【おしゃれなオタク部屋の作り方】:インテリアは『色数』が重要です。
▼【様子のおかしいインテリア店】本部▼
梅雨えげつないですよね。
こんな日は、おうちでゆっくりインテリアな気分になってしまいますね!
フフフ。先生のそういうところ、好きじゃないですよ。
ジメジメしてると、お部屋まで真っ暗な雰囲気になってしまいます。
ちょ! 俺の部屋!
勝手に加工しないでくださいよ!
というわけで!
本日はインテリアにおける『色』の勉強をしていきましょう!
聞きゃしねえ!
特に【色数】についてのお話になります!
ん? 『色のお話』じゃなくて『色数のお話』なんですね。
それって何か意味あるんですか?
ありますとも。
なんなら、色より色数のほうが重要です。
なんですか、この写真。
おまえの部屋だよ!!
そんなことねえよッ! じゃあ真ん中に座ってんの俺かよッ!
撮影ご協力ありがとうございました!!
そのへんで拾ってきた無料画像でしょ!
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【オタクの趣味部屋インテリア】:お部屋の『要素を分析』しましょう!
誰の部屋なのかは、さておき。
とりあえず「オシャレな部屋だね~!」とは感じませんでしたよね。
そうですね。
画像のチョイスに悪意を感じるレベルです。
このお写真を見て、
『じゃあこの部分を、こう直せばオシャレになるね』と分かるのであれば、インテリア理論なんて学ぶ必要はありません。
ですね。
オシャレじゃないことは分かるけど、仕組みはよくわかんないです。
ていうか、こんなんアウトに決まってるでしょ。
わかってるよ!
ですよね!
ウッウッ……普通だったら『フィギュアぜんぶ捨てろ』で済むはずなのに……。
うちは、
『オタク趣味をあきらめずにインテリアを楽しみましょう』
……ってコンセプトだから無駄に大変なんですよ。
自業自得じゃないですか。
まあ僕も自分のフィギュア捨てたくないですからね。
けっこうケロッとしてる。
関係ないけど、お写真のフィギュア。
一瞬ガンプラに見えたけど、トランスフォーマーっぽいですかね。
どっちでもいいです。
それです!
どれだよ!
当ブログは、あくまで
『どんな趣味でも使えるインテリア理論』をお伝えしていく方針です。
『ガンダムならどうなの?』とか『トランスフォーマーはどうなの?』とか、
個別のアイテムの話ばかりしていても埒が明きません。
ふむ。
この部屋にゴチャゴチャ並んでいるフィギュアたちが、
『よく見れば仮面ライダーだった。じゃあオシャレだね!』
とはならないですよね。
ならないですね。
『初音ミク』さんが並んでいたら、どうでしょう?
萌えますけど、やっぱりオシャレにはならないです。むしろ逆効果では。
このお部屋がおしゃれに見えない原因は、
『トランスフォーマーが置かれているから』ではなく、
『トランスフォーマーがゴチャゴチャと置かれているから』なんですよ。
ううーん。いまいち納得できません。
仮に、トランスフォーマーが『スッキリと』置かれていたらオシャレかって言っても、微妙な気がします。
こちらの画像をご覧ください。
ア”ア”ッ!! なんか! 感じが良い!!!!
さっき、なんて言ってましたっけ。
『初音ミクはむしろ逆効果』でしたっけ。
嫌味な言い方しやがるぜ……。しかしこれは、たしかに……。
悪いのは!!
ミクさんじゃなくて!!
お前のインテリア術だったんだよ!!
だからアレはワイの部屋じゃないですって!
今日はいつにも増して当たりがキツイな!
というわけで!
トランスフォーマーでもミクさんでも関係なく、うまくやればイケるんです。
さきほど仰っていた『どっちでもいい』というのが大切なんですよ。
むむむ。
『俺はヒーローを飾ってるから、美少女フィギュアを飾ってるやつよりマシだぜ?』みたいな、
なんとなくのイメージにすがるのはやめましょう。
どんな装飾物にも共通する、根源的な仕組みを
自由に操れるようになるのです!
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【オタクの趣味部屋インテリア】:おしゃれの仕組みの一つが『色数』です。
並べてみました。
やめて差し上げて。
こころなしか、
左の『座ってる人』と、右の『ミクさんぬいぐるみ』が
鏡みたいに好対照になっていて、なんだかとってもバッドな気持ちになりますね。
だからやめろって言ったんだよ。
この2例が、どうしてここまで印象が違うのか。
たくさん理由はありますけれど、今回は【色数】に着目していきます。
- お部屋の要素は『リラックスとプレッシャーの割合を2:1にする』
- その『プレッシャー1』は、『個性』と『ハレ』で表現する。
復習です。
上記がインテリアの基礎ルールですね。
定番のやつですね。
これを元にして「さあ、リラックスな部屋を作ろう!」と思っても、
お部屋の何をどう変えたらリラックスなのかが分からなければ工夫のしようがありません。
そこで必要になってくるのが、
お部屋の様々な要素を検証するモノの見方です。
説明する説明するって言って、ずっと後回しにしてたやつ。
すまんな。色々と忙しくてな。
ははっ、こやつめ。
いでででででっ、ほっぺたつねらないで。
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【オタクの趣味部屋インテリア】:色数の『リラックスとプレッシャー』
では当てはめましょう! ずばり!!
■【お部屋の色数が少ないほどリラックス】
■【お部屋の色数が多いほどプレッシャー】
なんですよ!
