【オタクVSミニマリスト】:趣味活とミニマリズムを両立させる?
斬新な被害者ヅラですね。
ひと昔前はさ。
断捨離っていうと「奥さんが勝手にダンナの宝物を捨てちゃった~!」みたいなネガティブなニュースが多かったじゃないですか。
ふむ。
『私は断捨離が得意です』って言うと警戒される空気はありましたね。
だけど最近はもう、『私はミニマリストです』って普通でしょ?
ちゃんと理解と市民権を得て、ジャンルとして普及しましたねえ。
物をため込むことを本分とするオタクには、
非常に生きにくい世界になっちゃったなぁと思いまして。
カジマグ先生もすぐ『お片付けしなさい!』って正論で殴ってくるし。
なんで僕を悪者みたいに言うんだ……。
やはりここは、ミニマリズムと全面対決するしかないかなと。
得意のカラテで、世界中のミニマリストを全員消すしかないかなと。
地道なタイプの危険思想。
あの、たぶん大きな誤解をしてると思うんですけど、
『ミニマリズム』と『コレクター趣味』とは共存できますよ?
……。
え? あ、なんか聞き間違いかな?
『ミニマリズム』と・『コレクター趣味』とは・共存・できますよ。
シッ!!
うわっ!? カラテチョップ!?
仕留めそこなったか……。
解説しますっっっ!!!
本日のお題は、【ミニマリズムとコレクター趣味】!!!
ミニマリストだからといって、雑貨を飾っちゃいけないわけじゃないし!!
コレクターだからといって、お片付けをサボる言い訳にはなりません!!
シッ!!!
あぶなっ!?
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【オタクVSミニマリスト】:断捨離に苦手意識を持ちすぎないで
あの。
最初に認識を擦り合わせておきたいんですけれど。
『ミニマリスト』って、何をしてる人だと思ってます?
何でもかんでも捨てまくってる人のことを『ミニマリスト』と言います!!
違ぁうッ!!!
そう勘違いしてると思ったよ!!!
この世でいちばん『部屋に何も置いてない人』こそが、最強のミニマリストの称号を得ます!!
だから違うってば!!
それ、いちばん多く広まっちゃってる誤解です!!!
往生際のわるいことを言う。
あのね。
ミニマリストの本分は、【究極のちょうどいい】を模索することなんですよ。
ワイは、お部屋に趣味グッズがどっさりある状態が『究極のちょうどいい』です。
……。
いやあ。
あなたの『好き』を体現させた、究極に素晴らしいお部屋ですねえ。
まあ。……まあね。
雑貨もコモノも、すべてあなたが心から愛してるアイテムばかりなんですねえ。
ちょっとリーズナブルなフィギュアとかも、
あえてわざわざ選んで飾ってらっしゃるんだろうなあ。
……まあ、せっかくだから飾ってるってやつもあるよね。もったいないし。
これで『究極にちょうどいい』状態なんだから、
気になるグッズが発売しても、よっぽどじゃないと追加購入とかはしないんだろうなぁ。
……今、注文してる『到着待ち』のタペストリーが少々あります。
もうちょっと整理したら、コレクションが更に引き立つんだけどなあ。
勝手にお掃除したら迷惑だろうなあ。
か、片づけしてくれるっていうなら、むしろお願いしたいくらいで。
……。
本当に『究極にちょうどいい』状態なんですか?
とりあえず話を聞くから、
最初に一発だけ殴らせて?
まあ、今のは僕も悪かった。
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【断捨離自慢に騙されないで】:ガマン大会じゃなくて『よりよく暮らす知恵』
あのですね。
ミニマリズムっていうのは、
『ガマン大会』じゃなくて、『気持ちよく暮らすための知恵』なんですよ。
にわかには信じられません!!
ミニマリズムをそのまま和訳すると、
『必要最小限主義』……くらいの意味になります。
『捨て』を強要する語感!!!
ビンカンだなぁ……。
『必要最小限』ってことは、
逆に言うと、本当に必要なものは『マジで必要』ってことです。
『断捨離』だけが
▼ミニマリズムではありません▼
ぬーん?
そりゃ、自己分析を重ねて吟味の上で検討をしますが、
ミニマリストさんだって、生活を楽しむために
『アートが本当に必要』だと判断したらちゃんと飾られますし、
あなたにとって趣味グッズが本当に必要なら、
それも無理に捨てる必要はないんです。
ッ!!! オタクに優しい!!!
だから、『ちゃんと吟味しろよ』ってのがミニマリズムです。
キシャアアアアアッッッ!!!!!
上げて落とす!!!! ミニマリズムは悪ッッッ!!!!
