【照明・電球の使い方】:照明計画で『気になるデメリット」ありますよね
うぇーいです!!!!
<ブログ前回記事>
▼みんな『一室一灯』『適材適照』を教わってないよねという話▼
今回でシリーズ三作目ですね!
ハリウッド映画だともう絞りカスみたいになってる頃合いです!
もっと良い例えないの?
超ざっくりおさらいしますと、
まず『照明って意外と重要ですよ』ということ。
まったく同じ部屋でも、照明が違うだけでガラッと印象が変わるんですよね。
そして次が、『暗いことも大切なんだよ』ということ。
お部屋は、『暗いほうがリラックス』『明るいほうがプレッシャー』でした。
そして、【一室一灯(いっしついっとう)】。
天井にパルック的な照明を一個だけ配置して、
それひとつでお部屋全体を明るくしようという考え方を【一室一灯】と言います。
対して、【適材適照(てきざいてきしょう)】。
複数の照明器具を使うことで、お部屋の『適切な場所』に『適切な光量』の明かりを配置して、
他の場所をわざと暗いまま残しておくテクニックを【適材適照】と言います。
イメージ画像に文句がありますけど、言いたいことは分かります。
さて、ここまで照明の勉強を進めてきて。
ひとつ、ある疑問が浮かんだことだと思います。
……? なんだろう?
その通り!!
『お部屋、めっちゃ暗くならない?』という疑問です!!
段取りの鬼か。
- お部屋の要素は『リラックスとプレッシャーの割合を2:1にする』
- その『プレッシャー1』は、『個性』と『ハレ』で表現する。
お部屋を『 リラックス2 : プレッシャー1 』にしたいとき!
照明の公式をそのまま当てはめて
『 暗さ2 : 明るさ1 』にしてしまうと、どう考えてもめっちゃ暗い!!
で、でも、基礎ルールでそうなってるんだし……。
もちろん、メカニズム的にはそうです!!
暗くなければ光も際立ちません! 周りが暗い夜空だからこそ花火は美しいのです!!
だけど現実問題、『 暗さ2 : 明るさ1 』で生活するってどうですか!
お部屋の明るさ33%です!!
これは暗い! 耐えられない!!
三分の一なら『33.33…%』だと思います。
次そのクソリプ言ったら破門します。
今のはワイが悪かった。
この『お部屋暗すぎ問題』!!
こいつをどう落とし前つけるのか! 本日はこの部分を掘り下げていきましょう!!
ふぁい!!
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【照明・電球の使い方】:『電球の色』『蛍光灯の色』を正しく理解しよう
まずひとつ目!!
照明のリラックス度は、『明るさ暗さだけ』で決まるわけじゃない!!
【電球色(オレンジ色の明かり)はリラックス】
【蛍光灯色(青白い明かり)はプレッシャー】
なんですよ!!
ホッホホウ!
電球(リラックス) 蛍光灯(プレッシャー)
左の写真が電球色。右の写真が蛍光灯色。
まあ、なんとなくわかりますよね。
なんとなくわかります。
ツイッターでもコメントを頂きましたが、
普通、家に帰ってまで『仕事場のフンイキ』で暮らしたくないものです。
忠太郎さん、コメントありがとうございました!
ありがとうございました!!
この、『仕事場のフンイキ』というやつ。
明るすぎることも原因のひとつですが、蛍光灯を使っていることも関係しています。
えー。
仕事場は、仕事をするための場所です。当たり前ですけど。
仕事をするには、いい意味での緊張感が必要です。
手元もよく見えないといけない。
だから蛍光灯(プレッシャー)を使って、
お部屋を隅々まで明るく照らす(プレッシャー)。
プレッシャーだらけですが、目的にかなっているのです。
ハハーなるほど。
でも、これを自宅でもやってしまうと、
落ち着かないプライベートルームになってしまうわけですね。
その通り。
蛍光灯は、光の色自体もプレッシャーなのですが、
そもそもイメージ的に職場の印象があるので、どうしてもオシャに見せにくい。
【イメージ的に職場の印象がある】
インテリアで最も使いにくい『ケ(日常)のプレッシャー』になるということです。これは非常に嬉しくない。
電球色(オレンジ色)の明かりを意識的に配置されてます。
しかし、電球色であれば
暖かみのある光の色自体がリラックスなので戦いやすい。
電球色の職場って、なかなか無いですしね。
『陰を残すこと』も大切ですが、
『電球色を使うこと』でもリラックスを稼ぐことができるので、
必要なシーンではどんどん活用していきましょう!
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【照明・電球の使い方】なんでなの? なんで人間って『照明の色』に影響を受けるの?
で、『どうして電球色だとリラックスを感じられるの?』という話なんですが。
え、それ説明あんの?
ありますよ。当たり前でしょ。
先生、そういう部分のフォローほんとネチっこいですよね。
僕はずっとこういうの知りたかったから!!
知りたいのに誰も教えてくれなかったから!!
自分が話す立場になったらぜったい言おうって思ってたんですよ!!
わ、わかった。わかりましたから。
好きに言いなよ。
まさかのワガママ扱い。
さて。
どうして、ひとは『蛍光灯』よりも『電球』にリラックスを感じるのでしょうか。
『新品よりレトロな方がリラックス』みたいなルールありましたよね。
蛍光灯より電球のほうが昔に発明されたから……とか?