フーン。
https://roomclip.jp/photo/ef9P
こちらは、お部屋のベース色を『白』と『木材』に統一されていますね。
たしかに。
何色がメインになっているのか、素人の俺でも分かります。
非常に色数の少ないリラックスな状態です。
そこにプレッシャー(情報量の多いもの)として、ミクさんを配置されているわけですね。
プレッシャーは【個性】と【ハレ】で表現する、でした。
カンペキです。
このミクさん、あきらかに住まい手様の個性ですよね。
誰が見ても、一目で分かる個性だと思います!!
https://roomclip.jp/photo/ef9P
↑しかも【ハレ】要素も満点。
ハレ感とは、いい意味での『特別感』『非日常感』を表現する言葉でした。
特別感めっちゃあります。
どこをとっても素晴らしい、
非常~にステキなお部屋だと思いますね。
↑対して、こちらを見ていきましょう。
処刑タイムですね。
人聞き悪いな。
【処刑タイム】
戦隊モノとかプリキュアとかで毎話展開される、敵のボスにトドメをさす段取りのこと。
ここで再生されるBGMを『処刑用BGM』と呼ぶ。
↑まず、お部屋のベースは何色になっているでしょうか?
もはや、どの色がベースカラーかなのかわかりません。
お部屋全体で、全部でいくつ色が使われていますでしょうか。
数えるだけでうんざりします。
【色数が多いほどプレッシャー】なわけですから、これはいけません。
このお部屋の場合、
色数の視点で見たリラックスとプレッシャーの割合は、『0:3』でしょう。
バランスも何も、プレッシャーしかないお部屋なわけです。
これだと全体がゴチャゴチャしすぎて、メインディッシュが生きないんですね。
そのとおり。
お部屋の土台をリラックスに寄せておくことで、初めて
少量差し込まれたプレッシャーが【素敵なメインディッシュとして生きる】んです。
え、ひょっとして。
この例の場合、カラフルなロボットは片っ端から捨てろって話ですか?
信じられない! 警察呼びますよ!
早まらないで。
本人がそれでいいなら良いんですが、趣味人ってそうじゃないでしょう。
フィギュアを生かしたまま調整するなら、
『フィギュア以外の色数を限界まで減らす』ことを提案しますね。
ははあ。
【家具】に注目してみてください。
パッと見はフィギュアの印象ばかりが目立ちますが、よく見ると棚の色がバラバラです。
うおお、ホンマや! ちぐはぐや!
『テーブル』『ディスプレイ棚』『パソコン周辺機器』『椅子』などなど。
備品全般のカラーを統一してやれば、もうちょっとリラックスに寄るかなと思います。
別にこの工夫をしても、フィギュア趣味に悪影響ないでしょ?
たしかに『フィギュア以外』で色数の調整をするのは、
趣味と関係ありませんもんね。
『白』と『黒』と『木材』。
そこまで「めちゃくちゃ色数が多い!」ってほどじゃないんですが……。
色の配置は、
いったん別の色に切り替わるたびに多色の印象が増えちゃうんですよ。
木があって、白があって、黒があって……もう一回白があって、
黒があって、最後にまた木……みたいなね。
ああああああぁぁあぁぁ、たしかに、ね~~っ……。
こちら、非常に『色の切り替え』が多いです。
これ、よけいに色がとっちらかって見えちゃうんですよね。
『同じ色の家具は同じ場所に置く』という工夫をするだけでも、
少し印象をやわらげることができますよ。
お手本みたいなお部屋ですね。
ミクさんのお部屋は、そのあたりもカンペキです。
ちゃんと色ごとにだいたいのポジションが定まってるでしょ?
ほんとだ!! ちゃんと意味あるんですね、こういう小細工!!
小細工じゃなくてテクニックです。技術ですノウハウです。
↑あとこれ、特にブルーのゴミ箱はなんとかしたいですね。
備品の中で、これだけ色が違うんですよね。
となりに並んでるのと同じ、黒のゴミ箱にしますかね。
いえ。
色違いで二つ並んでいるということは『分別するという目的』があるでしょうから、隣と同じ黒は不便でしょう。
黒を選ばず、かつ色数を増やさないよう、
まずは『白』か『木の色』と合わせてやれないか検討してみると良いと思います。
ハハー、そうやって考えていくんですね。
やる気や予算と相談になりますが、
可能なら『床』や『壁』の色まで統一できるとミュージアムみたいになりますよ。
実現性はともあれ、なるほどです。
↑写真の男性も、少しは笑顔になられたかもしれません。
この人いじるのもう勘弁してあげて。
参考文献
ニチアサあるあるといえば、丹羽庭せんせいの『トクサツガガガ』ですね。
そんな常識みたいに言われても。
特撮オタクを隠して暮らしているOLさん『仲村さん』のマニアックな日々。
何度読んでも悪い意味で目頭が熱くなります。(※褒め言葉)
おおやけに出版されているマンガで、
【特撮ヒーローの尻が良い】などと明言した作品はなかなか例がありません。
面白いですよね。
なんかドラマ化してましたっけ。
してました。
けど、アニメ化も忘れないでやってほしいですね。
ノイタミナとかで放送してくれたらスゲーありがたいんですけど。
ノイタミナとかで放送してくれたらスゲーありがたいんですけど!
うるさいな……。
ここはそういうアピールをするコーナーじゃないですよ。
【ノイタミナ】
『ハチミツとクローバー』をアニメ化するために生まれたフジテレビの放送枠。
ターゲット層に『大人の女性』を意識している珍しい戦略で、総じて丁寧な作りの傑作が多い。人によって思い浮かべる代表作がだいぶ違う。
僕は、『海月姫』『C』『四畳半神話大系』『さらざんまい』あたり好きですね。
いや、『あの花』と『PSYCHO-PASS』でしょ。
ううむ、『つり球』も捨てがたい……。
聞けよ!!!!!
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こんばんわ! カジマグです!
いや、ここんとこマジで雨ばっかりですね!