今回どういうテンションなんや。
なんか頭の中に、
ミニマリズムは『捨て』を強要してくるイメージがどうしてもあるんですよね……。
初心者のうちは多少アートとか飾っていいかもしれないけど、
ちょっと本格的にミニマルするなら、もう『部屋にあるのはエアコンだけ』みたいな世界になるんじゃないかなと。
それ逆です。
ガマン大会のチキンレースやってる人こそ『偽ミニマリスト』です。
ニセミニマリスト。
乱暴に決めつけましたね。
自分にとっての【究極のちょうどいい】を追求するのがミニマリズムなんだから、
『捨てれば捨てるほどエライ』と思ってる人はむしろ本質理解してないでしょ。
ははあ、なるほど。
ミニマリズムってのは、物が減って必要最小限になることで
最後まで残った『本当に好きな物』が際立つことが重要なんですよ。
これはただの
▼『何もない部屋』▼
厳選して残したものが
▼『際立つ』のがミニマリズムです▼
まあ確かに。
『ミニマリストが唯一捨てなかった最強のガジェット』……みたいに言われると気になりますもんね。
でしょ?
『捨てれば捨てるほどエライ』と思っていたら、
どうしても捨てられずに最後まで残った『本当に好きな物』なんて悪ですもんね。
そして、この『本当に好きな物』に正解なんてありません。
好みや生活スタイルは人それぞれですから。
人によっては、それこそ便利なガジェットでもいいし、
『心を豊かにしてくれる趣味グッズ』でも構わないわけです。
『好きなものを絞る』と
▼個性が際立ちます▼
唐突な小熊ちゃん。
『捨てること』は、あくまで素敵な暮らしをするための『手段』です。
捨てること自体が『目的』になると、
せっかくのミニマリズムがファッション化してしまうので気を付けてくださいね。
ふむ。
ちょうど、時代的にミニマリズムの普及とSNSの普及が重なっちゃったから、
『俺はこんなに捨てたぜ自慢』が増えがちだったんですよ。
本物のミニマリストさんからすれば、むしろ『誤解を広めてくれるな』って感じですからね。
注意喚起されてる方もよく見かけましたよ。
あ、そうなんだ。
世界中のミニマリストさんたちが、ワイのために……。
そこまでは言ってませんけど。
【『捨てた自慢』は偽ミニマリスト?】
本当のミニマリストさんだって、言葉のアヤで「こんなに捨てたよ~」くらい言います。
『その場の発言一つ』よりも『文脈全体』で信ぴょう性を判断しましょう。
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【オタクにとっての断捨離】:「趣味活を楽しむために本当に必要なもの」は捨てないで
というわけでね。
『実は余分だったもの』……は、ちゃんと捨てる。
『実は足りなかったもの』……も、ちゃんと足す。
これをもう、めちゃくちゃ深く考えまくって
超絶追求するのが本当のミニマリズムなんですよ。
ん。ん。
ただ、世の中には圧倒的に『持ちすぎ』の人が多いから、
どうしても『足す』作業よりも『減らす』作業の方が目立っちゃうだけなんですよね。
まあ~~、
ミニマリストやる前から『モノが少なすぎ状態』の人なんて、そうそういないでしょうね。
スキマがあったら『何か物を置きたくなる』のが人情ですからね。
お部屋が『ぎゅうぎゅう詰め状態の嬉しさ』と、
お部屋で『あえて余白を楽しむこと』とを、
冷静に天秤にかけた経験がない方も多いでしょう。
ないです。
ちゃんと比べて考えようって発想がそもそも無いです。
なんなら『捨てたほうが良いかも』っていう結論に辿り着くのが怖いから、
わざと比べてないフシさえありますね。
ほっといたら、
モノが永久に増え続ける人ばっかりですからね。僕も含めて。
どうしても、捨てる比重が大きくなりがちではありますが、
本当は『増やす作業』も『減らす作業』も、どっちも『ちょうどいい』を追求してるだけなんですよ。
ふぅーむ。
どうしても大切なものは
▼『収納』で対処できます▼
でもそんなの、答えなんてなかなか出なくない?
そうそう。
どうせ答えなんて出ません。それでいいんです。
『ベスト以外は許さない』んじゃなくて、
『よりベターを追求し続ける』姿勢が大事なんですよ。
そうなるでしょうねえ。
ミニマリズムは
▼『追求し続ける』長い旅です▼
また唐突な小熊ちゃん。
『何が一番適正か』、なんて人によって違うわけですから。
どこにも万人向けの答えなんてないので、
『自分にとってのちょうどいい』を模索し続けるしかないんです。
うむりうむり。
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【いちばんNGなのは】:無思考に「オタクだから環境整備は不要」と決めつけること。
というところを踏まえますと。
オタクにとってのミニマリズムっていうのは、
『本当に大切な趣味グッズ』をイヤイヤ捨てることじゃないんです。
だんだん分かってきた気がします。
まず一つ。
『①減らす』ベクトル。
これは、ちゃんと自分と向き合って、
『よく考えたらそんなに大切じゃなかったもの』は適正な量にするということ。
『よく考えたらそんなに大切じゃなかったもの』。
ホント言うと心当たりがあります!!!
耳が!!! 耳が痛い!!!!!
今まで『見て見ぬふりをしてきたもの』を!!
ごまかさずに真剣に見つめなおしなさいってことなんですよ!!
いいんだけど!!
理解はできるんだけど認めるのが精神的にツライ!!
