますがイメージ例ってことで!)

   

きらびやかな庭を

通行人に見せびらかしてるように感じるかもしれませんが、

お部屋でくつろいでいる住まい手様ご自身にとって、

ちゃんと意味のあるリラックス効果が得られているわけですよ。

目からウロコです。

ジェラシーのあまり、自分が偏見に染まっていたことがよくわかりました。

まあ、半分は本当に見栄でしょうけどね。

今それ言う?

  

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【空間の連続性】を意識してガーデニング照明を整備するのです

「うまく使うのよ」

   

ちょっとだけオマケです。

エクステリアは専門外ですが、ひとつだけコツをお話しておきます。

やーい、ヘンなこと言って怒られろ~。

やめろ。マジでやめろ。

 

 

えー、インテリアの視点で考える限り、

『窓から見えるお庭の風景』を有効活用できればできるほどよろしいのですが。

何も考えずにお庭を作ったら、

お部屋と全く関係のない庭ができあがります。

ていうか、普通そうだよね。

  

「ここは私だけの世界!」

  

それはそれで良いんですけど、

これだと窓ガラスを境界にして無関係の世界が広がっているように見える状態ですので。

『広々とした部屋』というより、

『お外キレイだね』という印象になりやすいです。

いいじゃん別に。

いいんですけど!!

別に全くいいんですけれど!!

  

「あなたもいらっしゃい……」

  

でも!! お庭に!!

最後の一滴までインテリアの役に立ってもらうためには、一工夫したいところです!!

インテリアの都合しか考えられない大人。

そのためには、

室内とお庭との関係に、『連続性を持たせるということを意識してみましょう!

 

  

    

お部屋とお庭との両方に、

何かしらの共通の要素を入れてやるのです!

え、例えばどういう?

室内とお庭に、

同じ色味の木材を使ってやる、同じ種類の観葉植物を置いてやる、同じ電球色の照明を使ってやる……みたいなことです!

  

   

『北欧風』『西海岸風』みたいにジャンルを統一してもいいし、

アクセントカラーとして『部屋も庭もちょっとだけ赤を使おう』みたいな合わせ方も面白い。

ああ、たしかに統一感が出そうですね。

あと上級テクにはなるんですが、

室内に等間隔にモノを配置して、

庭にも同じ等間隔でモノを配置すると、めちゃめちゃ関連性を感じさせることができます。

いろいろありますなあ!!

 

 

※窓辺に、ガーデニング感のある
植木鉢&グリーン

 

 

※室内とお庭を
リゾート調で統一

 

 

※窓の外と内、両方に
『質感の似たドライフラワー』とかも面白いですね。

 

 

こういう小細工をすることによって、

なんとなく『この部屋と庭はトータルでコーディネートされてるんだな』という印象を生み出しましょう!

すなわちこれが、

『お部屋と庭がつながっているような感覚』……つまり部屋と庭との連続性です。

ホッホーッ! そういう意味だったんですね!!

お部屋をすっきりさせたいときの優先順位的には、

まあ、ちょっと後回しにしたくなる部分だと思いますけれど。

  

「庭まで手が回らないよ……」

     

気が向いたときに!

いざチャレンジしてみたくなったときに!

「そういや、そんな要素あったなぁ」と思い出してみてくださいませ。

アイヨー!!

ガーデニングの専門家さんに

「本当に合ってる?」「ねえ本当かな?」って聞いておきます。

やめろ。だからマジでとにかくやめろ。

  

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