ブッブー!!
目の付け所は素晴らしいですが、ザンネン違います。
罰ゲームとして『しばいぬ子さんのモノマネ』を言い渡します。
よろしクーンッッッッ!!!!!
電球の発明も蛍光灯の発明も、どちらも1800年代~1900年代の話です。
この短期間で人間のDNAに『電球色はレトロだからリラックスだなあ』とは刻まれません。
じゃあ何が理由なんだってばよ。
人類が、最も古くから付き合ってきた明かり。
それすなわち【太陽】です。
ははあ。なるほどですけど。
これって、電球色と蛍光灯色に関係してるの?
太陽の光ってね。
朝は青白くて、夕方はオレンジ色なんですよ。
なにゃっ!?
どっちも同じ太陽ですけど、朝は青白くて、夕方はオレンジ色。
これが、人間が最も親しんできた明かりとしてDNAに刻まれてるんですよね。
以前の記事でもお話しましたが、
人間は『昼間に活動して夜眠る生き物』です。
朝の光を浴びると体の働きが活発になるし、夜の光を浴びると眠たくなっちゃう。
これがそのまま『プレッシャー感とリラックス感』になっているわけですね。
はっはあ~、なるほどなるほど。
すごいですね! 勉強になります!
で、どうして朝と夕方で太陽の色が違うかと言うと、
光学の世界の『レイリー散乱』という現象が関係しています。
まだ深堀りするの!?
インテリアブログの領域越えてません!?
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【照明・電球の使い方】横道に逸れるのもまた人生。|これが本当の『昼光色』
レイリー散乱とは、光の屈折現象のことです。
本当に説明するの!?
限界までカンタンに説明しますんで。
ちょっとだけ付き合ってくださいよ。
まず地球があります。
なんだかオオゴトになってきたぞ……。
で、地球の周りには大気があります。
ここに太陽光が降りそそぐわけですが、
太陽光の中に含まれる【青い光】は、『大気圏内では拡散されやすい』という性質があるんですね。
読者様へ。
興味ない方は読み飛ばして大丈夫ですからね。
仮に、この地球のてっぺんに自分がいると仮定してみてください。
えらい寒そうなところに住んでますね。
クソリプは制裁!
わー!! わかったわかった!!
えー、まっ昼間……仮に正午としましょう。
太陽が空の真上にある状態では、【『太陽光が、大気の層を通る距離』が最短】になります。
ほむほむ。
この場合、太陽光の中の【青い光】は
ちょっとだけ拡散されて空いっぱいに青い色が広がります。
昼間のお空が青いのは、この現象のせいです。
ですが夕方、
とりわけ日の入りの直前は、真横から光が入ってくる角度になるため
【『太陽光が、大気の層を通る距離』が最長】になります。
あーハイハイ。なんとなく、ふむ。
この場合、【青い光】は
あまりに長い距離を拡散され続けてしまうため、ほとんどどっかいっちゃって、
地表に届く頃には赤系の光ばっかりが残ります。
これが、夕方の空がオレンジ色に染まる理由。
はぁー、そうなんだ。
戦車の傾斜装甲と同じです。
よけい分かりにくくなる例えやめろ。
【傾斜装甲(けいしゃそうこう)】
【避弾経始(ひだんけいし)】
戦車は『斜めむいた装甲デザイン』にすることで、同じ厚みのテッパンでも砲弾が貫通しにくくなる工夫がされています。
で、最後が早朝。
『日の出の直前』です。
これは、まだ太陽光の本体ズバリが直接自宅まで届いていない状態。
ほいほい。
地球のてっぺんにいる自分の住居には、
太陽光が大気の層を通るときに拡散された【『青い光だけ』が届いている】状態です。
この時間帯を【ブルーアワー】と言います。
一日の中で、おうちに最初に届く光は青いんですよ。
へぇー! へぇーへぇーっっ!!
もちろん、
ブルーアワーの後に、日の出のタイミングでいったんオレンジ色になるし、
夜は日の入りの後に青い光だけが届くタイミングもあるんですけれど。
ようは、人間の体がどう感じるかなので。
人類は、ブルーアワーで目を覚まして、夕方だなと思ったら真っ暗になる前に家帰って寝る生活を長年続けてきたので、
もう体がそうなっちゃってるんでしょうね。
言い方が軽薄!!
ちなみに、
夜に『スマホをいじってブルーライトを目にする』と眠れなくなるよ……という生活の知恵がありますが。
あれも、
目と脳がブルーライトを『早朝のブルーアワー』『日中の晴天』と勘違いしてしまうために起こると考えられます。
……へ、へぇー。
やめましょうね。寝る前のスマホ。
……ちょうど寝ようとしたときに限って、
レベルが上がってスタミナ回復しちゃうんですよね。
言い訳ダメ! 絶対!!
『ブルーアワー』は、レイリー散乱だけでなくオゾンの影響も関係していると言われています。
厳密な知識はウチに期待しないでマジメに勉強してくれ。グッドラック!!
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さて!!
照明シリーズの続きです!!