そしてもう一つ。
『②増やす』ベクトル。
たとえば趣味活をより快適に楽しむために、
ちゃんと『環境の整備』に目を向けてみること。
ほっとくと自分じゃ絶対やらないことばっかりだな……。
あくまで一例ですが。
例えばオタク趣味のあなたが『実家の自室』を作るとき。
環境に回す予算は限界まで切り詰めて、
なるべく本棚もベッドも『安ければ安いほどヨシ』とするでしょ?
1円でも予算を削って、ゲームやグッズを買うのに回します!!!
それはそれで良いんだけれど。
本当にそこ節約するのが『自分にとって一番豊かな暮らし』なのか
……を、一歩立ち止まって考えてみるわけですよ。
うぅーん。ニガテなやつです。
漫画が好きなら、『使いやすい本棚』を足した方がよくないか。
アニメが好きなら、『座り心地の良いソファ』を足した方がよくないか。
……スーパーカブ好きなら、『バイク用品』をそろえた方がよくないか?
急に何言い出したの、この子。
付き合ったんだよ!!! そっちのノリに!!!!
とまあ、そういう色んなことを逐一検討するわけですね。
もちろん、結果として『不要だった』ならそれで構わないんです。
大事なのは『ちゃんと考えてみる』こと。
ぐぬぬ……。
買ったはいいけど、
『けっきょく気に入らなかったフィギュア』とかあるでしょ?
ありまぁす!!!!
そういう『お買い物の失敗』全般。
熟考することで事前に判断できてたら、お金の節約にもなるわけですからね。
『1万円の微妙なフィギュア』をついつい惰性で3体買ってしまうのと、
『3万円のオシャレなディスプレイケース』を新規導入するのと、
どっちが趣味活を幸せにできるのか、ちゃんと考えて買い物するんですよ。
環境の整備は、うまくやると趣味活全体に効果があるからなぁ……。
↑お部屋に配置できる家具・雑貨のスロットなんて、
引っ越しやリフォームをしない限り増やせないんですよ。
せっかく趣味活に『貴重な予算』を使うなら、
どうせ出撃予定のない『押し入れの補欠』をまた増員するよりも
スタメン全員にバフをかけた方がお得じゃないかって話ですよ。
ゲーム用語で例えられると反論しにくいっっっ!!!
……のだけれど、実際やるのはめちゃくちゃ難しそうですな。
気持ちはわかりますけどね。
『グッズ自体』を買い足すか……
▼『引き立てるサポート用品』を買い足すか……▼
でも理想って、目指さないと永遠に近づけないですから。
先ほども言いましたけれど『よりベターを追求し続ける姿勢』が大事なんですよ。
それはまあ、納得できますね。
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推しキャラクターが
▼『ミニマルできてない』例です▼
『推しメン』を絞って
▼『環境に投資』した一例です▼
というわけで!!!
インテリアってのは、そもそも『よりよく暮らすため』のものだから、
ミニマリズムとの相性は良いはずなんですが!!!
これまで聞いてきた解説で考えると、
ほぼ同じものみたいな気さえしてきますね。
インテリアとミニマリズムは
▼表裏一体です▼
ただ、
インテリアショップさんとかは『商品を買ってもらわなきゃいけない宿命』がありますからね。
『モノの数を適正にしましょう』『ちゃんと吟味してから買いましょう』
……とは言いにくいんですよ。
そりゃそうだ。
ですので。
『捨てるのが正解』『増やすのが正解』みたいな二元論じゃなくて、
よりよく暮らすためには、どうするのが自分に合っているのか。
ん、ん。
これを考えるきっかけになれば嬉しいな~と思いまして、
ミニマル専門ではないインテリアブログですが一筆書かせて頂きました。
インテリアショップさんが『厳選する大切さ』を言い出しにくいのと同じで、
ミニマリストさんも『増やす嬉しさ』は説きにくいでしょうしね。
究極は、『どちらの視点もバランスよく持つ』のが
いちばん豊かな暮らしに近づけるだろうなぁと思いますので、
僭越ながら『インテリア畑の一人』として、
まずはこちらから歩み寄らせて頂いた次第です。
歩み寄ったのはカジマグ先生だけで、
ワイはどうか知りませんけどね。
つれないなあ。
▼「どうしてもお持ち帰りされますか?」▼
ともあれ!!
モノがいっぱいのお部屋に
『無数のオタクグッズ』が埋まっていたら『ただの汚部屋』だけど!!
ふぁいすみませんっっっ!!!!
▼ミニマル『できてない』例です▼
モノの少ないお部屋に
『厳選した美少女フィギュア』が飾られていたら、
それはもう『ミニマルなディスプレイ部屋』なんですよ!!
理論上は分かるような気がします!!!!
厳選することで
▼『好き』が引き立ちます▼
モノを減らすことに抵抗を感じるのは、すごくよくわかりますが!!
余計なものが無いことで、
『本当の好き』が強調される……というのは、趣味活的に非常~~に重要な視点でございますので!!
ふぁい!!!
まあ。
しんどくならない範囲で、頭の隅で覚えておいて頂けたら幸いです。
りょうかいでーす!!!
▲アニメ版▲
動画派の方は
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最近、『ミニマリスト』が普及しすぎて肩身が狭いんです。